2017年06月09日
サイドカーショップ東海の仕事術
【ご注意】
この文章は誹謗中傷の意図はなく、私が実際に見聞きしたことを書きましたが、場合によっては削除されるかもしれません。しかし、安全性に関わる話も含まれるため、あえて書き残しました。
話が長くなるので、概略からです。
新しく手に入れたマシンは、正式名称「SR-URALコンプリートサイドカー」というものです。ヤマハのSR400にロシアのウラル製の船をつけたもので、13年ほど前にワイズギアから発売された、ヤマハ製サイドカーです。
サイドカーの操縦性についてはまた別に書くかもしれませんが、他のサイドカーに乗ったこともなく、これで普通なのかどうかも分からない状況でした。
そこでセッティングを見てもらおうと、ショップを探してたどりついた先が「サイドカーショップ東海」でした。とにかくサイドカーの専門店が全国に数えるほどしかなく、ここか、次に東なら静岡のコロフィー、西ならNK-AUTOという感じです。この地区で専門店といえば、ここ一択しかありません。
そこへ車両を持ち込んで、色々話をした結果、行った作業は、
【相手からのメールの一部・ママ】
お早うございます、フロント、リヤサスの強化、カー側ベアリング、ドラム研磨、ブレーキシュー研磨、アジャストフレーム製作 リヤアジャストフレーム変更、サイセッティング全て終了致しました。
これは作業完了のメールですが、上記の通りです。
車両を持って行った際に、バネを交換すると見違えるように良くなるよ、とは言われていました。
支払いの段階で「外したバネを下さい」とお願いすると(まあ、当然ですわな)、バネは交換していないとの返事。前後共バネ上部にカラーを入れてサスペンションを強化したとのこと。「いやいや、カラー入れてプリロードかけても、バネは硬くはならんでしょう」と突っ込むと、次のようなお返事が。
「バネ交換すると1本10万はするよ、うちは三百円のカラーを挟むことでサスを強化しているんだ。そのノウハウと作業料が1本2万円なんだ。うちのサイドカーはみんなこの方法でサスを強化しているんだ!」
「だからプリロードかけてもバネレートは変わらんでしょうが!」と言うと、
「あ、そうですかうちのやり方が気に入らないのなら元に戻します」と手のひらを返して、作業を開始しました。
あまりにあっさり引き下がるので拍子抜けです(これは想像でしかありませんが、この手のトラブルを織り込み済み?)。
実は車両を取りに行く前日の夜に、次のようなページを見つけていたのです。
http://glkazu.web.fc2.com/page_mygl_bike_fork-brake.html
どう思われるかは、これを読んでいるみなさんにお任せします。ショップ名が伏字じゃなけりゃ、ショップに持って行く前になんとかなったかもしれなかったのですが...。
そんなこともあり、ここに書き記した次第です。
で、その戻し作業ですが、
ある程度以上の大きさのボルト、ナットは「インパクトレンチ」で外す(どんなトルクで締め付けた?)
外した部品はコンクリートの地べたに置く(サスとフォーク下部に擦り傷が入ったと思われる)
締め付け作業の9割は「柄の長さ40センチはあろうかというモンキーレンチ」で「ギュー、グイッ・グイッ・グイッ」と力一杯でトルク管理は皆無(そりゃインパクトレンチいるわ)
フロントフォークのキャップを開けるのにインナーパイプを直に万力で固定(....)
もちろんフロントフォークの平行出しも行う訳もなく...。
フロントディスクブレーキもパッドが当たって、シャリシャリどころか、シャーーーーーーと当たり続ける始末
さすがにこの作業を目の当たりにして、乗って帰りたくはなかったのです、その場で複数のショップに電話して引き取りに来てもらおうかと思いましたが、ことごとくサイドカーはダメだと断られました。
結局、高トルク締め付けでゆがみ、アジャストフレームで無理やりアジャストしたせいでゆがみ(最初に見た時、ひとめ見て分かるくらいまでキャンバー角をつけられていた)が出たマシンで家まで帰ってきました。速度は出ますが、ブレーキもあまりつかわず、車間もとれますので高速道路で。
とりあえず、無事帰ってきて(笑)、ブログ書いております。
作業が終わった時に、とりあえず元の状態に戻したから、もういいでしょみたいな態度だったもんで、
「いやいや、そんなトルクレンチも使わないような整備されて、逆にどうしてくれるんだ」みたいなことを言ったら、
「俺の整備はモンキーレンチでもいけるんだ、そういう主義がいやなら他でやりゃあいいだろ」と逆ギレされました。
他にお客がいたので、まあこのあたりで引き返してきました。
うちのガレージでリヤサスを見ましたが、おそらくカラーでプリロードが15ミリはかけられていたようです。最弱からの15ミリじゃないですよ、ノーマル状態から15ミリです。1Gでの沈み込み量が少なすぎるでしょうし、ほとんど伸びの余裕がないので、路面のギャップがあったら危ないと思うのですが....。
サイドカーショップ東海のサイドカーは、ノーマルのバネに極度のプリロードをかけて姿勢をフラットにしたものの上に、整備時に超高トルクでボルト・ナットが締め付けられています。
こちらのサイドカーに乗ってる方も多いですが、一度他のショップのものに乗ってみたらどうかとも思いますが。
まあ、人のことより、自分のサイドカーをどうしようか、というところです。
ワイズギア製なのに、YSPにはことごとく整備を断られてるんですが.....。ヤマハも問題ありだな(苦笑)。
ブログ一覧 |
その他イロイロ | 日記
Posted at
2017/06/09 21:39:20
今、あなたにおすすめ