修理したケンウッドのツィーターを追加し,6スピーカー仕様にしてみた。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
純正ツィーターとの交換ではなく,高域用にカットオフしたケンウッドのツィーターを純正ツィーターに追加接続し,6スピーカー仕様にしてみました。
このツィーターは,ジャンクを修理・加工後,放置していたものです。ようやく取り付けてみようという気が起きました。
画像は助手席側に取り付けが終わったものです。
加工後,音を聞いてみると前方に高音部が定位しています。まだ,音のつながりは不十分ですが,イコライザーで調整すれば,好みの音に近づくと思います。
2
このケンウッドのツィーターはジャンクでした。土台がなく,スピーカー本体からの配線が切断されていました。
最初に,接続用コードのハンダ付けを行いました。その時に,コンデンサーが付いていないことが分かりました。
そこで,追加加工として,
① 土台の作成,② カットオフ用のコンデンサーの接続をしたものです。
当初は,純正ツィーターと入れ替えたのですが,試してみると中音域がやせた感じになったので,カットオフ周波数を高くし,スーパーツィーター的に配線することにしました。計算上,カットオフ周波数を8KHz前後にしたので,かなり高音寄りの再生になっていると思います。
3
6スピーカーにするので,インピーダンス低下の不安がありますが,作業を始めます。
助手席側のウエザーストリップを取り外します。差し込んであるだけなので,簡単に外れました。
天井部分からダッシュボード脇まで外します。
4
Aピラーを外します。
Aピラーは,上部から引いて外すと,中に90度回して止めている白色のフックがあります。ある程度Aピラーを浮き上がらせると隙間から指を入れて回せるので,Aピラーの長方形の穴に合わせて回転させ,ピラーを取り外します。
5
Aピラーは,上部を取り外せば,あとは車内側に傾けて,力づくで手前に引くと外せます。
6
三角窓前のカバーは,本来なら外すのでしょうが,奥側のスピーカーカバーの部分にかかる箇所のみ持ち上げました。
これで,スピーカーカバーを外せます。
7
スピーカーカバーを外します。
初めて外すためなのか,かなり固いです。最初ネジ止めでもしてあるのかと思うくらい固かったのですが,手前から力づくで持ち上げ,ようやく外すことができました。
奥に差し込み固定用のツメがあるので,必ず手前から外すようにします。
8
スピーカーカバーが外れたので,1/4ラチェットに10㎜のソケットを付けて,固定ネジを外します。
この時,ネジを固定するための板状のナットが外れて,下に落ちてしまいました。
ネジを取り外したら,必ず止めてあった箇所に差し込んでおくことが重要です。
9
増設するツィーターに接続するために,本体のスピーカーコードを分岐します。
助手席側は,桃色のコードが+,紫色のコードが-側となります。
今回は,増設なので分岐するために
ニチフ端子工業 圧接形中継コネクタ 分岐タイプ NDC 2420-WB を使用しました。
これと同じく,ニチフ端子工業 圧接形中継コネクタ NDC 2420を使用しました。
ギボシやカニさんに比べて,手間が少なく作業が楽になります。このような狭い場所には,便利なパーツです。
エーモンからも出ていますが,大きなホームセンターで注文すると,ギボシ端子とほぼ同コストになります。
10
増設するツィーターに接続するために,延長コードを製作しました。工具箱に残っていた0.5sqのコードに使用しました。
この延長コードと増設するツィーターを接続しました。
この後,純正ツィーターの下を通して,三角窓側に出しておきます。
11
準備しておいたツィーターと延長コードを接続しました。
ツィーターは,三角窓前のカバーに設置する予定です。
12
せっかくスピーカーカバーを外したので,スピーカーにあたる網状の部分のハニカム構造状の支えをニッパーで切り落としました。
効果があることを期待します。
ハニカム構造の角の部分を,三方からニッパーで垂直に切り離し,その後にニッパーを水平にして格子部分を切り離しました。
13
カバーを表から見ると,ところどころ穴が埋まっている部分が残っています。
カッターの刃を横に滑らせて,格子状に残っている部分を削り落としました。
これで表から見ても,穴が埋まっているところがなくなり,見た目が綺麗になりました。
あとは,スピーカーカバーと三角窓前カバー,Aピラー,ウエザーストリップを戻して終了です。
14
この後は,運転席側です。
ここから先は,自分の備忘録です。読み飛ばしをお願いします。
ウエザーストリップを外します。
15
Aピラーの上部を取り外し,車内側に傾けて,力づくで手前に引いて外す。
16
三角窓前カバーを奥から持ち上げて,スピーカーカバーを干渉する部分をずらす。
17
スピーカーカバーを奥にツメがあるので,手前から,力づくで外す。
スピーカーカバーのハニカム構造の格子をニッパーとカッターで削り落とす。
18
10㎜のソケットでネジを外し,ネジと板状のナットを落とさないために付けておく。
19
スピーカーのコネクタのツメを押して,白いコネクターを外す。
20
ニチフ端子工業 圧接形中継コネクタ 分岐タイプ NDC 2420-WBでボディーからのコードを分岐させる。
運転席側は,若草色のコードが+,青色のコードが-側となります。
21
延長コードを三角窓側に出して,純正ツィーターを元の位置に戻し,ラチェットで締め付ける。
その後,スピーカーカバーを奥に差し込み,三角窓前カバーを元に戻す。
22
延長したコードを三角窓側に出しておいてから,Aピラーを奥に差し込んでから,元の位置に戻す。
23
スピーカーを三角窓前カバーに設置して終了です。
しかし,バッフルボードが自作と日産車用,フロントがケンウッド,ツィーターが純正,追加のツィーターがケンウッド,リヤがカロッツェリアとなんともまとまりのないジャンクの組み合わせです。
純正よりは良い音なので,良しとしましょう。
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