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けいぞおの愛車 [日産 スカイライン]

整備手帳

作業日:0001年1月1日

男のロマン! クイックシフト再び

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
タイトルは冗談ではありません(笑、笑っちゃいけないか…)

ワタシの車人生、マニュアル車が半数以上なのですが、その全てに装着していたのがクイックシフト(ショートストロークシフト)なのです。
もちろん、現在のサブ愛車であるミニにもクイックシフトを付けています。

V35もVQ35DE 6MT車ですから、当然のことながら(笑)クイックシフト装着を目論みました。

が、ことごとく失敗しているのです。
失敗の歴史の写真がこれ。

・いちばん左:純正のシフトシャフトにショート&ヘビーシフトノブ。
 →悪くはないのですが。シフトノブの作りがイマイチ。

・真ん中:米国では有名なメーカーB&M車のスポーツシフター
 →最初は上記ショートシフトノブと合わせたのですが、これは短すぎた
 →その後、シフトノブをノーマルに戻すとレバー比が厳しすぎたのか、シフト操作にかなり力が必要でした。ガリっという感じ

…で、再びノーマルシャフトに戻して、トミーカイラヘビーベイビーシフトノブでしばらく乗っていました。このシフトノブはお勧めです。
重さといい、作りの良さといい…

でも、クイックシフトは男のロマンです、少なくとも私にとっては。

今回3度目の正直で導入したのが右端のもの。
今は亡きC'sのショートストロークシフト。
カメラードというメーカなのだが現在は消滅しました…

でも、この部品に関しては日本で一番有名なメーカだったと思います。AT率の向上により辛くなったのかなあ。
今回ヤフオクにて格安で手に入れられたので装着します!
2
…と、その前に部品のチェック。

写真の部分はシフトリンケージとの接続部分。
純正はセンターに金属製の筒がつき、その周りは衝撃吸収の樹脂ブッシュが挟まっている構造です。

それに対して、このC'sシフト。
中にニードルベアリングが入っています!しかも日本のNTN製。
ショックはある程度犠牲にしてスムースな回転を取ったわけです。
いやあ、なかなかいい仕事をしています。

中古部品だったのでここは古いグリスでグニグニになっていたため、灯油で綺麗にグリスを洗い流して、あらためて新グリスを塗り込み直しました。各ニードルも綺麗に動くようになって万全です。
3
今度は今までのシフトとの比較です

上段:純正シフトシャフトとの比較
  シャフト中央部の球体が支点、右端のねじ部にシフトノブが装着されてこれが力点となり、反対側(左端)が作用点です。
 支点~力点の長さをA 、支点~作用点長さをBとした時、Aに対しBがかなり小さくなると操作力が小さくなるが操作ストロークが伸びる、Bが大きくなればその逆となります。

御覧のように純正とC'sを比較すると力点位置が短くなり、かつ支点が右に動いています。見事にショートシフトですね

下段:左がB&M製、右がC's
シャフト全長は両方ともほぼ同じ、違いはこの支点の位置。
B&Mのほうがさらにショートになる比率となっています。
さすがにこれは極端すぎたのでしょう。
また作用点には薄いブッシュが入っており、動き/ショック吸収がよくありません。
その後、ブッシュ挿入部を拡大して、純正ブッシュが入るように改造しましたが、それでもこのレバー比は厳しすぎましたね。

ということで多少マイルド傾向のC'sは期待が持てます
4
通常は取り外しを紹介するのですが、今回は趣向を変えて組み上げ方向に説明していきます。
純正のシフトシャフトを抜き取った状態から始めます。

上段:V35系のクイックシフトの装着は、上記比較写真における作用点の位置を変えずに、支点(球体部)を純正より持ち上げる形になります。
ということで、持ち上げ分に相当するスペーサをはめ込むことから始めます

下段:その上に純正のスプリングを置きます。
V35系ミッションはリバースギアシフトでシフトノブを押し込む必要があるのですが、このスプリングは、操作後元の位置に復帰できる為に使われます。6MTの場合はこの構造を取らないと間違ってシフトしてしまいますから…(笑)
シフトノブを引っ張り上げるタイプ(ミニがこれ)、シャフト途中に”傘”がついていてこれをつまみあげながらシフトするタイプ(ゲドラグ系)などもあります。
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上段:さらに天面プレート位置をかさ上げするためのスペーサを取り付けます。なかなかいい精度で作られており、なかをスライドする樹脂のガイド溝まで作られています(親指の爪の上のあたりです。説明がうまくできないが…)、とにかく日本製、素晴らしいです。

下段:ここでシフトシャフト登場。
  すでに純正の樹脂パーツ(白い円筒部品)にはめ込んでおきます。(樹脂を暖めて装着すると比較的楽です)
これを上段のスペーサを通して差し込んだのがこの写真。
シフトがグリっと回転しないように樹脂円筒側面に突起があり、相手の溝とかみ合うことで上下にしかストロークしないようにできています。
この溝がスペーサーにまで切られているというわけ…やっぱり説明下手だな。
6
上段:おにぎり型の純正天面プレートを取り付けます。
 これの目的は5-6速の動きをうまくガイドすることと、シフトノブを押し込んだ時だけリバースに入るようにガイドすることです。
これも説明が難しいのです、MT乗りの方なら実際に現物を見ればすぐに理解できます…と逃げに入る(笑)
3点の固定ねじを完全に締めない状態で、車体下にもぐりこみシャフト下側の作用点とミッションから伸びているリンケージシャフトをつなぎます。
その後、このプレートを左右に動かしてうまく5-6速の動きができるような位置を出してしっかりねじを締めます

下段:後は簡単です。
まずはシフト支点周りの保護のためのゴムブーツを取り付けます。
しっかり固定するまで押し込みましょう
7
上段:さらに室内とボディ下面の間をシールするための第2のゴムブーツを取り付けます。
これをしっかり付けないと、車両下側から水が浸入しますよ。
あとロードノイズも防いでいますし。
ねじ4か所で固定です

下段:さらに防音のための白いボンボンをかぶせます。これも純正部品。
さすがに音に関してはしっかり防護するように作られています。
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上段:後は内装パネル(シフトブーツ付き)をかぶせて固定。配線類のコネクタを事前に装着することをお忘れなく。
で、シフトノブを装着すれば完成!です

しかし、シフトノブを一番奥までねじ込んだら、トミーカイラの赤ガメマークが前後逆になってしまったのはご愛敬。このままで行きます。

下段:完成の図です。
交換前の写真を撮り忘れたので比較が難しいのですが、シャフト自身が短くなっているので、シフトノブの高さがそこそこ低くなりました。
操作に支障があるほどではありませんが。

で!問題の結果ですが、これが正解!
今までに比べ、作用点のベアリングが効いたのか、多少の力は必要とするものの、操作フィーリングはコクコクと節度の良いものです。
慣れてしまえばGoodな操作感になり、満足です。

さあ、自分でやろうぜ!
…といってももう新品はなかなか見つからなくなっていますよ!

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