2020年、春にエンジンブローさせてしまいました。
フル加速中、レッド付近でエンジンから「ゴガアァ」
ピストンは粉々、コンロッドはポッキリ、何かの部品がオイルパンを突き破りました。
手にすると結構ずっしりと重く、そして頑丈。なのに、こんなにポッキリと折れてしまうんですね。
コンロッドの下部品かな?
オイルパンを突き破って樹脂製のアンダーカバーを熱で融かして路面に落ちてました。
ABS樹脂が飴のように絡みついてる。
ピストンがヘッドに衝突したんでしょうね、ボロボロです。
穴の空いたオイルパンを外した時に、1cm角程度の粉々になった鉄クズがガラガラと沢山出てきたらしく、どうもそれがピストンだったのではと、整備士さんが言ってました。(写真は撮れていません。これはオイルパンを外した後、後日ヘッドを外した時に見せて頂いたもの)
ボロボロですね。
ピストン、コンロッドが無くなってます。シリンダーライナーが傷だらけでした。
デポジットで真っ黒かと思ってたのに(75000km走行)
半年点検ごとにオイル交換がよかったのか?
10000km走行ごとにフューエル1を突っ込んだのが良かったのだろうか?
クランクケース?も横穴が開いてしまいました。何かが突き破ってスターターモーターに直撃したようです。
ブローした当日、キャリアカーが来るまで待っている間、暇なのでどうするか考えて…
1.他に乗りたい車が無い。(この丸っこいけれど結構シャープなスタイリングを気に入ったのです。デブフィットとか、フィットタイプRとか、赤バッジの面汚しとか、軟弱Rとか散々言われましたがw)
2.これを廃車にしユーロRを買い直すと、その分だけ他の人がタイプR系に乗れるチャンスを潰してしまう。
3.車体が潰れて走行不能なら仕方ないが、エンジンさえ交換すれば走行に支障は一切ない。
4.この車が日本中に何万台と溢れているのなら廃車してもいいけれど、このご時世では絶滅危惧のNA高回転エンジンの車。できるなら生かしたい。
5.自分の不注意でこうなったんだから、最後まで責任持とう。
等々、やはりエンジン載せ替えして乗り続ける事に。
色々と気になっていた所もついでに整備する相談をしました。
即時に出せる予算を担当の人に伝えました。
1.エンジン載せ替え
リビルド品は見つからない&高価格、で悩んでいたら、ちょうど販売系列で良好な中古エンジンを見つけていただきました。走行距離も70000km程度で同じくらいでした。
以下は追加整備。
2.ミッション廻り部品交換
3速4速のシンクロの手応えが気になっていて10万km走行したらシンクロ交換しようと思ってたので思い切って交換をお願いしました。
3.クラッチ廻り交換
エンジン降ろすんでしょ?ミッション分解するんでしょ?ならクラッチも交換しちゃいなYO!なノリで。
これも10万kmで交換しようと思ってたのでどうせついでにと新品交換をお願いしました。
4.クラッチマスターシリンダー交換
クラッチを踏み込んだ時に最後、ギギッと異音と感触がずっと気になっていて、これも10万kmで交換しようと思ってたのでぜひとも新品交換をお願いしました。
5.左右ドライブシャフトブーツ交換
これも10万kmでうんぬん・・・。
「見た感じ、全く問題ないと思いますけど?いいんですか?」と整備士さんと見て触って確認しながら、「どうせならついでにお願いします。」と
6.スプーン リジカラ取り付け
エンジン降ろすってことは色々と外すんでしょ?ならやっちまえ!と。
でも、フロントのみ。(ここらへん冷静にケチくさい)
次回の車検の時についでにリアをやって貰おうかな。
以上。
全部で、約1,150,000円
エンジン交換分は約83万円
「「「「「修理代頭金にして他のタイプRか、新型R買えばよかったのに…」」」」」
周囲から何度言われた事かw
この金額払うだけで終わる事と、この金額を頭金にまたローン組むのじゃ重さが違うやろ…。
シフトチェンジも快適だし、クラッチ踏んでも異音も変な感触もない、おまけにクラッチの踏力が軽くなった。
「え?これクラッチ軽すぎじゃないですか?これで正常なんですか?」って聞き直したくらい。
エンジンも元通り以上に快適になりました。
ちゃんと保証書が付いてくる中古なら全く問題ないもんだと勉強になりました。
え?リジカラの効果ですか? ・・・よく判らないです。ポンコツドライバーなんで…。
いつもの通勤国道の轍でいつもよりステアリングが取られるようには成りましたね。
だが、リジカラの効果なのか、フロント回りをしっかり組み付け直した効果なのか、アライメント調整した効果なのか…。
修理完了するまで、フィット3やヴェゼルなど色んな代車を1ヶ月弱楽しめたので、その間にユーロ君の乗り味を若干忘れ気味だったし。
一週間くらいの間、「あ~、こうだったこうだった。こうしないといけない車だった。」とかだし…。
非常に高い授業料が悔しいので、折れたコンロッドを貰って、車のキーを置く棚の所に飾って戒めオブジェ化する事にしました。
まぁ、この情けないオブジェを見なくても、レッドまで回すのは若干のトラウマになり、
高速の合流とかでも7000回転くらいまでしか踏まないようになりました。
自分の車の性能を使い切れなくてもいいじゃない。
のんびり走らせてよ。
シビユロライフは、この一件で終わりではないのだよ。
考えてみろ、私が整備した車体問題の量を…
シビユロはあと10年は戦える。 ・・・フッフッフッフッフッ。
Posted at 2020/09/06 00:48:14 | |
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