極寒の北海道をコマ図を読み取りながら走るラリーに参加して居た。
全日程四日間、1日の走行距離はおよそ300キロほど。
順位やタイムを競う事は無く、あくまでもツーリングを楽しむのがラリーのコンセプト。
3日目には紋別市で人生初めての流氷観光が出来ると楽しみにして居たが、その思いは2日目の朝にして打ち砕かれた。
2日目の朝、旭川市内のホテルを出発、その日の集合場所へ30分ほど移動して到着。
エンジン切ってその後ブリーフィング。
イベントスタートという事でエンジン始動。
その時なんと無く掛かりが悪い感触。
そして、ラリースタートの順番を待っている間にアイドリング回転が不安定に。
おかしいと思い、一旦エンジンを切ったら2度と掛からなくなった。
その場で色々と対処を試みたが復旧せず。
やむおえずスタートは諦め、レッカー要請。
ラリーそのものはまだ棄権して居なかったので、今後不具合が解消したら後から追いかけるつもりで居た。
しかし、状況は悪化。
まず、北海道旭川市にランドローバーの並行輸入車を見る事が出来るショップは無い。
町工場は有るが、どこまで直せるか分からない。
購入したClevelandに道内に当てがあるか聞いたが、無いとの事。
レッカー車で20分ほど走り、整備工場へ。
工場長自らフィルターにスチームを当てたり、燃料ポンプの作動を簡易的に点検してくれたりしたが、エンジンまで燃料が送られて居ない事が判明。
ポンプか、フィルターかは不明。
万事休す。
その時点でラリー主催者にDNFを申告。
車は自走不能との事で、販売店に東京までの陸送を要請、高額な陸送料になると思うが、北海道に車を預けられる所が無いとなれば他に手立て無し。
最初に受け入れしてくれた整備工場に車を置き去りにし、俺は電車を乗り継いで失意の元に自宅へと向かう事になった。
燃料系のトラブルは今回が初めてでは無い。
過去に燃料タンクに大量の錆水が混入し、フィルター目詰まりエンジン出力不足などが有った。
またしても今回も、最初に対処した時錆色の水がフィルターから出た。
前回水抜きしたのは12月たった2ヶ月でエンストするほどに水が溜まるのはここ数年では無い。
タンク周りに水が簡単に入り込む箇所ができているのでは無いのかと推測。
にしても、旅先でこれだけの深刻なトラブルをこうも連発されては信用も何もあったもんじゃ無い。
3年か4年前の錆水大量混入の件も、販売店の点検不行き届きだったわけだし、その後の不具合は車そのものの構造上の欠陥による物だ。
周りからはいい車だカッコいいだと言われるが、もう今の俺にその言葉は響かない。
車から既に心が離れているのを実感する。
早く乗り換えたいが、高額なものだけにそう簡単には行かない。
乗り換えの最有力候補は今年の秋に再々発売されると言うランドクルーザー70だ。
その話が持ち上がる前に昨年始め300系をオーダーしているのだが、それはキャンセルして70系に切り替える意思を営業には伝えてある。
もう爆弾を抱えての不安なドライブは精神衛生上良く無い。
早く安心して遠出出来る車に買い替えたい。
早くしてくれトヨタ自動車!!
Posted at 2023/02/24 22:28:51 | |
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