こんばんは~
今日から3月になりました。
3月といえば、何かと忙しくなりますね~
さて、今日は、久しぶりに車名にまつわる話をお届けします。
本日はホンダNSXです。
「車名博物館」より。
NSXの起源は、1983年頃に始まったミッドシップ駆動方式の基礎研究でした。最初はシティ、次いでバラードスポーツCR-Xをベースに試験車を開発。アメリカでは上級のアキュラブランドの展開、欧州ではF1第2期参戦で市販のイメージリーダー車が欲しいということになり、1985年からミッドシップスポーツカーの開発をスタート。当初は2㍑4気筒エンジンを積んだアルミボディ車でしたが、性能面や北米での販売を考慮してV6搭載に変更。ボディも拡大しました。こうして開発を進め、1989年2月のシカゴオートショーでのプロトタイプ車発表に際してアメリカ側で「NS-X」と決めました。社内での開発コードは別で、NS-Xは対外的なコードネーム的な愛称のようです。このNS-Xの知名度が上がり、市販時に゙ハイフン″だけを取って「NSX」という名称になりました。車名は、「New Sportsの未知数 (X)」という意味で、当時、国産車ではスーパースポーツカーが存在しない中で、何かわからない未知なる存在=Xというニュアンスで命名しました。
2005年12月には生産が終了するも、NSXを継続したいという思いでV型10気筒を積んだFR駆動車の開発が進んでいたそうです。08年の金融危機、いわゆるリーマンショックによって開発は中止され、環境要件など世の中の動きがドラスティックに変化したことを受けてコンセプトを練り直しました。その結果、2011年にアメリカ人のテッド・クラウス氏が開発責任者に任命され、日米合同チームで開発が進められました。開発に際して初代NSXの開発責任者を務めた上原 繁氏に会ってNSXらしさや伝統について話を聞いたそうです。
「とにかく新しい技術でどんどんエクスペリメント=実験しなさいと私達に言ったのです。それが(初代NSXの) X=experimentの意味なんです。でも上原さんは私達に、あなた方はもっとエモーショナルなものにフォーカスしなければいけないと言いました。私達のコンセプトの中ではNewSports eXperimentが基礎にあります。その上に私達はもっとエモーショナルなeXperience (エクスぺリエンス=経験)を提供したい。一番大事な゙実験″という基礎の上に、ステップアップして経験もできる。でも、その2つはつながって存在しています」とテッド氏は語っています。
NSXのスピリットは新しい考え方で新技術に果敢にチャレンジし、新しい価値を創り出すこと。「人中心のスーパースポーツ」という初代の思想は2代目にも継承されています。新開発の3.5㍑V6ツインターボエンジンと3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」、複合素材による軽量スペースフレームによって、既存のクルマとは異なる゙操る喜び″を実現しました。こうした新しい体験こそ、このクルマの価値というわけで、2代目NSXはNew Sports eXperience「新時代のスーパースポーツ体験」という新たな解釈を行ったということです。
かなり長くなりましたが、いかがでしたか?
ではまた~


Posted at 2017/03/01 22:10:25 | |
トラックバック(0) | モブログ