大変残念ながら、日本狼はかなり以前に絶滅してしまいました。狼は大神とも書けますが、狼は日本古来の神々の眷族でもあります。稲荷神の眷族としては狐の方が有名ですが、農耕民族にとっては、狼も崇める対象の野生動物だった様です。私はサバイバルな日々を過ごしていますが、狼がタイトルに入っている面白い冒険小説を思い出しました。何回も繰り返し読んでいる本ですが、寒さが厳しい季節に読むにはもってこいの冒険小説です。まだ、ロシアがソビエトと呼ばれた頃のシベリアが舞台になっています。アメリカ空軍の少佐がGRUに捕らえられますが、逃げ出して極寒のシベリアでサバイバルな逃避行を繰り広げます。手製の弓を作り、射止めた野生動物を食べ、毛皮を鞣して衣類やモカシンを作り生き延びます。主人公は北米インディアンの血を引いており、生き延びるほどにサバイバルに目覚め、やがて反撃を開始します。相手はGRUやKGBだけでは無く、原野に生きる手強いヤクート族の男です。孤狼として極寒のシベリアを生き抜く男のサバイバルは、最近の寒さに震えているサバイバルごっこオヤジとはレベルが違いすぎますね。f(^ー^;とても面白い作品ですよ〜。