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ウルトラ黒豹のブログ一覧

2017年11月07日 イイね!

軽トラは刀だ。

軽トラは刀だ。軽トラが車検から戻った。



うちに来てからは3回目の車検。



車齢は32年、走行距離は10万5千キロ。



日常の足として、毎日働いてくれている。






6年前に走行距離3万キロ程度で購入したこの車。


最初のうちはトラブルがいくつかあったが、今のお店でメンテを見てもらうようになった6万キロ以降からは、ほぼ緊急メンテナンスフリーで過ごしている。



お店の腕がいいからだ。



そして車自体も、とてもシンプルで頑丈だ。

(とはいっても、ずっと走っていなかった車両を不安なく日常使用出来るようにするためには、走行距離がどんなに少ない車両であっても、40万は予算を取っておくべきだと思う。)







この車が数日手元になかっただけで、生活にぽっかり穴が空いて、別の世界に住んでいるかのようだった。







キーを捻ると、生き物の心臓のようなエンジンが動き出す。


犬を乗せ、重いハンドルを回して、夕方と深夜に2回山へ行く。




エクストラローギアも使って、狭く荒れた林道をジワリと登る。







たどり着いた先で稽古をする。






そのあと集落を往復して、ゴミを拾って回る。



生活に穴が空いたたように感じたのは、この2つが出来なくなるからだ。







こういうことは、



「軽トラが無いと無理だ」









自分はもうどこの武道団体にも所属せず、一人で稽古だけしている。


それらと関わっていると、日本刀を掲げて天下国家を憂う、自分とは合わない人達とのかかわりが避けられなかったということは、今の形態になった理由の一つだ。




否定は全くしない。

天下国家を憂う気持ち、そしてそれに対し何をするべきか、そのあり方は人それぞれに違って当然だ。







だが自分にとっての士道はこういうことだ。








安土桃山時代から江戸時代初期にかけての人、片山久安は自ら興した居合術、片山伯耆流を


「自臨之居合」


と称した。








「臨二居テ泰ヲ成ス」




「臨」は易の掛けの一つで泰平を示す掛け、「泰」に至ろうとする前段階。



自らを臨の状態において世の泰平を希求し、その維持に努める、そのための居合。





争いを止めるのではなく、起こらないように努めること。




その手段は様々だろうが、自分はまずはこういうことからだろうと思っている。






だから自分にとって、軽トラは「刀」だ。





Posted at 2017/11/07 01:57:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年10月24日 イイね!

碇穹一さんが形にしたもの。

碇穹一さんが形にしたもの。
新しい生活を軌道に乗せるまでの間に、カーデザイナーの碇穹一さんが亡くなった。





久しぶりに、誰かが亡くなったんだなという気持ちになった。









それから数か月して今年の春。


塾の駐車場で車の写真を撮っている青年がいるなと思ったら、その彼が少し前に来ると聞かされていた、カーデザイナー志望の美大を目指す学生だった。






薬学部を中退してカーデザイナーを目指すのだという。


凄い勇気だ。







明るい目的のために勇気を奮う奴は好きだ。



それからしっかり勉強し、公立の美大にAO入試でもう受かってしまった。




1次の学科が通れば、2次の実技は必ず通るだろうと思っていた。






夏に 「日頃のお礼に」 といってくれた。 キャリパー・ワイパー・バンパー内まで立体、図面から完全自作、高速有鉛の付録とは関係無い。

停めてあるのを眺めて作ってしまったのだ。






彼は自分が紹介した碇さんのつながりで、すでに元カーデザイナーの人達からの教えも受けられるようになっている。



彼のことは、きっと碇さんが導いているのに違いない。








彼は本当にカーデザイナーになるだろう。


それも勇気を奮った賜物だ。














まだ世界に無いものを、新しい価値観を提案すること、作り出そうとすること、形にすること、それも制限された様々な条件の中で。





それは、いつの時代も必ず批判を受けることだ。







それでも、新しい世界へ踏み出そうとする勇気を感じさせるところ。







碇さんの作品は、そういったところが自分にとってなにより美しく、格好良い。










眺めるたびに「勇気」をもらう。









碇穹一さんは、自分にとって「勇気」を形にした人でした。








Posted at 2017/10/24 02:57:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年08月17日 イイね!

園部秀雄その二 心の運用

園部秀雄その二 心の運用

園部秀雄(1870-1963)


宮城県岩出山町(現大崎市)出身。


近代薙刀術史上最高の名人とされる人。




この方のエピソードで自分が影響を受けたのは、死にかけた際の納豆モチの話と、彼女の師匠「佐竹茂雄(女性)」の次の教えだ。





「なぎなたは、手で振り上げるものではありません。

気で振り上げるものです。

いつも川向こうの人を切るつもりでかかるのです。

これも気の大切なことを言っているのですよ」





自分はこのエピソードが好きで、サンドバックを打つ時はいつも意識していた。



サンドバックを打つのではなく、道場の道路を挟んだ先にあるビルを折るつもりで打っていた。


これでもか、これでもかと叫びながら打ったけれど、ビルはついに折れなかった。






たしかにパンチ力は付いた。


だけれど、そうやって鍛えたパンチでは、当てることが出来ない層の連中がいた。











でもまぁ、このエピソードは気にいる人は多いと思う。


いかにも日本的だ。


「心で打つ」


みたいな。







だが、心を使うということは、そういった必死な感じなことばかりではない。


「必死」が通じない連中に当てるには、もっと静かで創造的な心の運用が必要だった。






心でする = 一所懸命



以上の考えを、年月を重ねてきた人達でも持っているのを見ないことに、自分はガッカリしてきたが、それぞれの世代にはそれぞれの役割があり、それは我々以降の世代の仕事なのだろう。

























Posted at 2017/08/17 03:01:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年07月23日 イイね!

名文 まはら三桃「鉄のしぶきがはねる」

名文 まはら三桃「鉄のしぶきがはねる」
受験研究社 国語長文 標準 中学生用 7限目 より








「特別扱いされることの方が、嫌なんよ」



男子との明確な違いを気にする一方で、機械科に通う女子はたったひとりだという現実がある。


希少価値の分だけ、自分へのあたりは柔らかいと感じることもある。

持っていないというハンディと、もらうというハンディがあるけれど、もしかしたら、もらうハンディの方が大きいんじゃないか。


本意とするところではなかったが、それに気づいた時には、もう心は抜き差しならないところに来ていた。


旋盤に夢中になっていたのだ。


硬い鋼の形を自在に変える工業機械の魅力に取りつかれていた。


あのあらがえないような鉄のパワーを受け止め、形に返す旋盤の魅力に。










「小関智宏さんの『職人学』という本に出会って、旋盤職人の世界というのは緻密で奥深いものだったんだとはじめて知ったんです。それから日本のものづくりについて調べはじめて、書き上げるまでには2年かかりました。旋盤のような専門的なことって、分かりやすく説明して書いていくと、かえって分かりづらくなる。いかに専門的なことを感覚的に描くのかということに苦心しました」










Posted at 2017/07/23 01:32:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 国語 | 日記
2017年07月18日 イイね!

一行に思いを込めろ

一行に思いを込めろ
1週間の授業を終えて、帰りに気を静めに寄った本屋で良いものを読んだ。


自分も名前だけは知っていた、ラジコンの世界選手権で何度も優勝した経験を持つ広坂正美氏のムックだった。



こういう内容だった。









1987年、広坂少年は当時16歳、イギリスでの世界選手権。


決勝直前に、イギリスの当時のトップメーカーから最新鋭マシンを貸与される。




日本の関係者が、

「才能がある子だから、もし見込みがあると思ったら2番目の性能のマシンでいいから、貸してあげてほしい」

と何度も頼んでいたらしい。


お眼鏡にかなったのだ。







しかし当時のトップメーカーの最新鋭マシンとはいえ、直前になって、一度の練習走行も出来ないまま、初めて操る車両で決勝に臨むべきなのか。





悩んだ広坂少年は、メカニックとして同行していた父親に意見を仰ぐ。


父親は答えた。




「このマシンは、すごい。

1つ1つのネジの締め方がすごい。

1本1本に思いが込められている。」





それを聞いて、広坂少年は覚悟を決める。





そしてその車両で、世界戦初優勝の偉業を達成したのだった。












自分は古典の基礎文法と、英語の授業で使うテキストは、長文集、熟語集、単語集以外、つまり基礎文法参考書と、基礎文法問題集と、構文集は自作している。


勉強が出来ない子向けでは、自分が作るものより良いものが、世間には無いと思っているからだ。




意外に思われるかもしれないが、マフラーを作るだけなら、純正品より性能が高いものが作れるのに近い。





長文集は無理だ。



それは、量産車を作るようなものだ。


メーカーでなければ厳しい。

教養素材としてならともかく、受験生に対して責任を持てる物は作れない。






この2年で何回作り直しているだろうか。


でも先週の改訂でもう完成しきったなと思った。

とても疲れが出た。








それでも、これを読んだら考えずにはいられなかった。



1行1行、1単語の選別にも、思いを込め切れているかと。






まだそこまでではない。




これ書いたら、また1からやり直す。










Posted at 2017/07/18 03:01:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 心の世界 | 日記

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「軽トラは刀だ。 http://cvw.jp/b/2430311/40678665/
何シテル?   11/07 05:34
強力マグネットを使用し、バランスのとれた高性能タイプのモーター。
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