3回目のMTオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
そろそろ1万キロに到達するので、ギアオイルの最終交換を行いました。
今回はロングスパンになるため、添加剤を投入しました。
今回の処方は、車体が重いギアオイルという事でギアにも負担が大きい(オイルが発熱する)可能性を考え、非ニュートン粘弾性オイルをベースに、6速ギアの入りを改善するために科学系添加剤、全体の投入量は決まっているので、科学系添加剤の容量が不足する分のギアの滑りを良くするためにこれらと相性が良い粉末ボロン系添加剤を混ぜて投入しました。
非ニュートン粘弾性添加剤は、「からみつき」効果で、ギアが回る時にギアと一緒に動こうとします。つまり、通常のオイルでは回転体からは離れてしまうためにオイルを大量に投入して、液面下にある部分のギア温度を下げようとするワケですが、この非ニュートン系オイルはそのギアに絡みついてギアオイルの温度が下がるという事になります。
科学系添加剤ですが、少々高額な添加剤ですがギアオイルに入れた時の性能は過去の実績から折り紙付き。
一緒に入れると喧嘩する添加剤が多数あるので注意が必要ですが、今回のモノとは推定大丈夫。(短期間・常温でしかチェックしてませんが、ダメだったらまた交換ですが、きっと大丈夫。非ニュートン系のオイルにも添加は可能だったので大丈夫かと。)
最後にボロン系添加剤、つまりセラミックの仲間です。コイツは平行四辺形の分子構造をしており、ナナメに力が加わるとズレるように動きます。
固体潤滑の部類になるのですが、その性質はカーボンと同じで表面にある時は摩擦抵抗が低くなるという理屈です。ハイポイド系オイルに有効との事で添加しています。物質としては比較的安定しているので混ぜるには少し安心です。
注意点として撹拌が適当だと粉末が沈殿してしまいます。
※ガソリンエンジンのオイルにはかなり有効でしたが、ギアオイルへの投入は今回が初めて。(従来10万キロ程度はエストレモだけで十分な性能があった。今回は絶対的な量が不足するので追加してみた。)
添加剤はそれぞれ、ベースオイル、化学添加剤系、固体系とそれぞれ違う性格の添加剤なので混合が可能という理屈と、混ぜて3週間程度のエージング後に、内容チェックをしての結果で利用しています。
添加剤の割合は理由と理屈で割り算して決めました。
また一部(10cc程度)は取り置きしてチェック用にしていますが、ほぼ無用?
※添加剤を混ぜて利用する場合、一切の保証はありません。また、添加剤のチャンポンを推奨するものではありません。
交換費用:ギアオイル 約2L、添加剤約350ml
オイル 2160円+技術料1728円
添加剤 1か月分の小遣い全額。
化学系添加剤は、アタックレーシングのX1 200ml添加しています。
走行距離 9294km
効果:2~300km程度走行すると初期性能が、10,000km程度走行すると本来の効果が出てきます。
過去の実績では14万キロ無交換でまったく問題なし。(MTオイルでは燃費が悪くならない、かつ、スコンスコンとギアが入れば大丈夫。)
2
===2015年11月23日===
走行距離 9730km
走行距離が交換後500kmを超えて、徐々に5~6速への入りが改善されてきました。
少しガクっとしてから、ギュ!と入れないと入らなかった6速へ、そのままスコン♪と入るように変化。
5速も少しだけ渋かったのですが、これもスコン♪と入るようになりました。
おかげで、運転が少し楽しくなりました。
ついでですが、1~2速も、入りと、抜けが良くなり、バックも残念ながらスコンと入るようになりました。
バックは、間違って入らない方が良いので渋いままが良かったのに~!
心なしか燃費も良くなった感じがします。
※オイル粘度的には固くなってるハズなのですが・・・。
3
=====2015年12月11日=====
走行距離10800km前後
走行距離1000km以上を超えていますが、低温時の渋さがかなり減少してきました。
寒い朝でも、スコンと6速以外にギアは入るようになりました。
駐車場で・・・抑えなくても時々バックに入るようになってしまったので、バックブザーでもつけようかな?と思っています。
※イオンの駐車場で前進しようとして車止めに・・・。
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