パワステポンプ交換

以前からエンジンのアンダーカバーにオイルが垂れていたが、元を辿るとパワステポンプからのオイル漏れだった。

異音や動作不良は感じないが、見てしまった以上気分が悪いのでリビルト品に交換することに。

リビルト品は届いてから1週間以内に古いコアを送り返さないといけないので、先に古いコアを外すことにした。

パワステポンプはエンジン本体に長いボルトとナット2本で固定されている。

ジャッキアップしてVベルトとタイヤとタイヤハウスカバーを外し、ポンプのプーリーの隙間から写真の2か所のナットを外す。

裏側から見るとこんな感じ。酷いオイル漏れ…

赤丸のボルトがプーリー裏のナットに繋がっている。

油圧センサーのカプラーを外して…

パワステタンクに繋がるゴムホースとパワステに繋がるパイプのフレアナットとステーのボルトを外す。

これでポンプ本体を外せるが、エンジンのステーにガッチリ挟まっているので、ドライバーでこじったりハンマーで叩いたりと外すのにかなり苦労した。

それとフレアナットが結構固いので、本体を外す前に緩めないと面倒臭い。

ポンプ本体はタイロッドエンドとスタビリンクを外してスタビライザーを下げると隙間から抜けるらしいが、どうやっても抜ける気配がないのでドライブシャフトを外すことに。（パイプを固定するステーを外せば抜けたかも？）

ナックル周りをバラして…

ドライブシャフト真ん中にあるステー裏のボルト2本を外して…

あとは引っ張るとミッションからドライブシャフトが抜ける。

ミッションオイルが漏れてくるので、パワステポンプが外せたらドライブシャフトは一旦戻しておく。

ついでにドライブシャフトのシールも交換した。
品番：90311-35043（6MTの運転席側）
トヨタ共販価格：240円（税抜）

ドライブシャフトをナックルに固定するナットは再使用不可なので新品を注文。
品番：90177-22001
トヨタ共販価格：1個200円（税抜）

無事に外れたのでリビルトのパワステポンプを購入。17万キロお疲れ様でした。
品番は40130-20840（44310-20840）。


早く返してあげよう！と届いてすぐ速攻で送り返したところ、写真のフレアナットのパイプを固定するステーを移植し忘れるわ、返却のコアに同封して下さいと書かれた紙を入れ忘れるわで散々だった。
紙の件は発送先に電話したところ、紙に記載の管理番号を伝えると紙は廃棄して大丈夫です、とのことで一安心。

移植し忘れたステーは汎用ステーで自作も考えたが、大した金額じゃないので新品を注文。

品番は
ステー：44442-20030
トヨタ共販価格：620円（税抜）

ボルト：91512-61075
トヨタ共販価格：160円（税抜）

無駄に綺麗。

パワステタンクからパワステポンプに繋がるホースも劣化で固くなったまま再使用すると漏れの原因になるので新品に。

品番：44348-20610
トヨタ共販価格：4,560円（税抜）

パワステポンプを新品にしてもパワステタンクが汚れているとスラッジで異音や動作不良の原因になるらしいのでパワステタンクも洗浄することに。

同封の紙に洗浄方法が書かれていた。

外したパワステタンクは汚れが付着していて、空っぽなのに一見すると中身が入っているように見えるほど。

手元にあったエンジンコンディショナーやパーツクリーナー、使い古しの歯ブラシを使ってここまで綺麗に。

パワステタンクの汚れはコケのようなドロッとした固まった汚れ。
タンクの内部にはフィルターがあり、結構目詰まりしていたので時間をかけて念入りに洗浄した。

エンジンのパワステポンプ周辺も綺麗に清掃。

パワステポンプを戻す前に、ポンプの固定部分のカラーを少し叩いて外側に出しておくとスムーズに固定出来る。

あとは外した物を戻すだけ。

無駄に新品購入したステーが輝いている。

最後にパワステフルードを入れて、ハンドルを何度も左右に切ってポンプのエア抜き。1Lのパワステフルードを購入して1/3ほど余った。

新品のフルードは透明だったが、パワステ内の古いフルードが循環すると茶色くなってしまった…でもタンクを洗浄したので液面が見れて気持ちいい。


結構面倒な作業だったが、DIYで交換出来たので一安心。でももうやりたくない。