【クーラー完結編・後編】パーキングクーラーの正しいガス充填方法はこうだった!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
パーキングクーラーへの
ガス充填作業の続きです d(^_^o)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2343910/car/3165237/7794146/note.aspx
真空引きが終わったあとなので、
今はマニホールドゲージの両バルブが
全閉した状態で、
黄色ホースにサービス缶バルブを
付けたところからですね!
これからの作業はガスを扱うので
車内の風通しが悪くならないよう
窓やドアは開けておいたほうがいいですよ!
それでは
一本目のR134aガス缶を高圧側に入れますよ!
①黄色ホースを繋いだサービス缶バルブの針を引っ込めた状態でガス缶を付ける
②サービス缶バルブを回して針を出しきり(見えないので感覚で判断してください)、出しきったら今度は逆に回して針を引っ込めてください
これで黄色ホースの中には
R134aガスが入っていきますが、
黄色ホースを外したときに
空気も入っているわけです d( ̄  ̄)
しかし、ガス缶からの圧力で
空気はマニホールドゲージ近くに
集まっているわけですね!
2
で、
黄色ホースに残っている空気を抜かないと
クーラー内に空気が入ってしまうので
これを抜くために
以下のエアパージをします!
③マニホールドゲージの矢印にあるエアパージポートの真ん中のポッチを一瞬だけ押してシュッと黄色ホース内の空気を抜く
ちなみにこのパーキングクーラーの場合、
全ガス容量は600g入れたらいいのですが
潤滑オイルのガスを含めると
容量がオーバーしてしまうので
エアパージは一缶につき
3回くらいやって
確実に空気を抜くのと、
入れるガス容量が
若干減るようにしましたよ (^^ゞ
あと、何回か缶を交換するのですが、
毎回、このエアパージを実施して
空気を抜いてから
マニホールドゲージのバルブを
開ける必要があるわけです d(^_^o)
3
では
黄色ホース内に空気が無くなり
ガスだけになった、と思うので
以下の作業をします!
④マニホールドゲージの高圧側バルブ(赤)だけ全開にしてガスを高圧側に入れる
このとき、
もちろんクーラーは止めた状態でやりますよ!
そうしないとガス缶のほうへ
圧力がかかって爆発するので
絶対にクーラーを動かさないでくださいね!
4
あとは缶内のガスがホースを伝って
クーラーの高圧側に入っていくわけですが、
ガスはクーラーの配管を回って
高圧から低圧側にも入っていくので
マニホールドゲージは両方とも
目盛が振られていきますよ!
ちなみに
缶をひっくり返して入れる人もいるようですが
その必要はないようですね!
逆に液体のまま入れないほうがいい
と言われることもありますし
前回の記事で圧力が高くなると
E3エラーが発生することもあるので
無理に入れる必要はないと思います d(^_^o)
5
ということで、
始めに高圧側へガスを入れるときに
一缶全部入れなくてもいいわけで、
真空状態から自然に入っていったガスと
少しガス缶を振って入った分くらいで
それ以上入らなくなったら、
⑤マニホールドゲージの高圧バルブを全閉して、今度は低圧側のバルブを全開にする
ようにして、
クーラーを止めた状態では
自然にガスが入っていく分と
少しガス缶を振って入る分くらいで
構わなかったわけでした (^^ゞ
ちなみにマニホールドゲージの目盛ですが、
この値は新規にガス充填するときは
ほとんど見る必要がなくて、
高圧、低圧に圧力がかかっているか
コンプレッサーが動いているかどうかを
振れ具合で確認するだけなんです d(^_^o)
なので、
目盛が幾つになっていないといけない、
ということは考えなくて構わないんですよね (^^ゞ
ちなみにクーラーを止めていて
コンプレッサーが動いていないときは、
高圧、低圧共に
ほぼ同じ気圧になっていればOKです!
6
では、まだ一本目のガス缶が
全部入りきっていませんが、
高圧側も低圧側も
これ以上ガスが入らないので
コンプレッサーを動かすために
クーラーの電源を入れます!
⑥クーラーの電源を入れて、コンプレッサーが最大動作するよう温度も風量も最大にしてA/C運転を始める
7
すると
マニホールドゲージの低圧側を全開にしていたので
あっという間にガス缶が空になりました!
前回は室外機のバルブを閉じていたので
まったく吸い込みませんでしたが
ちゃんと配管が開いていれば
あっという間なんですね!
コンプレッサーが動き出すと
低圧側はコンプレッサーに吸い込まれるほうなので
ガスを入れるともちろん吸い込まれ、
高圧側はコンプレッサーから出ていくほうなので
ガスを入れようとしても
コンプレッサーから押されて入らない側になるので
クーラーを稼働したら
低圧側だけにガスを入れるわけですね d(^_^o)
実際、コンプレッサーが動き出すと
マニホールドゲージの高圧目盛が高くなり
低圧目盛は低くなるので
これでコンプレッサーが動いているのが
わかるわけです (^^ゞ
ちなみにガス缶が空になったか確認する方法は
ガス缶を振ったときに
中に液体やら固体っぽいものが感じられたら
まだ入っていると思われるので、
振っても気体しかない状態なら
ほぼ空になったとわかるんです!
⑦ガス缶を振って気体だけになったら、マニホールドゲージの低圧バルブを閉じてから、エアパージをしてみて、勢いが減っていたらほぼ空だと判断する
⑧そのままエアパージを続けるとシューッと抜ける気体がなくなるので、なくなったらサービス缶バルブからガス缶を外す
8
はい、では二本目です!
通常ならガス缶三本で600gになるのですが、
前回、室外機のバルブを開けて動かしたら
コンプレッサーからガタッガタッと
大きな音がしたので
固着し始めているかもしれない!
と購入した
デンゲンというメーカーの
POE潤滑オイル 50g R134aガス入り
を1本入れますよ (๑•̀ㅂ•́)و✧
コンプレッサー用の潤滑オイルには
ベルト駆動用のPAGオイルと
電動式のPOEオイルがあるのですが、
このパーキングクーラーは電動で
仕様にもPOE型のオイルが入っていたので
POEの潤滑オイルにしたわけです d(^_^o)
9
⑨POE潤滑オイル缶をサービス缶バルブに付けて、サービス缶バルブの針を出す→引っ込めるをして黄色ホース内にガスを出す
⑩エアパージを行って黄色ホースから空気を抜き、マニホールドゲージの低圧バルブを全開にする
このとき、クーラーは最大出力でA/C運転しているので、一気にガスとオイルが吸い込まれていきます!
すると少しうるさかったコンプレッサーが急に静かになるので、オイルが入ったことがわかりますよ!
あと、潤滑オイルを入れるときだけ
缶を逆さにして
オイルが入りやすくしました (^^ゞ
10
あとは一本目と同じように
缶を振ってほぼ空になったことを確認し
マニホールドゲージの低圧バルブを全閉してから
エアパージしてみて圧がないのを見計らったら
サービス缶バルブから缶を外すだけですね!
11
ところが
クーラーを最大出力で運転させていたら
途中で「LU」と表示されて
コンプレッサーが止まってしまうんですよね (;´д`)
でもこれは一気に電圧がかかって
安全装置が働いただけなので
普段、最大出力で使わなければ
問題ないみたいなんです (^^ゞ
なので、
一時的にコンプレッサーが止まっても
しばらくすると動き出すので
あまり気にせず作業しましたよ (笑)
12
ということで
潤滑オイルも入れたので
次はまたR134aガスのみの缶ですね!
やり方は先の潤滑オイルと同じです (^^ゞ
13
ところで
ガスが入っていっているのは
どうやって確認するのでしょう?
実はガスが入っていくときは
マニホールドゲージの両バルブの真ん中にある
矢印の丸い窓ガラスになっている
サイトグラスの中を見るんですね!
ここがぶくぶくと泡立っているときは
ガスが入っているときで
気体だけのときは止まっています d(^_^o)
なのでぶくぶくしなくなったら
缶を振ってガスを入れればいいわけです!
14
さて、
ガス缶2本、潤滑オイル1本で
ガスはおよそ450g入っているので
室内機の様子を見てみましょう!
この日の気温は約30度でしたが
クーラーの吹き出し付近は
24,5度くらいに下がってますね!
ということは
そろそろクーラーが効き始めてきたようです!
15
ということで最後のガス缶です!
これをすべて入れてしまうと
最大650gになってしまい、
規定量の600gよりも多くなるので
最後のガス缶は目一杯入れずに
少し降らないと入らないくらいまで入れたら
やめましたよ (^^ゞ
16
さあこれで
ガス缶は全部入れました!
結局のところ
ガスがどのくらい入っているかは
マニホールドゲージの目盛を見ても
わからないので
どれだけ入れたか?で判断するしか
ないみたいです (^^ゞ
まあ、別のマニホールドゲージでは
容量を測れるものもあるようですが
安いこのゲージでは無理でした (笑)
17
ということで
クーラー稼働中の最終的な目盛は
こんな感じになりましたよ d(^_^o)
18
あとは性能テストですね!
気温30度で天気のいい日に計りましたが
吹き出し口の温度が12度まで下がることを
確認できましたよ!
前に試したときはただの風だったのに
今回はまさしく冷風が吹いていて
しばらく車内にいたら
寒くなってきてしまいました (笑)
これなら
今年の夏から快適になりそうです (*´꒳`*)
19
あとは
気になっていた室外機からのホースを
車体色に近い真っ白なテープに巻きかえて
パーキングクーラーの取り付けは
すべて完了です!
いやぁ、長かった (笑)
でも、部品交換とかしなくて済んで
ほんと良かったです!
以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました ヽ(´▽`)/
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( NEKPOKKA の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク