ｽﾉｰﾌﾚｲｸﾎﾜｲﾄﾊﾟｰﾙﾏｲｶをﾀｯﾁｱｯﾌﾟ補修（３コートパール編）

最初に申し上げます。アップはしますが、この補修の真似をしない方が良いと思います。プロの塗装屋さん、ディーラーが口を揃えて言います。３コートパールの補修は超難しいと。
あえて補修し、本来の傷は分かりづらくなりましたが、失敗もありました。上手くいったやり方と、失敗したやり方も併せて記載します。
板金屋さん、ﾃﾞｨｰﾗｰが口を揃えて言うのは、3ｺｰﾄﾊﾟｰﾙのﾀｯﾁｱｯﾌﾟ補修は存在しない。あえてするなら、傷ついた塗装の錆止めと。
色あわせ蟻地獄のドツボにはまりました。それなりの出費もありました。
しかし、ｽﾉｰﾌﾚｲｸﾎﾜｲﾄﾊﾟｰﾙﾏｲｶの補修は、１パネルごとの補修で、何処に行っても約３万の見積もり金額を出されます。小さな傷ごときにと思いますが、単色と違い２コートの複雑な色あわせ作業となります。なのでパネルごとの補修です。でも傷が気になるのは事実。
プロの補修の様にまでは行きませんが、この補修は、パッと見て気づきにくいレベルの補修です。プロには及びません。飛び石等の極小傷を対象としています。
前置きが長くなりましたが、以下の簡易補修程度で下手にさわらない方が良いと思います。簡易補修でもパッと見て気づきにくいレベルまで直ります。
http://minkara.carview.co.jp/userid/242932/car/135598/200407/note.aspx
以上の文を読んで、あえて挑戦される方は、１発勝負で以下の通りです。２回目の補修は、かさぶたをはがし、傷口広げて悪化させるに相当します。１発で出来ない場合は、手直ししない方が良いです（経験者の私が言うのも何ですが、本当です。ディーラーも同じ事を言います）

さて、用意するのは、ﾃﾞｨｰﾗｰﾀｯﾁｱｯﾌﾟ(25D)、ホルツのﾏﾂﾀﾞ25D上塗り（ｽｰﾊﾟｰｵｰﾄﾊﾞｯｸｽで特注、MINIMIXできます、約15分で作ってくれます）。もし、ｽｰﾊﾟｰｵｰﾄﾊﾞｯｸｽが近くにない場合、ホルツA-12が近い色です（これでもだいぶ分かりづらくなる）。
ソフト99「タッチアップペンこだわりセット」、これは絶対に要る。極細筆＆うすめ液セットです。
その他、シリコンオフ、#2000耐水ﾍﾟｰﾊﾟｰ、当て木（コルク等）、マスキングテープ。

シリコンオフできれいにした後、極細筆で塗ります。
注！写真の様に凹ますと上塗りで失敗します。凹んだら更に上塗りして、少し盛り上げる感じで塗ります。少し凸になったら、最低３日（夏）～７日（冬）乾燥させます。

乾燥させたら、凸部のみ当て木を当て、水を掛けながら#2000の耐水ペーパーで平坦になるまで研磨します。その際、マスキングテープで、十分に周りを保護します。極小傷といえども、怠ると最悪の結末を見ます（私は見た、想定外の余計な所、研磨しているマスキングテープの外の部分も削ってしまった！ぎゃ～！）。という事が無いように、マスキングテープは広範囲にケチらず貼りましょう。

平滑になったら、パール層を塗ります。
注意点、厚く塗ると色が濃くなる。
なので、ペイントうすめ液をタッチアップペンこだわりセットに付いてくるトレーに刷毛３滴？位に、25D上塗りのパール１滴？位で薄めて、ほんの少し塗る感じで様子を見ます。薄いと思ったら、またほんの少し足す感じです。
いきなり濃い上塗り塗料を塗ると、再度削る事になります。薄めて塗るのがコツ。
クリアーは塗らない方が良いです。
上手く行った所で止めておくのが、傷口増やさなくて良いです。
再度3～7日乾燥させて、最後に鏡面コンパウンドをかけます。
パール層塗装ですが、個人的には、ホルツA-12の方が、明るめなので分かりづらくなると思います。薄めて極薄に塗っているので、どちらも甲乙付けがたいかな。
でもホルツの25D上塗りも、超近い色なので良いのですが、ちょっとでも濃くなると（厚く塗ると）、直ぐに目立ってしまいます。パール層はゆっくり時間をかけて、太陽光の下でじっくり色合わせして見て下さい（塗膜の厚さで）

完成画像、定規の50mmの上位。写真でやっと分かる位だと思います。

私は、色合わせ等、色々弄り過ぎて、元の傷以外の所を削ってしまいました。クリア＆パール層は薄いです。勝負は１回のみと思ってください。直そうものなら、大失敗という負の遺産がやってきます。
その元の傷以外の色直しで今週末入院です（泣）。くれぐれも削りすぎないように。

長々と書いてしまいました。
３コートパール補修の基本は、触らないこと。ベースの白、パール、クリアの３層なので、修理代も高いです。ベースの白は、プロでも色合わせが困難な代物です。というのも、パール塗った時点で色が変わるから。