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Yosshyの"乗用貨物車Ver2「ひかり」" [トヨタ サクシードバン]

整備手帳

作業日:2022年3月6日

22年 冬仕様⇒夏仕様

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
Yosshyです。
3月も第2週に入り好天が続く予報が出ており今後降雪は無いだろうという事で、今日はスタッドレスから夏タイヤに交換しました。
昨年より少し遅い交換(付け替え)です。

ひかりにはホイッスル用のエアタンクが搭載されているので、ガレージが無くても空気圧調整を含む作業が全て自宅駐車場で出来ます。
写真は付け替えに使った工具達です。
以下、私が気をつけている点についてスポット的にご紹介します。
※この時期ご自身で普通に交換される貴兄はスルーしてくださいね。
2
純正以外のホィールは俗に言う「バカハブ」ですので、写真の様に純正ハブとホィール中心部に隙間があります。
写真の桃色のハブリングはその隙間を埋めるため、高速走行でもハンドルがぶれる事無く安定して走る事が出来ます。(ハブセントリックという考え方)

またホィール装着前に私はスタットボルトに防錆潤滑剤(CRC5-56等)を塗布していましたが、ちょいと落とし穴があります。ボルトナットが規定トルクで締っている場合は緩む事はまずありませんし、錆等の固着防止になります。
ところがこの潤滑油がオーバートルクを助長させてしまう事が判明😱数値的には分かりませんが、同じように処理している方は少し注意した方が良さそうです。
詳しくは私とみん友さんからのコメントがありますので、興味ある方は読んで見てくださいね。勉強になります🎵
3
夏タイヤを装着する場合、既に空気圧が低下、或いは前回の付け替えで空気圧を半減調整している場合は、この時点で復帰調整しています。
ひかりの場合タイヤサイズ175/60-16で、270~280Kpaにしています。
4
「ワイドトレッドスペーサー」を装着している場合はこの時点でナットの締付確認します。

出来れば写真の様に市販の「トルクレンチ」で調整をお勧めします。
一部を除きホィールの締付トルクは、手で十分緩められる程度のトルク(85~130N・mです。
レンチを足を掛けて締め上げる事はNGです。
トヨタ・ダイハツの場合、一部を除き殆どが103N・mが締付トルクになります。
またトルクレンチを使う場合は次の点に注意します。
①いきなり規定トルクで締めず2~3回に分けて段階的に締め付ける。
②最終締付は「カチッ」を1回のみで!
2回以上のカチカチはオーバートルクになります。
③締付は垂直をしっかり保持し斜め掛けに注意する。(ナットが滑って破損に繋がります)
④絶対ではありませんが、トルクレンチは写真の様に下に下ろすのではなく、上に引く方向で使うのが理想です。(これもオーバートルク防止)
音に注意して慎重にトルクを掛けるなら、普段通り下向きでもOKです。
5
ホィールを装着する場合、
先ずナットは①の様に下の位置から、手で奥までホィールを揺すりながら締めます。こうする事でホィールが安定度が増します。

次に対角の②をレンチで軽く締め、さらに①と交互に仮締めします。
その後③④の順に仮締めします(※)
揺すってガタツキが無ければOK。
ジャッキを下ろして半荷重にして本締めに移ります。
(この時点でガタツキがあればハブベアリングを早期に点検してもらいましょう)

※ホンダ純正ナットは独自の球面ナットを使っていますから(使用は純正ホィールに限る)締付の順番を守れば自然にセンターが出る様になっており理に適っています。
6
夏タイヤの装着が終了したら、スタッドレスタイヤの空気圧を半分に減圧します。
これはタイヤの側面(サイドウォール)の緊張を解いてタイヤ自体の負担を軽減する為です。
タイヤも来シーズンに向けてコンディション維持の為、シーズンオフは休ませてあげましょう。
(ショップ等での付け替え作業や保管依頼をしている場合は、減圧処理されているかそれとなく聞いてみましょう)
7
これもついつい忘れがちですが、使用後のトルクレンチのダイヤルは緩めておきましょう。バネの劣化を防止し、誤差の発生を抑制します。
8
これで夏仕様の完了です。

タイヤの転がり抵抗が減るので、燃料代高騰のこのご時世、燃費向上に期待です。

以上、Yosshyからのレポートでした。
ではまた。

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この記事へのコメント

2022年3月6日 19:56
夏仕様でドライブも楽しくなりますね😄✨
パートナーちゃんはスタッドレスははきませんでした🤣
コメントへの返答
2022年3月6日 20:10
コメントありがとうございます。
スタッドレスの現状サイズは細く腰砕けするので不安定でしたよ😅これでひかりも本来の走りが出来ます❤️

パートナーちゃんは地域柄、基本的に要らないでしょう。
迷惑掛けずに融雪までに凌げるなら着けたくないですよね。
広島は要る地域なので諦めてマス😭
2022年3月7日 6:53
おつかれさまでした~♪

ちょっとマニアックな話でメンドクサイこと言い出しますが、、、
〇ハブボルトの潤滑は無しが良いです♪
〇トルクレンチは締めながらカチッじゃないとダメです♪
〇トルクレンチはカチッっと鳴ったあとも締め続けることが出来ちゃうんですが、鳴った瞬間締めるのを止めれるなら下向きの方が体重かけれるのでラクです♪


☆ボルトは回転力を引っ張り力に換えてるんですが、ネジ部と座面の2か所での摩擦を抜いた分で引っ張り力になります♪
 ハブボルトを潤滑するとネジ部の摩擦が少なくなっちゃうので、引っ張り力が設定以上に大きくなり、ネジが折れます(><)
 エンジン内部のボルト等、オイルが常時付くところは新品で組む時もオイルを塗布して組みます(オイルで摩擦が減る分、トルクは少なく設定します)
 ハブボルトはだいぶ安全率が高いのでCRCくらいだと規定トルクで折れないでしょうが、設定上は無潤滑での締め付けトルクなので気になっちゃいますw
 逆にナットが手で軽くクルクル回らない状態だと、ネジ面摩擦が大きすぎて、規定トルクで締めても引っ張り力(ホイール押し付け力)が不足して危ないです♪

☆摩擦には静摩擦と動摩擦があります♪
 床に置いてある荷物を押して滑らせる時、最初はグッっと押さないと動き出さないですが、動き出すと少ない力でズリズリ押し続けられます!
 最初が静摩擦、動き出した後が動摩擦で、静摩擦の方がだいぶ大きいです♪
 締め付けトルクは動摩擦で設定してますので、ぐ~っと締めながら(回転しながら)カチッ!っと折れた時点ですかさずストップが理想です♪
 一度止まると静摩擦になるので、2回、3回とカチカチしても摩擦が大きいので更に締め付けられることはありません♪
 逆に言うと締まってるボルトをカチカチ当てても、規定トルクに達してないナットの確認は出来るんですが、規定トルクより少しだけ少ない、規定トルクで締まってる、オーバートルクで締まってるナットの判断はできません。。。(ナットが回らずにカチカチしちゃうので)
 たまに業者さんでインパクトで締めた後にトルクレンチでカチカチしてる時にナットが全然回ってないのを見ますが、あれだとインパクトで締め過ぎてても判りません(;;)

インパクトレンチはカチカチ打撃することで緩めたり締めたりしていますが、トルクレンチはカチッっとなって折れることで力を逃がして教えてくれてます♪

☆下向きにトルクレンチを回すと体重で押せるのでラクなんですが、カチッと折れた後すぐに止めれないと(折れた状態で回転し続けちゃうと)オーバートルクになっちゃいますし、力をかけるのが楽な分おっしゃる通りなりやすいです、、、
 工具は引き手で使うのが基本ですが、比較的大きなトルクをいっぱい締める時は楽したいですw
コメントへの返答
2022年3月7日 7:39
おはようございます。コメントありがとうございます👍️勉強になります🎵

ボルトの潤滑はCRCにするかグリスにするか別れるところですが、会社のトラックの付け替えでも普通にボルトへグリスアップするので、次回の付け替えの予防法として処理してました。グリスの方が良い感じですかね?

トルクレンチは上向きに使うとやりにくい、垂直を保ちにくいので斜めに当てる可能性が高くなる等も考えられ、普通下向きが楽なのは勿論なんですが、やはりオーバートルクの観点からここ最近は上向きで一回カチッで終え、翌々日に100㌔走り終えるので再度確認でカチッをやってます。
知り合いの整備士も上向きが本来だと言ってますが、やはり下が楽だと苦笑してました(笑)
摩擦の差し引き分がネジへどれだけ影響するか分からないところですが、次回緩める為のボルト固着防止の観点ではどのようにお考えですか?クルマのボルトの材質からもかなり柔軟性に富んでる(破断までに余裕がある)と思われますが、オーバートルクとのバランス?兼ね合い?を見るとトルク管理は大切ですよね?


MOVELさんはどのようになさってますか?
またご教授ください。是非参考にしたいです🎵
2022年3月7日 16:11
いつもスミマセン、長ったらしく書いちゃいましてm(_ _)m
そして今回は更に長くなっちゃいましたm(_ _)m

ボルトの締め付けに関しては、無潤滑=ドライのところと、潤滑=ウェットのところを明確に分けてます♪(設定してた側のヒトです)

エンジン内部のような、分解組み立て時にオイルがかかってしまうところはドライで設定しても全バラして洗浄しないと組めなくなるため、あえてウェットにして設定トルクを下げます(摩擦が減る分、締め付けトルクを少なくして、ボルトの引っ張り力を調整してドライと同等にします)

逆に基本オイルがかからないところはドライで設定します♪
ドライでの設定締め付けトルクのまま油が入って摩擦が少なくなると、その分が引っ張り力になってしまい、ボルトの余力がなくなります、、、

例えば引っ張り力1トンで破断するボルト(M5くらいですかね~)があったとしてドライで引っ張り力90%=0.9トンになるよう締め付けトルクを設定したとします
ココに油を足して摩擦が少なくなると、同じ締め付けトルクだと110%=1.1トンで引っ張られてしまい破断してしまいます。。。
※※↑はあくまで判りやすく説明したいだけの適当な数値です♪※※
実際はネジの締め込み長さやおネジやめネジ、締め付け材の材質等で全然変わってきます♪
ハブボルトに関してはおっしゃる通りだいぶ余裕があるのでいきなり壊れることはないと思います♪
締め付けられてるホイールの方も同じ力がかかりますのでそっちも傷まなければOKですが、ワイトレみたいなナット受け部が薄いのだと壊れそう(開きそう)ですよね~、、、


なので、潤滑してもボルトの引っ張り力が同じになるよう、締め付けトルクを少なくすればいいんですが、コレは実際に引っ張り力を測定しながらじゃないと決めれないので、今ドライで103N・mだったらCRC塗ったら○○N・mになる♪みたいなことは言えませんです。。。

グリスもオイルも油で、グリスは流れ落ちない様粘度を上げたものですので、ドライの部分は同じ締め付けトルクだと両方不可です♪


今のハブボルトはメッキが入ってますので、新品だとサビにくくできてますが、使ってるうちにネジ同士擦れあってメッキ剥げてサビていきます(;;)
教科書通りだと傷んだボルトは打ち換えて交換!となりますが、、、
実際はそんな手間ヒマ&金をかけれないので、自分の場合はネジが壊れたホイールナットとかハブボルトは壊れた山数が少ないとタップorダイスで修復、あまりに何山も傷んでる場合は交換としてます♪

無潤滑でも最近、ネジ部がサビて回りにくいことは無いですが(マフラーとか高熱がかかる部分は別です)、もしサビちゃった場合はワイヤーブラシや真鍮ブラシでサビ落とします♪(最後は真鍮ブラシでなんとなくコーティングしますw)
ナットの方はブラシでは磨けないのでタップ通して終了ですね、、、

ホイールナットの場合、袋ナットだとそれでもサビで回んないって感じにはならないですが、普通のナットだとボルトの先端がむき出しになっちゃいますのでサビちゃいますよね~、、、
ちょいちょいの頻度でナットを回してればうっすらサビの間に取れちゃうでしょうが、締めてから何年もだと回らなくなるほどサビちゃいそうです。。。
もしそれが最初から判ってれば、締めてからむき出しになった先端にグリス塗るかもしれませんw
次に外したらパークリで洗浄して、締めてからまたグリスですかね~
余りに手間になりそうならハブボルトを打ち換えるかも?ですw


工具は押し手だと緩んだ瞬間に一気に押し切って、手をぶつけたりのケガに繋がるので、引き手でクンって緩んでも自分でストップ出来る方が安全ですよね~♪
お話の整備士さんの話はまんまその通りだと思います♪
ただ、緩める方には一気に回る可能性大ですが、締める方はボルトが折れたりしない限りスコンと回ることは無いので、ケガする可能性は少ないかもです♪
トルクレンチがカチッっと鳴った瞬間に力を抜ければ押しでも引きでもOKですが、自分が扱ってる100N・m前後と違ってトラックのごっついハブボルトとかだと相当なトルクで締めるでしょうから、押しだと止めれないんでしょうね~、、、
1.5mくらいのトルクレンチだったらなんとかなりそう!?ですがw

今調べたら、トラックのホイールナット、600N・mくらいで締めるんですね!!スゴッ!
ウェットでの設定なので御社でのグリス塗布は正解です♪(モリブデンは滑り過ぎるのでNG)
https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090927_2/04.pdf

普通自動車に関しては国交省のが見つけられませんでした、、、
この方の記事が的を得てると思いますが、文中の「規定トルク以上で」を「既定の引っ張り力以上で」と読み替えて頂けると判りやすいです♪
「規定トルクまで締まらない」=「ボルトかナットかホイールが壊れてるので引っ張り力が発揮できない」です♪
https://www.team-mho.com/nut-no-oil/
コメントへの返答
2022年3月8日 8:10
おはようございます。さすが設計に携わった方は分かりやすく説得力がありますね。
ご丁寧にありがとうございます👍️大変勉強になりました。
このやり取りを皆さんにも見て欲しいですね。

私はまだ幾らかこの件理解出来ますが、
恐らくですよ、
一般的には潤滑油等をボルトナットに塗布すると、幾ら規定トルクで締まっててもいつか緩んでしまうんじゃないかと思われるでしょうね。たぶんそんな風に考えちゃいます。30年前の私もそうでした。
まして潤滑油がオーバートルクを助長するなんて、たぶん考えもしないかと。

私は今回まだそちらの考え(緩んでしまう)とか固着防止を想定して編集をしました。

あとは細かい事を言えばキリがないですが、
CRCがどのくらいのオーバートルクを発生させてしまうのか?(スズキの85N-mがトヨタの103N-mぐらい増大するとマズイですが、90ぐらいなら大丈夫だ。とか)
車載工具のレンチを足蹴りするとどれぐらいオーバートルクになるのか?
市販レベルのトルクレンチの誤差はどうなのか?
トラックはウェットなのに、乗用車は何故ドライ?
とか興味深いですね。

クルマのスタッドボルトやドレンを規定トルクで締めるなんて、大手ショップ等の業界ではかなり定着してきましたが、一般ユーザーレベルでは、まだまだと思われます。
先ずはトルク管理はどういう事なのか、メリットはどんな感じなのか、理解者がこのようなサイトで告知する事がこれからも大切と思います。


後日、この件は早めに再編集していきたいと思います。
2022年3月8日 12:10
おはようございます♪

この辺りの話になると、おっしゃる通りホントに伝えるのが難しいですよね~、、、
Yosshyさんみたいにちゃんと聞いてくれる(理解しようとしてくれる)人には頑張って説明する(長くなってしまって読むの大変でスミマセン)んですが、大半のヒトはスルーしちゃうので、どこの何が解らなかったのか??がこちらも判らず、どこの説明が下手くそだったのかが不明なままになっちゃいます。。。(;;)


潤滑=滑って緩むは直感で感じますよね!
実際はドライでも、ボルトの軸力(引っ張り力)が無くなった時点で、ナットはクルクル回って脱落してしまいます。。。
昔、ネジ緩みの教育用ビデオを見た時に衝撃を受けました!
ボルトとナットを締め付けて振動させるんですが、軸力が無くなった瞬間にナットがものすごい勢いでクルクル回り出し、まるでペットボトルキャップチャレンジの様にスポーンとナットが脱落するんです。。。
ちょうど共振する振動が必要なので、同じような動画は無かったんですが、↓の55秒辺りからを見て頂けると、ゆっくりながらもナットが回転し脱落する様子を公開してくれてます♪
https://www.youtube.com/watch?v=rFS2jEYp_F4

ナットが回転しだしたら、CRCが塗ってあると更に軽く回転しますのであっという間に脱落すると思います♪


ボルトで締めるという行為は、ボルトというものスゴイ強力なバネでボルト・ナットを引っ張ってるんです♪
締め付けられる部材は同時に圧縮されます♪
ちなみにM6ネジを10N・mで締め付けると、1トンくらいの軸力が発生します♪

引っ張られることでネジ面&座面にものすごい摩擦力が発生し、回らなくなってるんですが、振動等でナットが回転してしまうと、軸力が無くなってしまい座面の摩擦が無くなってしまいます(ネジ面もほぼゼロ)。。。
そうなると、ボルトを最初に締めこむ前にクルクルと手回ししますが、あの状態になってしまいますので、簡単に回って脱落してしまいます。。。


自分は「ボルトが緩む」=「軸力がなくなる」と考えてます
例えば締め付けられる部材がプラスチックとか軟らかいものだと、ボルト・ナットは回転してないのに部材が圧縮されて反発力が無くなり軸力が無くなることもあります
普通に考えると、ボルト・ナットは回ってないので緩んでないって感じなんですが、実際に軸力が無いので部材を挟みつけてないんです、、、
となるとナットはクルクル回ってしまいます。。。

世の中にいろんな種類がある「緩み止めナット」
自分の中では「緩み止め」ではなく、「回り止め」ナットです♪
万が一緩んで軸力が無くなっても、ボルトとナットが脱落しない限り部品はくっついたままです
ガタガタしててもくっついてれば何とか最低限の機能は果たせますが、脱落すると大事故に繋がっちゃいます。。。
なので、緩んでも(軸力がゼロでも)ナットが脱落しない様、ネジ面摩擦を増やし簡単にクルクル回らない様なモノなんです♪

プラスチックとか軟らかい部品を直接締める場合は、軸力高くすると潰れちゃう(座屈といいます)ので、軸力を小さく(=締め付けトルクを小さく)します
するとナットの座面摩擦が小さくなるので、それを補うために緩み止めナットを併用します(ナイロンナットとかUナットとか)



ココはちょっと説明が難しいところなんですが、、、
トルクというのは回転力です♪
トルクレンチでボルトやナットを回転させる力なんですが、ボルトやナットや部品を破損させるのは軸力なんです!

オーバートルク=回転力が強すぎ=締め付け過ぎは間違いないんです♪
同じボルトナット、潤滑条件が同じだと締め付け過ぎに比例して軸力が上がっていくので、オーバートルク=ボルト軸力オーバーで破損でOKです♪

同じボルトでも潤滑条件が変わると、同じ適正締め付けトルクでも、ドライだと適正軸力、ウェットだと軸力オーバーとなってしまいます。。。
軸力オーバーになって塑性変形(バネみたいに元にもどらない永久変形)が始まると、反発力が下がってしまうので適正締め付けトルクまでかけられなくなっちゃいます。。。
そしてそんなにトルクかけてないのに、、、と思いながらボルトやナットが壊れます(;;)


設定する際は、軸力を計測しながら締め付けていきますので、ドライの条件だとこの締め付けトルク、ウェットの状態だとこの締め付けトルク(ドライより小さい)という風に決めます♪
軸力を同じにするために設定トルクを変更します♪

なので、トラックのホイールナットみたいにもともとウェットで設定してる分には、決まった締め付けトルクで適正軸力なので壊れません♪

もしドライで締め付けるなら、ウェットで600N・mくらいのところ、700とか800とか(実際の数値は??)になって締め付け作業自体も大変になりますし、ハブボルトむき出しで雨とか塩(海)とか過酷な状況をたくさん走るので前回のご指摘どおりサビ対策も大変になると思います。。。
だからあえてオイルorグリス塗布で保護を基本とし、ウェット締め付け設定なのかもしれませんね~、、、(トラックは携わったことないので判りません)

ドライでの締め付けトルク設定部分に、オイルorグリス塗布で、同じ締め付けトルクをかけると軸力がオーバーしてしまって壊れちゃいますし、逆にウェットでの設定部分に、オイル等無しで、同じ締め付けトルクをかけると軸力が不足してしまい緩みやすくなっちゃいます。。。


メンテする際は極力なにもしない方が楽です♪
ホイールナットを外して、ホイール組み換えて、ナットを締めて完了!(ドライ)の方がいじる方としてはウレシイですw
業務用のようなハードなコンディションだと、追加で手間暇かけてもより良い状態(ボルトナットが傷みにくい)で締める方が理想なんでしょうね~♪
トラックの整備をされる方は限られる(トラックに携わる方は国民全体からすると一部の職人さん)から、その方々が周知徹底できてればOKというのもあるかもしれません♪



自分は詳しくは説明できますが、でんじろう先生みたいに化学を知らない人でも惹きつけてしまうことはできません。。。
一般的な方にも解りやすく翻訳して頂けると幸いですw
コメントへの返答
2022年3月8日 15:09
こんにちは。
特に専門分野になると当事者はいいのですが、大多数の人が関係ないと見るとスルーしてしまうのが世の常。長文となるとなお更です。でも仕方ないんですよね。真剣になれば言葉も増える!私も言葉足らずで何度も正確に伝わらず人生失敗していますから(笑
かと言って伝えきるとドン引きされたり・・・・・このバランスは難しいです。
「でも」が出ると愚痴になる!(爆
でも記録にしないとあとで見返しも出来ないですからね。大切です。

YouTube見ました。いとも簡単に外れましたし、重力に逆らって上に上がるとは!驚きです。

回り止めナット、スプリングワッシャ、パッキンの重要性は分かっているつもりですが改めて認識しました。

物体に弾性変形が成立しているこの場合は反発力状態を保持する?ので問題ないでしょうが、ボルトが塑性変形を始めるとホント破断までがいとも簡単に到達しますね。
以前2回ぐらいスタッドボルト折損させた事があります。

トラックの場合は乗用車と違って常にむき出し(鍍金のキャップ装着車は別にして)ですから、油脂類で保護しています。
だから必然的にウェット設定になるのですね、納得です。

タップやダイスも有れば当てて確認修正も出来ますが、普通は持っていないので一般的には目視点検になりますね。

今回この投稿でMOVELさんから大切なものを頂いた様に思います。
別の方から質問があれば、私なりに解説したいと思いますし、また貴殿から突っ込みもOKです。知識の間違いをただし、定期的なリセットは必要です。
時代と共に常識・非常識は変化しますからね。

クルマの全てを熟知している人は居ませんし、知識もですが、やはり最終は経験値がモノを言いますから、今後も情報交換していきましょう。
有難うございます。

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