青山水源地~三井用水取入口跡 エピローグ「廃道の先にあるもの」津久井湖
投稿日 : 2008年09月20日
1
前回までのあらすじ
110年前に過酷な難工事の末創設された、
日本で始めての近代水道、横浜水道の幻の水源地、三井をめざした一行であったが、
土砂崩れによる通行止めによりチャレンジを断念。第二目的地の青山へ向かった。
現在の水源地である青山では城山隧道と楽園を発見!
一応の成果を上げるものの、後ろ髪を引かれる思いで津久井を後にするのだった。
そして翌週....
我々は再び津久井の地に降り立った。
幻の三井水源地跡を求めて!
ベースキャンプ地の津久井又野公園に車を止めて、装備の確認を行い、ここからは徒歩で向かいます。
先週と同じく名手橋(つり橋)を渡ります
2
廃道入り口付近では、
様々な警告が探検隊に撤退を促します
かつては機能していたであろう通行規制用ゲートと、厳重な鉄パイプのバリケードがこの先の困難を暗示します
3
で
いきなりこれです(゚Д゚;≡゚Д゚;)
やはり2号車(MTB)の導入だったか!
と思いながら先へ進むと!
4
(((( ;゚д゚))))
落石というよりもう既に道が無いです!!
度重なる土砂崩れにより、右の斜面から崩れた土砂がガードレールの
高さを越えています。
左はずっと崖の状態で右は急斜面。歩く所もありません。
我々探検隊はこの状況を危険と判断、B班をこの手前に残し、A班のみがアタックする事とします。
土砂崩れの危険状態を綿密に調べた上で、行動時間を20分に限定、
20分以内に入り口
(三井水源地跡は廃道からさらに崖下へ下る為)
が発見できなければ、直ちに撤退する条件でアタックを開始しました。
こんな所が5箇所位あります。
5
そしてアタック開始から15分後、
時間切れタイムアップか!?
汗だくで前進する隊員の視界が一気に開けました。
写真:左上
ついに「横浜市水道局」の看板を発見!
三井用水取入口跡の文字も確認できます。
一気に気持ちも盛り上ります! もう少しだ!
但し、目的地は更に遥か崖の下、足場が組んでありますが急角度、腐食の進んでいる箇所もあり慎重且つ迅速に下ります。
そろそろ膝が笑いはじめた頃.....
見えてきました!
6
津久井町三井、
崖下の湖畔にそれはひっそりと残っていた。
辺りには誰もいない
道もない
地元の人ですらその存在を殆ど知らない
でもそれは確かにあった
110年の昔、この場所から
横浜市野毛山の浄水場まで水を運んでいた
7
自然に還りつつある水道遺産。
毎日ポンプアップで賑やかであったであろう現役時代と、当時の難工事に従事された方々の苦労に思いを馳せ、
探検隊は津久井を後にします。
8
やり遂げた充実感と軽い筋肉痛に包まれながら
(完)
Special Thanks! tag_cyan
(Kyoudoujyuku-Jyukuchyou and Hyoudoujyuku-Jyukuchyou)
http://minkara.carview.co.jp/userid/260950/car/153796/490809/photo.aspx
神奈川県道515号三井相模湖線
○地図
赤線は今回歩いた廃道、
青線は通常車両通行可能(神業が必要)ですが、
最近は土砂崩れの為通行止めとなっています。
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