アーシングとアイドリングストップの考察?
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
先に断っておきますと、私の車にはエンラージ商事殿製のキャンセラーを取り付けましたが、アーシングするだけでアイドリングストップが可能ということは気になっていました。
それで、改めてエンジンルームを覗いてみたら写真のバッテリーのマイナス端子のボルト間だけ接続すればボディーアースになりそうにも感じました。写真の赤丸のナットの左側のボルトはクーラントリザーブタンク裏まで繋がってボルト止めされているのでバッテリー端子から直結することになります。
実際にアーシングをされている皆様は室内側のバルクヘッドまでアーシングを伸ばしているようですし、断面積の小さいケーブルではキャンセルにならないこともあるようなので、私の推測する最短ルートでは効果がないのかもしれません。
もしこの最短の2点間を短絡したとすると、この間の黒箱を短絡することになります。
この黒箱にはコネクタが繋がれていることから何らかのセンサーが内蔵されていることは推測できますが、それがバッテリー充電不足を検知するセンサーなんでしょうかね?
この2点間の電圧の差(?)とかでバッテリーの充電状態を測っているのでしょうか?
ただちょっと心配なのは、バッテリー充電不足との誤検知を継続するということはバッテリーが満充電でもさらに充電しようとしてしまうようにも思えます。
アイドリングストップ車は間違いなく充電制御車でもあると思っていますが、本来なら充電不要な状況でも充電しようとすることで発電で無駄なエネルギーを消費してしまうようにも思えます。
多重の安全機構等で過充電の危険の心配はないものとは思いますが、充電制御の誤検知は些かの不安を感じます。
それで何か不具合が起きたとも聞いてないので、実質的な心配は不要なんでしょうかね?
2
追記させていただきます。
調べた結果、この黒箱は電流センサーであって充電制御車のバッテリー充電状態を検知するセンサーのようです。
車種によってはプラス側端子に組み込まれているものもあるそうですが、このセンサーからの信号によってバッテリーが満充電の時には発電を停止してエンジン負荷を減らし、延いては燃費を向上させるというもののようです。(オルタネーターに電磁クラッチでも付いているのでしょうか?)
つまりはアイドリングストップキャンセルを目的としたこの黒箱の短絡は電流センサーに流れる電流を減らしてバッテリー充電不足であるという誤検知を狙ったものになりますが、理論的には常時発電を行うということになって僅かながらでも燃費が悪くなることにはなります。
個人的には満充電であるにも関わらず発電を行ってしまうことの影響が気になってしまいますが、20年以上前の車は充電制御なんてなかったので常時発電でも何かしらの多重フェイルセーフはあるのでしょうけど、過充電による爆発でも起きようものならちょっと怖いかも?
3
PIVOT様の画像を拝借させていただきました。
アーシングは電流センサーをバイパスしないように注意喚起されているので、このアーシングによるアイドリングストップキャンセルはあまり勧められてたものではないことは想像できます。
エンラージ商事殿が当初販売したJF5用アイドリングストップキャンセラーもこのアーシングの仕組みを流用したものと推測しますが、何らかの無視できない影響があったので販売中止になったのでしょうかね?
確かに、ECONがオンになったままアイドリングストップキャンセルが働くとはいっても、常時発電を行うことで燃費が悪化したなら本末転倒とも思えます。
私個人は電気関係は無知の素人なので、電源関係の配線を変更してしまうのは怖いです。
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