BOSE音質改善(番外編:ドアの内張り剥がし)
1
ドアの内張り剥がしのコツについてまとめてみました。皆さんの整備手帳で散々出てきたことのコピーがほとんどですが、そこは大目に見てやってください。
なお、事前にドアトリムファスナー(別名:内張りクリップ)の予備をそろえておくことを強くお勧めします。これが無いと内張りを元に戻せなくて泣く羽目になります。
また、初めて外すときは車を使わない日にやったほうが良いです。慣れていないとやたらと時間がかかります。
2
まずはネジをはずします。2箇所あるので気をつけてください。いずれもカバーがかかっています。下は簡単にカバーが取れますが、上はドアハンドルの奥にあるカバーの周りをマイナスドライバー等でこじらないと外れません。慎重にやってください。
ネジをはずしたら、内張りの一番下中央部分あたりのドア部が少しへこんでいるので、そこから内張りに手をかけて気合一発ではずします (本当は力をかけつつ慎重にやってください。内張り外し工具を使ってテコの原理でじわっとはずすのが一番確実です)。このときドアトリムファスナーがドア側に残ることがありますが、これは後で外しますのでそのままにしておいてください。
3
次にドアスイッチのコネクターをはずします。緑円でマークしてある凸部分を押すとフックが外れてはずせるはずですが、実際には凸部を押した状態でも硬く締まっており外すのに難儀します。この場合には凸部を押しながら隙間にマイナスドライバーの先を差し込んでこじると比較的簡単に外れます。
右側ドアのコネクターは2個、左側ドアのコネクターは1個です。これを外せば、ドアハンドル部はネジ等で固定されていないので内張りは完全に外せるはずです。
なお、ドアハンドルがどのように内張りに差し込まれているかはよく観察しておいたほうがよいです。場合によっては写真を取っておいてください。内張りを戻すときに役に立ちます。
4
外した内張りは傷がつかないように保管しておきます。
次にドアのほうを見ると、一部のドアトリムファスナーがドアのほうに残っているはずです(もし残っていないとすればかなり幸運な人です)。
これを外すのに皆さん苦労しているようですが、ちゃんと外さないと内張りがドアに戻せません。手では外せませんし、ドライバーではドアに傷がつく、内張り外し工具でも外しにくいというなんとも始末に困ったものですが、秘密兵器を見つけました。
5
薄型プライヤーです。通常のプライヤーとは違い挟む部分の厚みが2ミリ程度しかなく、ドアトリムファスナーの首部分がうまい具合にはさめます。はさんだらテコの原理でクイッと引き抜けば、面白いように外れます。
ドライバー等で外すとドアトリムファスナーがぼろぼろになり用意していた新品と交換する羽目になりますが、これを使うと再利用できる確率がぐっと上がりますし、何よりあっという間に外せます。
これで内張りの取り外しは終了です。
6
内張りの取り付けは今までの逆順です。箇条書きにすると
①内張りのドアトリムファスナーを確認する。外れている物は元の位置に差し込み、ぼろぼろになったものは新品に交換する。どのように差し込むかは内張りのほうに残ったドアトリムファスナーを参考にしてください。
②内張りをドアの横に持っていき、ドアスイッチのコネクターを接続する。接続するときは簡単です。カチッと音がするまで押し込むだけです。内張りを支えるのがいささか大変です。
③ドアハンドルを内張りの所定の位置に差し込む。
④内張りをドアに押し付け、ドアトリムファスナーで固定する。確か位置決め用のピンがあったはずなので、それを先に穴に入れてから押し付けると正確な位置に固定できるはずです。
⑤ドアトリムファスナーがはまっていない場所がないかを確認する。押さえ直してもうまくはまらない場合は、内張りを外しなおしてやり直すのが結局のところ早道です。
⑥ネジで固定し、カバーを取り付ける。
これで終わりです。なお内張りを外すと、運転席側ガラスのフルオープンが自動でできなくなるはずですが、手動で全開、全閉をくりかえすと元に戻ります。
フォトアルバムの写真
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( デッドニング の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク