HKS FSC / Fan & Speed Controller  

富士のホームストレートでリミッターに当たるので購入。
HKSからは「SLD(Speed Lmit Defencer)」というスピードリミッターだけを解除する商品が出ていますが、それに電動ファンの作動時期を早める機能を追加した「FSC(Fan&Speed Controller)」という商品も出ています。そしてこの「FSC」、対応車種は35ステージアとZ33のみというニッチな商品で、情報もあまり出回っておらず、どんなものかと買ってみました。
取り付けは純正ECUの配線に割り込ませるタイプです。
通常180km/hで作動するスピードリミッターは解除され、３連メーターのドライブコンピューター上には180km/h以上の速度が表示されます。参考までに、３月の富士でMAX234km/hが表示されました(ノーマル)。大きなサーキットを走るには必須の機能ですね。
そして電動ファンの制御は、純正が98℃で低速制御、103℃で高速制御になるのに対し、82℃で低速制御、85℃で中速制御、88℃で高速制御になります。つまり、純正ならまだ作動する前の温度で全開制御となります。油温水温ともに厳しいZ33にとって大事な機能です。私の場合、オイルクーラーは装着していますが、ラジエターはノーマルのまま走るので、冷却対策としては一歩前進できました。ただ、先ほど書いたように、純正ならまだ作動しない温度でファンが動き出すため、街乗りでは常に「ブーン(ファーン?)」という音と共に走ることになります。正直、音に神経質な自分にはキツイです…。
費用ですが、本体\36000+工賃\10000の計\46000でした。電装系に強い人なら自分でできる作業だと思いますので、ショップのリミッター解除のみのECU書き換えよりも安く済むと思います。
純正に近い状態でサーキットを楽しみたい方にはオススメできます(ディーラー入庫OKでした)。