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イイね!
2008年03月11日

旧PC改造

最近いーちゃん日記どころか、パソコン日記に成り果てています(笑

機械が苦手な方には読みづらいブログだとは思いますが、もうしばらくの我慢と

どうぞお付き合い願います。

なお、かなり長いので途中で休憩をはさんでください(笑



さて、チンさん(漢字で書いたら陳さんなのかな?)から届いたマザーボード。

これを旧PCのものと取替えっこする訳ですが、今回の改造コンセプトは

「セカンドマシンは枯れたハードウェアで、なるべく安定したものを」

の定石(?)どおりで行きます。



落札したマザーボードは、定評あるGIGABYTEの製品「GA-965GM-S2」。

基盤の性能を決定するLSIである、チップセットは最新型ではありませんが、

現在では出尽くした感があり信頼の置けるIntel製965Gチップセット。

一世代前のものですが、性能的にはなんら問題がありません。

通常のデスクトップ(タワー型)が採用する基盤(ATX規格)とは異なり、

コンパクトなPC向けの基盤(m-ATX規格)なので一回り小さくなっています。

でも、機能は十分。多少拡張スロットが少ないですが、そのかわりオンボードで

多彩な機能を実現しています。



新たなCPU、Intel製Core 2 Duo E4500 2.2GHz(約14,000円)を用意しましたが、

基盤がこれを認識してくれるかが一番の不安材料でした。

このマザーボードにはリビジョンが2種類あり、メーカーHPを見る限り、

rev2.0ではこのCPUに対応しており無条件で認識できます。

しかし、rev1.0の場合はBIOS(マザーボードをつかさどる簡易なプログラム)を

アップデートしないと認識できないように見えます。

ここが一つの賭けでした。



しかし、届いたモノをじっくり見て判別したところ、残念、rev1.0でした。

チンさん、惜しい!あともうチョイ欲しかった。

さてさて、CPUを認識できないリスクがグッと高まります。

え、CPUが認識できないとどうなるかって?

そもそもパソコン自体が立ち上がらなくなるので、別に認識可能なCPUを

調達しなければいけなくなるのです。

要するに無駄モノ買いで、結局二重投資になってしまう訳です。

結論から言えば、BIOSアップデートなしで、問題なくCPUを認識。

「ほっ」と安堵のため息をつきました。



今回、他に用意したものはブランド製メモリ1G×2(約5,000円)と

古いハードディスクを新しい規格に合わせるための変換コネクタ(約2,000円)と

映像出力用アナログ-デジタルの変換プラグ(880円)です。

極力新規投資は避けていますので、今あるものをフル活用です。

ビデオカードはチップセット内蔵のものをアテにして、ケチります。

しかし、メモリーは本当に安くなりました。

10年前は32MBのメモリを45,000円で購入したというのに・・・。



改造作業はまず旧パソコンの筐体を開けるところから。

「作業やるよ」って嫁に声をかけたところ、ひどく興味を持ったみたいで

作業中ずっと横で見ていました。

初めて見るパソコンの内部への好奇心もあるようですが、

どうやら「インテルはいってる」が気になるようです。



パソコン内部をいじる前の重要な儀式。

それは、必ず作業前に金属製のモノに触れ、体内の静電気を逃がすことです。

今や身近になったものの、中身は精密機器ですからね。

人体の帯電量が多ければパーツの一発昇天もありえます。

特に帯電しやすい冬場は注意したいところです。



第1段階 旧マザーの取り外し

色々と絡んでいる電源コード類を一つずつ外していきます。

手が届きにくいところもあって、これが本当に面倒。

自作を目指す方はメンテナンスしやすい筐体選びも重要なポイントです。

コードを外し終わったら、基盤を取り外します。

さすがに4~5年も使っているとあちこちホコリまみれになっています。

しかし、Pentium4のヒートシンクがでかくて重い・・・。

マザーのタイプが異なるので、ネジ穴の取り付け位置を変更しておきます。



第2段階 新マザーのセットアップ

筐体作業は一旦おいといて、マザーにCPUやメモリ等をセッティングします。

ひと昔前のCPUは短いピンが一杯生えた剣山のような形をしていましたが、

現在はマザー側にピンが生えており、CPU側の接点に接触させるだけの方式に

変わっています。

必ずCPUにはセッティングする方向と位置があり、切り欠きがあるため通常は

間違えてセッティングすることは無いのですが、万が一があればおじゃんです。

また、CPUは高熱を発するため、クーラー(ファン)の装着が欠かせませんが

この作業に非常に手間取りました。

説明書を読んでもいまいち判りにくく、かなりコツと力を要するので、CPUを

押し潰してしまわないかヒヤヒヤしました。

メモリーは普通にスロットに差せばいいのですが、これもしっかり奥まで押し込む

必要があり、壊してしまいそうな怖さがあります。

デュアルチャンネルという機能があり、同じ容量・同じ規格のメモリーを2枚差す

ことで、データの転送速度が倍になるのでやらない手はありません。

セッティングは完了、CPU破壊の不安を感じつつ筐体への装着作業に移ります。



第3段階 新マザーの取り付け

私のパソコンはATX規格の筐体ですが、m-ATX規格も取り付けることができます。

第1段階でネジ穴の位置をいじったのはこのためです。

数年の年月で様々な規格が変わっていますが、主にハードディスク、電源等です。

ハードディスクは近年、容量の増加や転送速度が向上しているため、どんどん

変わってきています。


旧マザーで使っていたハードディスクはATA133という転送規格でしたが、

新マザーではSirial ATAという規格となり、最大3.0Gbpsの転送速度を誇ります。

何だか良く判りませんが、速度よりもコスト優先ですので、古いハードディスクを

変換コネクタを用いて無理やり流用します。

但し、変換コネクタの制約上、パフォーマンスは1.5Gbps止まりとなります。

今どきのハードディスクは500GBでも1万円を切りつつありますから、

新規で買っても全く後悔しないと思います。


一方、電源はPCの進化と共に容量の大きいものが要求されるようになり、

今や600W以上の出力を持つものも発売されています。

理由は、CPUやグラフィックチップが高速化することで大電力喰らいとなった

ためです。一時期のパソコンはピークで500W位が必要とされました。

最近はそれも頭打ちとなり始め、一昔前よりも落ち着いた状況にあります。

私のPCの電源は300Wですが、とりあえずビデオカードレス仕様にするので、

何とか間に合うでしょう。

こんな背景で変わったものが、電源コネクタ。

従来20ピンと呼ばれるコネクタですが、前述の理由でより安定した電力供給が

必要とされるため、現在では24ピンとなり4本ピンが増えています。

しかし、互換性は残っており、受け口が24ピンであっても20ピンコネクタを

差すことができます。実際には、20ピンの頃でも4ピンの補助電源コネクタが

存在しており、それが1つのコネクタに統合されただけのようです。

まぁ、使いまわせるだけでもありがたやありがたや。

自作暦は長いつもりですが、パワー・リセットスイッチやランプ類のコネクタを

差す向きが未だに良く判っていません。

今のところ失敗したことが無いからいいんだけども。



第4段階 通電チェック

さてさて、一通り内部セッティングが完了すれば、各種外部コードを繋げて

スイッチを押して通電チェックを行います。

この時が自作をしていて一番アドレナリンが出る瞬間ですが、この段階で起動に

失敗することが多々あります。それはもう本当に。

失敗する原因の大半はスイッチの電源コネクタやFDDケーブルの差し違いや、

ビデオカード類の接触不良といったイージーミスです。

でも、前述したような静電気による昇天や初期不良、そして相性不良といった

深刻な問題もあるのでなかなか侮れません。

なので、自作に慣れている人はこの時点で筐体にはカバーを装着しません。

当たり前な話で、トラブった時にいちいちカバー開閉するのでは面倒だからです。

私も何らかのトラブルを想定し、カバーオープンの状態で試したところ、



「ピコッ」



あっ、普通に立ち上がっちゃったよ・・・。

(ピコッ音は機器の内部チェックがオールグリーンだった証なのです)



そこからはほぼノントラブル。

OSも変えようかなと思いましたが、従来どおりWindows 2000を導入。

古くても安定することが最優先です。

ドライバやソフトを入れていくうちに、立ち上がるや否や再起動を繰り返す現象が

起こりましたが、慌てることなくセーフモード立ち上げで問題をクリア。

(PCの挙動がおかしい時、セーフモードで起動してやることで解決することが

結構ありますので、皆さんもお試しください。)



確実にハードディスクが足を引っ張っている感はありますが、快調そのもの。

意外にチップセットのグラフィック性能が良く、ゲームもある程度こなせます。

投資額約30,000円でものすごくリフレッシュしました。

CPUは廉価版で、動作クロックも2.2GHzなので最高レベルとはいえませんが、

試しにオーバークロックをしてみたところ、2.6GHzでの安定動作を確認。

いきなりCPUをぶっ壊しても困るだけなので、すぐ定格に戻しましたが、

この価格でこれだけの余裕があるってことは良いことです。



起動時や、立ち上がった後に再起動するような異常が全く無くなりましたので、

やはり、旧PCの不調はマザーボードにあったものかと思われます。

色々眺めてみましたが、特にコンデンサが膨れたり、潰れたりしている状態は

確認できませんでした。

しかし、何かしらの理由で寿命を迎えつつあったのでしょう。

取り外したマザーは非常に不安定ながら、まだ起動できることは間違い無いので、

ジャンク扱いでヤフオクにでも流してみますかな(爆



ちょっとした知識でこれだけのパフォーマンス。

クルマと同じで、ライト感覚のチューニングはやめられません(笑
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Posted at 2008/03/11 16:46:55

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