さて5008が我が家にやってきて数か月、ちょっと最近はCOVID-19のこともあり遠出もできない日々が続いていますね。
数か月乗っての個人的な感想やいいと思うところ、最後にちょっと気になるところも書いてみます。
自分の車贔屓になってしまうのは仕方ないですが(笑)
ということでまずはハードウエアのほうです。
個人的な感想ですが、5008はSUVの皮をかぶった便利な乗用車というかMPVと私は考えています。
そもそも5008は設計段階から4WDを考えていません。まあもともとPSAは3008ベースのFRという不思議な構成の車体で2WDでパリダカ走っていたぐらいなのでもともと4WDには興味がないのだと思います。
実際電子制御で悪路もそれなりに走れるようですが、後輪も駆動輪でないことも影響してか独立懸架ではありませんし特殊な状況でなければ2WDで問題ないというのがメーカー見解ではないでしょうか。
でもこの割り切った設計のおかげで5008はとても便利な車になっていると私は思います。
1.4WDを意識する必要がないため、フロアを下げることができており全高が低く低重心
2.同様のためセンタートンネルがなく2列目フロアに段差がない
3.後輪サスを4WDを考えないトーションビームとすることで荷室フロアも低く、3列目居住性が最低限確保され、収納された状態でも可搬性が良好で積載量が多い。
4.こうした設計により全長とタイヤ径をベースに考えた際、ホイールベースが非常に長いため3列目を含めた有効室内長が長く、また走行安定性が高い
→これはなかなかのもので、5008は全長4640ですが、ホイールベースは2840あります。
例えばCX8と比較すると全長は4900とかなり異なるのにホイールベースは2930と差が少ないです。同じ全長くらいの車だと、タイヤ径の小さいミニバンであるセレナでは全長4685でホイールベースが2860と非常に近いです。5008は背が低く、幅がありますが。
ちなみにSUVでサイズ感の近いものだと新型ハリアーがあります。全長4740と10センチ長いですが、ホイールベースは2690と少ないです。幅と背丈はほぼ同様ですが、5人乗りということもありかなりコンセプトが違うことが数字からも一目瞭然ですね。
5.ホイールベースが相対的に長いためオーバーハングが前後とも少なく、アパーチャーアングル、デパーチャーアングルが大きく、最低地上高も高いため下をこする心配がほぼない。代償として最小旋回半径が大きくなってしまっているが、前席と前輪の距離が短めで、オーバーハングが短いため不自由をあまり感じない。ただしサイドをこすらないように注意が必要。
あと、賛否があるようですが個人的にはi-cockpitは気に入ってます。
(以下、アップライトで正しいと僕が思うドライビングポジションをとった場合です。)
まず、視線の移動が少ないです。デジタルの各種メーターが上のほうにあるので下を見る必要がありません。また、8インチディスプレイを見る際にも水平に視線を移動するだけですみ合理的です。また、正しく座ると頭をシートにつけた状態でちょうど手を伸ばして操作できる位置にあります。
現代の車でハンドルが大きい必要性はあまりありませんし、手ごたえもしっかりあります。ハンドル中心軸を自分の胸骨の上縁くらいにすると、ハンドルを回す際に肩関節の動きが最小限で済み人間工学的にも正しい動きになると思います。
視界も良好です。最近のデザイン重視で左後方の目視が不可能な車と異なり、リアの窓は小さいもののちゃんと視界が確保されています。広いサンルーフもあり、3列目でも閉塞感は強くありません。(物理的なスペースは狭いですが、意外に実用性は確保されていると個人的には思います。)
最後にハードとして気になるところです。
下をのぞくと普通の片出しマフラーですが、バンパーのデザインは両側出しマフラーのようになってます。個人的にはそこは別に見栄を張らなくてもいいかなと思いました(笑)
フロントの超音波センサがバンパーの最下部についているので誤検知が多いです。
後席は多少リクライニングが出来ますが、そこまで寝ません。むしろ寝かせてないとかなりアップライトな状態になるため背が高い人だと天井にくっつきます。
2列目までの乗車では寝かせた状態くらいがデフォルトになるのではないでしょうか?もうちょっと寝かせても安全性には問題ないと思うのですが。
皆さんはどう思われますか?
Posted at 2020/04/30 23:44:24 | |
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