E46 HIFIオーディオ外し

HIFIオーディオ装着車に市販のヘッドユニットを組むと、アンプ－HIFIアンプとなり、音質的に不利なばかりか、出力が上がりすぎて、ヘッドユニットの美味しい出力までボリュームがあげまれません。ですので、以下の方法でHIFIアンプ外しを行う必要があります。
トランクの内張りの左を剥がすと写真のユニットにケーブルの束が刺さっています。これを思いきってぶった切ります。
HIFIアンプはただのアンプではなく、増幅するという機能の他に３つの帯域に分けるという機能を持っています。ですので、そのまま市販のスピーカーに繋ぐことができません。

ヘッドユニットからはフロント左右、リア左右で計８本のケーブルが来ています。また、HIFIアンプからは、フロント左右にそれぞれウーファ、ミッドレンジ、ツイーター、リア左右にウーファ、ミッドレンジが付いていることから、２０本のケーブルに出力されます。ですので、間にネットワークをはさむ必要があります。私の場合は、フロントのツィーター部を殺して、フロント、リアとも2wayのネットワークを組むことにしました。

肝心の配線ですが、写真のように根性が要ります。まずは、束の中から、太くて赤い線（常時12V）白い線（ACC 12V）少し太い茶色の線（アース）を除外してください。単色のケーブルは音声の信号には使用していません。
いずれHIFIスピーカーも交換の必要が出てきますので、スピーカー交換がてら配線をメモしておく必要があります。法則としては、茶色が使用されているのがマイナス側であることが多いです。これである程度の組み合わせをつかめます。線の太さでは、太い線はウーファー部です。細い線はミッドレンジ、ツィーターです。この法則はHIFIアンプからの出力側（トランクから各スピーカー）にのみ適用されます。
HIFIアンプへの入力線ではこの法則が適用されません。同じ色をベースにした線でもフロント左右ではなく左側前後で振られていたりします。あとは根性で接続します。

私の場合はフロント2WAYにしましたが、もったいないので3WAYネットワークを用意できる場合は活かしてあげたほうが良いと思います。写真の構成で組んでおり、ミッドレンジ中高音部はレイアウトを考えて純正をそのまま流用しております。