サーモスタット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
去年の10月頃から冷却水温が上がったり下がったりするようになりました。
走行中はほぼ適温のようですが、信号待ちなんかで止まるとすぐにメーター読みで4分の1位まで下がってしまいます。
暖気中もなかなか水温が上がらなくなってきたので、みんカラ先輩の記事を参考にサーモスタットの交換を行いました。
写真は運転席を取り外し掃除機で清掃中のところです。
普段掃除できないところなので念入りに。
この後、運転席下のエンジンカバー(正式名は分かりません)を外します。
サイドブレーキを外さなくてもできるかと思いましたが、甘かった。
レバーとケーブルを分離し、エンジンカバー裏側のケーブルブラケットまで外さないと、エンジンカバーは外れません。
2
エンジンカバーを外し、何とか自分で交換できそうなのを確認したので、サブラジエーターからLLCを抜きます。
ウチのハイエースはシャシーブラックを塗っているので少し分かりにくいかもしれませんが、写真中央のドレンを緩めてLLCを抜いてやります。
3
ラジエーターからは4.5L抜けました。
去年の車検で交換しているのでまだきれい。
地球の事を考え?再利用します。
4
このあたりからだんだんと余裕がなくなり写真を撮ってありませんw。
コンプレッサーを外すために、クーラーベルトを外します。
コンプレッサーは矢印の箇所4本で止まっているので、これを外しコンプレッサーを上の方にずらします。
必要に応じて配線等を外さないと必要なスペースが作れないかもしれません。
サーモハウジングは3本のボルトで止まっています。
2本はジェネレーター横で上側からアクセスでき、もう1本はサスペンションメンバー上にあり、これは下側からカバーを外しアクセスする必要がありました。
いずれもスペースが狭くて緩めるのに難儀します。
外すのに必死で写真はありませんw。
これで楽勝かと思いきや、ジェネレーターやインテークパイプが絶妙に邪魔で、なかなかサーモスタットが抜けるだけのスペースができません。
5
引っ張ったりずらしたりすること30分、やっと外れてくれました。
光っている方が新品です。
古い方が開きっぱなしということはなく、少し拍子抜けですね。
6
サーモスタットを外すとエンジンブロックからLLCが「ジョボジョボー」と抜けてきます。
色が色だけにちょっとした流血事件ですw。
このあとサーモスタットにパッキンをつけて元通りに戻していきます。
しかしサーモハウジングがなかなか定位置に収まってくれず、ここでも難儀します。
イライラしながら、大木こだま師匠の「往生しまっせ~、チッチキチー」がエンドレスで頭の中をいったりきたり・・・(笑。
どうにかこうにか収まり、LLCを入れてエア抜きの段取りです。
抜けた分4.5L+こぼれた分約1Lを飲み込みました。
7
よしよし。
手間取ったけど直ったみたいです。
念のため一晩おいて水量を確認。水漏れもなし!
おk!
エンジンカバー、パーキングブレーキレバー、運転席を戻して終了です。
感想として、やはり普通の乗用車などと違い整備性は良くないです。
特殊な工具は特に必要としませんが、車載工具レベルだとほぼ無理でしょう。
狭い場所での作業のため、ホースバンドやクランプ類が手に刺さりますし。
今回、趣味と実益を兼ねやってみましたが、途中「修理屋さんにお願いすれば・・・」と何回か思いました。
満足度は200%ですがw。
じつはこのあとドキッとすることがありまして。
走り出して10分ほどすると水温計が半分くらいまで上がりました。
その直後、いきなり4分の1くらいまで下がり、また半分くらいまで上がるという奇怪な動きを、時間にして10分ほど繰り返しました。
「サーモスタットをきちんと取付なかったのか?」とか「サーモスタットじゃなく水温センサーの異常だったのか?」とか、「トーシローがさわんじゃねえよ!ケッ!とハイエースが怒っているのか?」とか、またまた頭の中を「往生しまっせぇ」が駆けめぐります。
気持ち悪くなって見てみますが水漏れもなく水量も異常なし。
再び走りだすも、今度は水温計に異常はありません。
???一体なんだったんだろう・・・。
その後異常はでていません。
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