MEGALiFe Battery MEGALiFe Battery MV-23L  

話題のリチウムイオンバッテリーです。
VAB互換のバッテリーは「MV－23L」

良く発火をする他のリチウムイオン電池と違い、安全性の非常に高いリン酸鉄リチウムイオン電池となります。A123社製のセルを使用。
IPX8防水・10mの高さからの落下試験にも合格。
寿命も通常の鉛バッテリーが2年～3年に比べ、7～10年と非常に長寿命。
エマージェンシー機能を内蔵し、万が一のバッテリー上がりにも安心。
充電も鉛だと数時間掛かるのが、こちらのバッテリーだと僅か20分程で充電完了。

・・・とまあパンフレットにも書かれているような内容を書いてもつまらないと思いますので、確実に変わった事を書きます。

セルの回り方が明らかに変わる。というよりも回り方がおかしい｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡
セルの回る音が今までより高い音に変わり、一瞬でエンジンが始動します。

【電圧の変化】
シガーソケットから取った電圧計の表示ですが目に見えて違い有り。
・アクセサリー電源ON時
　　鉛：12.8V　→　LiFe：14.0V
　　エンジン掛かっていないのにこの電圧・・・。
・エンジン始動後の電圧変化
　　鉛：13.6V～14.2V　→　LiFe：14.1～14.2V
　　明らかに電圧が安定化。

【音響の変化】
・バッ直のウーファーの音が一番変化有り。低音の音がよりハッキリと聞こえる。
・音にメリハリが付き、全体的に高音質に。

【走りの変化】
以前のCAOSバッテリーは約16kgでしたが、このバッテリーは約6.5kg。約10kg程軽量化。
VABの場合、フロントが長い為10kgでも明らかな違いがあります。
まず、回頭性の向上。ハンドルがクイックになります。
また、フロントが軽くなった分フロントサスペンションにも影響を与え、以前と比べるとややフロントが跳ねます。
厳密にはサスペンションの再セッティングが必要になるかも知れません。


総評としては、バッテリーとしてはかなりお高いものではありますが・・・、なるほど。
個人的には金額以上のペイはありますね。
しかも目に見える形で確実に帰ってくるので、間違いなくプラシーボではありません。


ついでに、パンフレットやHPに記載の無かった事をメーカーの方に直に聞いてみた所、以下の回答を得ました。

Q：鉛バッテリーと同じ様にブースターケーブルは使用できるのか？
A：使用可能。鉛バッテリー同様接続し他車の始動及び逆も可能。ただし、ジャンプスターターは使用不可。

Q：鉛バッテリーに使用しているようなバッテリー保護の断熱材等を装着しても問題ないか？
A：装着しても問題無し。むしろ不要。

Q：エマージェンシーのサブバッテリーはどの様に充電されるのか？
A：メインのバッテリーの充電が完了すると自動的にサブバッテリーの充電が行われる。

との事です('ω')

また暫く走ってみてから再レビューしようと思います。