燃ポン、犯人はお前だ！

夏休みの宿題だった暖気時のエンジン再始動でエンジンがかかりにくい問題をO2センサーだと決めてかかり見事に当てが外れ提出日に間に合わなかった今年の夏
もう犯人はこいつしかいないだろう、じっちゃんの名にかけて！と涼しくなってきたこの時期に夏休みの宿題再提出として燃料ポンプをよさげな中古良品と交換してまいります。
上の写真はいきなり摘出し終わっておりますが、うちのライフに20年約7万キロ分燃料タンクに浸かり続けた燃料ポンプさんです、容疑者です
…にしても色がすごいですね orz

取り替える中古のポンプ(左側)と、取り出してすぐの20年選手のポンプ(右側)この色は洗ってもまず落ちませんよ
中古燃料ポンプは途中で一度交換され、そのあとそんなに長く使われることなく廃車されたであろう事が想像出来る色合いです。
まあ、ライフの燃料ポンプは割と弱そうで不具合や交換話には事欠きません、途中で交換されてそのあとの使用歴は短い程度良さげな燃料ポンプはきちんと見極めれば廃車体の多い今なら割と安くで拾えたりします。
私が使用した写真の中古ポンプは送料 税金込み3900円でございました。

交換はリアのスペアタイヤのカーペットカバーを剥ぎ
左上のオレンジマークの指す銀色の丸の蓋のプラスネジ3本を外します

で、蓋を開けたら中には燃料ポンプがおられます。
いやぁ、さすがは20年
汚いですねぇw

ここで慌てず、まずはミドリの矢印のコネクターを外し、ポンプを動かないようにしてから車にキーを指し、セルを回して数秒間クランキングさせます、これをしないとこの次の手順の時に加圧されたガソリンが取り外したホースより飛び散り大惨事になりますので必ず忘れずにクランキングしておきましょう。

クランキングして圧を抜けばガソリンは飛び散らず多少の漏れだけでこの2本のホースが抜ける事でしょう。
写真奥の高圧側は茶色のコネクターが有りますので、それを挟み込んで保持したままホースを引き抜くとすんなり抜けます。
手前の低圧側はラジオペンチをテコの原理を利用してうまく使えば簡単に外せますが、くれぐれも無理をして部品を破損され無いようにお気を付けくださいませ。
ホースを取り終わればあとは燃料ポンプ周りの固定ネジ(8ミリ)8本を外せば晴れて燃料ポンプを燃料タンクより取り出せます。
ただし、このポンプを取り出した後は火気厳禁の危険な作業となりますので十分にお気を付けを！

取り付けする中古燃料ポンプのパッキンは純正の新品を手配して交換いたしました。
こちらお値段750円程です、変にケチって燃料タンクに水が浸入する被害でかかる負担より、ここで素直に新品純正に替えてかかる出費の方がはるかにマシでしょう。

交換後各部の漏れのない事を確認し、繋ぎ間違いや繋ぎ忘れやネジの締め忘れがないのを確認しつつ後は逆の手順で組み付けて終了です…が、最後のスペアタイヤ上部の銀色の丸い蓋は取り付けの方向があるので、蓋に刻印してある ↑FR の方向をフロント側に向けて取り付けてくださいませ。
違う方向につけると蓋が閉まりきらず車内に水等々が入り込んでしまいますよ。(体験済み)
蓋まできちんと閉め終えればコンピューターリセットの儀式を行います。(バッテリーマイナス外して10分、端子戻してエアコンや室内灯オーディオその他アクセサリー系を全てOFFにしてから鍵をACCにして2〜3分放置、そしてエンジンかけて20分程アイドリングの後普通に走る〜でリセット完了)
コンピューターリセットの途中緊張もせずエンジンかけてみた結果ですが…
問題ないと思ってた冷感時ですらも全くかかりが違うやんか… orz
ええ、めっちゃ良くなりましたよ、普通の車の普通のエンジンのかかり方ですよ、排ガスも臭くないですよorz orz
しかもおまけで走行時のトルクも上がってますねぇ…なんてこったい

という事で、燃料ポンプは故障スレスレの状態だったんですね〜
まあ、20年無交換ならそんなこともあるわなぁ…これ長野とか長距離行こうとする前で良かったなぁ…とw

先程100キロ程色々試し走行をしてみましたが、結果これにてうちの家に来てから約6ヶ月かかったエンジン始動時の不具合修理は完了いたしました。
まさかの結果は燃料ポンプの吐出不良？もしくは低圧側の何かしらの弁不良が原因でしょう。不具合少し手前で耐えてるとは非常にヤラシイ？
修理保守もここまでやったら後5年平気で乗れる気はしてきたよね〜って事で、大きく壊れてるわけでもないけどあちこちボロボロガタガタ、でもそれの修理が楽しい20年目のライフさんでした
次はカムポジションセンサー交換です、てかこのついでにすでに替えてますけどw
もう交換されてないセンサーは、全交換だわw