2007年・愛媛県佐田岬半島
投稿日 : 2007年01月08日
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佐田岬半島には2種類の発電所が存在しています。
それらには「発電のために二酸化炭素を排出しない」という共通の特徴があります。
まずひとつめは地元の第三セクターが運用している風力発電所。
巨大な風車は圧巻、これを新たな風光明媚スポットと見るか、それとも自然界に突如として現れた景観破壊アイテムと見るかは意見が分かれるところでしょう。
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二つ目の発電所は四国電力が管理する「伊方原子力発電所」。
国道沿いからは見えませんが、道の駅に隣接している原子力広報施設「伊方ビジターズハウス」から3分ほど海沿いに向かって走ると、高台から発電所施設を一望できます。
「伊方ビジターズハウス」では原子力発電のことを分かりやすく学習することも出来ます。
隣接する道の駅では名物の「じゃこ天」「じゃこカツ」を是非食べてみてください。1枚それぞれ100円と格安ですよ。
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佐田岬の先端には灯台がありますが、そこに至る最後の1.1kmは徒歩でのみアプローチできます。
遊歩道はダートの箇所もあるので、特に女性は履物に注意が必要。
また、入口から200mほど入ると写真のように自動販売機がありますが、ここが最初で最後の給水スポット。
この先には飲み物を調達できる機会は無いので、是非お買い求めを。
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遊歩道はややアップダウンが激しく、日頃あまり歩いていない人にとっては"きつめのお散歩"になるかもしれません。
所要時間は片道(約1,100m)15分~25分。
訪れた1月3日は好天でしたが、岬ということで風は強め。
しかし厚手の上着1枚を羽織っていれば、あとは寒さに震えるようなことはありませんでした。
むしろ歩いたことで汗をかくので、下手に体を冷やさないように注意が必要です。
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先端にある佐田岬灯台。
眼前には大パノラマが広がり、好天時には九州の地を望むことも出来ます。
もちろん灯台の中に入ることは出来ません。
約1kmの険しい道のりの先には見事な景色が広がっていますので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてはいかがですか!?
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遊歩道の所々に、地元の小学生が手作りした看板が掲げられています。
ひとつひとつユニークなもので、時に急な上り坂の途中では看板に励まされることもあります(^^;。
そうそう、看板にも書かれていますが、ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
遊歩道にはゴミ箱も地元の方々のご好意で設置されていますが、回収も大変そうなので必ず自己責任で持ち帰りましょう。
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遊歩道の出入口脇では、地元の"おばちゃん"がこの地で獲れたものをお土産として販売しています。
写真は「干しアジ・干しサバ」。
ここ佐田岬、対岸の九州は佐賀関。そう、「関アジ・関サバ」で有名な地です。
つまり、同じ海で獲れた魚が九州側では「関アジ・関サバ」、四国側では「岬アジ・岬サバ」と名乗っているのです。
なお、ここ佐田岬の突端では網による漁は出来ないそうで、サバやアジは"おばちゃん"が1匹1匹釣ったものを天然の潮風で干しているのだそうです。
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ここではアジやサバの他に「うに」や「みかん」も販売していました。
「うに」は高級品として知られる「ばふんうに」で、瓶にギッシリと詰められていました。
北海道でも有名な「ばふんうに」ですが、この地のものは小粒で身が締まっているそうです。
このおばちゃん、なかなか営業トークもお上手(^^)。
まぁ、遊歩道の案内もしてもらったし、この辺りのことも色々とお聞きできたし、何より訪れて気に入った地では何らかのお返しをするのが礼儀というもの。
そこで「うに」2瓶と「干サバ」1袋(20匹くらい?)を購入。
〆てお土産代は5,000円ナリ。
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