日曜日、世羅高原に向けて高速を走行中、突然クルマの腹下からバンバン!て音が。
?!小石か落下物でも踏んだかな?
でもミラーで後ろを見ても何も落ちている様子はありませんでした。
少し不安はあったものの車は快調に走ってるし、とりあえずそのまま走って会場入り。
駐車場で誘導スタッフさんの指示に従うべく窓を開けると、なんだか排気音がおかしい。
車を停めてボンネット開けて覗いてみると、
エキマニとフロントパイプの接合部のフランジの、ボルト3本のうち1本が脱落してました。
どうやら途中で聞いた音は、落ちたボルトが跳ねて腹下に当たった音のようです。
更に残り2本も
下からボルトを挿してますが、上側にナットがありません。
(後述しますが、この時はそう見えました)
更に更に、
フロントパイプを吊るすステーが吊り穴から外れてます。
随分と一気にいろいろ起こったもんだな(汗
とりあえず10時になってからディーラーに電話。状況を話して帰り次第、修理してくれるようお願いしました。
そして昼前にイベント終わっての帰り道。往路よりも明らかに音が大きくなってます。
とはいえよくあるスポーツマフラー程度の音量。でもだんだん音が大きくなっていき、倉敷に帰った頃には昔のトラクターみたいな、ズダダダダ・・・!!って感じの勇ましい音になってました(^-^;)
一旦家に帰って、装着の際使わなかった純正のボルト類を積んでディーラーへ。
早速ピットに入れて持ち上げて確認してみます。
この時実際に取り付けをしてくれた整備の方に聞いたんですが、問題のフランジ部は、ボルト/ナットで挟み込むのではなく、フランジの穴にネジ溝が切ってあって、そこへスタッドボルトを貫通させるような造りになっていたそうです。なるほど確かに上から見ても下から見てもボルトの頭がありませんね。
それと吊り穴外れのほうは、製品の組み立て精度が悪く、フロントパイプが純正よりも左寄りに通るようになったので、ステーの先っちょのほうしか穴に掛けることが出来なかったそうです。
で、修理ですが、脱落したスタッドボルトは、残っていた2つも含め、通常のボルト/ナット+スプリングワッシャに変更しようってことになりました。
…が、フランジのネジ穴のピッチが、ディーラーで持っているボルトで合う物が無く、買ってこないといけないので1日預からせて下さいと言われました。ま、しょうがないですね。
そして月曜日。夕方頃、修理が完了したとの電話があり行ってきました。
スタッドボルトが脱落していた部分
通常のボルト/ナットになってますね。スプリングワッシャも入ってました。
ただ、ここまでやっても合わせ目から排気漏れしていたので、合わせ目をマフラーパテで一周固めたそうです。
そして吊り穴外れ部分
分かるかな?車体からコの字形状のブラケットが出ていて、本来はその間に8の字形状のゴムの吊り穴が着くんですが、コの字ブラケットの左側に吊り穴を付けてます。
なんとなく見た目的に不安なんですが、ステーを外れないよう深く挿すにはコレしかないんでしょうね。
この写真だとフロントパイプがいかに左にずれているかよく分かりますね(^-^;)
ディーラーからの帰り道、おお音が静かになってる!てコトは排気漏れも止まったみたいだな♪
いろいろあったけど修理もできてこれから安心して乗れるし、結果オーライ♪よかったよかった(^-^)
と
そんな風に思っていた時期が僕にもありました。
前回の日記を書いた時点ではココまでで終わりだと思ってました。
火曜日の朝、いつも通り早朝1時半に家を出て2時前に会社に到着。
なんかスゲー焦げ臭いんですけど!!
家を出るときには静かだった排気音もいつの間にか大きくなってます。
これはアカン
この時間はまだ辺りは真っ暗で調べようにもロクに見えないので、とりあえず昼過ぎまで仕事してから確認してみると…
マフラーパテが剥がれてました。
反対側はパテが完全に剥離していて、ハミ出たガスケットは黒焦げで触るとボロボロに崩れ落ちました。
これは困った
火曜はディーラー休みだし…。
というコトで、いつもお世話になってるオートリファレンスさんに泣きつきました。
助けて!リファえもん!!
オートリファレンスの店長さん、急な飛び込み&自分がやった仕事でもないのに親切に対応して下さいました。
状況を説明して現物を見てもらっての店長さんの見解は、「とりあえずガスケットを交換しないと排気漏れは止まらないと思う」とのことでした。
ガスケットはすぐに調達はできないので、店長さんがトラストのカタログから似たような形状、似たような寸法のガスケットを注文し、現物に合わせて微調整することに。それでも入荷までに1週間ぐらいかかるそうです。
あと、装着状態を見て、いろいろとマズイ所を指摘されました。
その1:穴の位置や角度がずれててディーラーでは固定を断念していたステー
やっぱりココはきちんと固定しないといけないそうです。ココをちゃんと固定してフランジ同士の面を合わせなかったために排気漏れが発生したのだろう、とのこと。
なので、アンギラーでステーの角度を調整して、リューターで穴を広げて、隙間にはワッシャーやナットを挟んで、なんとかこのステーを固定してもらいました。
その2:スタッドボルトから通常タイプに変更したボルト/ナット
これは、通常型にしたのが悪いんじゃなくて、その材質。ディーラーの整備の方が良かれと思って着けてくれたステンレスのボルト/ナットですが、加熱されると固着して緩まなくなるそうです。
実際、交換してまだ1日しか経ってないのに固着しており、ネジ緩めのスプレーをしてなんとか外してみると、ネジ部はボロボロになってました。
コレも鉄製に換えてもらいました。
そして、一番問題なのが…
その3:衝撃や揺れを吸収できる構造になっていない
多くの純正マフラーではフロントパイプの途中に蛇腹(フレキシブルチューブ)があって、そこで衝撃を吸収するようになっているそうです。エクリプスの純正フロントパイプもそうなってました。
また、蛇腹の付いてないスポーツマフラー等では、接合部のボルトにスプリングが仕込んであり、やはりその部分が可動して衝撃を逃がすようにしているそうです。
そういった衝撃吸収のギミックが何も付いてない。
店長曰く、「これは・・・そのうち折れるぞ」とのこと。
長いボルトに換えてスプリングを挟んだら?ってことでこの部分をバラしてみたんですが、前後のパイプが重なる部分に全く余裕が無くて、ヘタに可動式にしたら排気が漏れるだろうとのことでこの案はボツとなりました。
パイプをぶった切って蛇腹なりバネ付きボルトで全長可動式のギミックなりを取り付けるか…みたいな意見も出ましたが、ちょっと難しいらしく、今のところ有効な案が出ていません。
いっそのこと、shinyaさんに別のエキマニを頼もうかとも思いましたが、次のがちゃんとした品質・構造になっているかは分かりませんしねぇ。。鋳物のOEM品+外した純正フロントパイプならイケるかな?でもせっかくカッコいいステンのエキマニにしたんだし、なんとかならないかなぁ。。
とりあえずはガスケットの入荷待ちです。それまではうるさい&焦げ臭いのもガマンです。
その間に何か良い案が出るかも?!