TRD タワーバー  

TRDのカーボンストラットタワーバーです。

タワーバーはガチガチに固めるタイプと、TRDやSTIのように、上下や圧縮方向にやや剛性を落とした(自由度を持たせた)タイプとに分かれますが、街乗りメインの場合はガチガチに固めない方が良いと思います。

TRDのタワーバーはシャフトが細目のカーボンで、手で中心を押すとたわむくらいの曲げ剛性です。
そのため、左右のタイヤに同位相で上下入力が入った際(左右のストラットが同時に倒れ込む)はタワーバー自体がしなって適度にストラットの動きを制限、減衰させます。なので、道路の継目などを通過した際はボデーの動きや振動が穏やかに感じられます。

しかし、タワーバーの引っ張り方向はしっかりした強度、剛性があり、コーナーでアウトのタイヤに強い横力が発生し、アウト側のストラットが外に開く方向に倒れる際は、その動きをしっかり規制してくれるため、ノーズが狙った通りに動いてくれます。

重量も700gと軽量で、乗り心地を犠牲にすること無く(むしろ良く感じる)、コーナリングを向上させられる、良くできたパーツだと思います。
さすがTRDです。

142500kmで取り付け