CB1000 SUPERFOUR(通称BIG-1)
今回は、私のもう一つの愛機、CB1000 SF に
ついてのプチ情報を。
このバイクは何の前触れもなく突然1991年の
東京モーターショーに登場しました。
このバイクを造った人たちは、ほとんどが CB に憧れを
もってHONDAに入った人たちでしたが当時のHONDAには
そんな人たちが今乗るべき CB ( CBR でも CBXでもなく ) がラインナップしていませんでした。
そこで、自分たちが本当に欲しいマシン、理想のマシンはどんなだろうと語り合ったのが始まりで、
そしてそれがだんだんと形になっていったそうです、当然正式な開発ではありません。
それがある日会社の上役の人の目にとまり東京モーターショーに発表されることになりました、
しかしこの時点でも市販される予定はありませんでした。したがって発表されたモデルはただの
モックアップだったそうです。
しかし、モーターショーで CB1000 SF を見た人たちからの反響がものすごく、ユーザーの声に
押されて正式に市販が決定したのです。
以上のように、このマシンは通常の企画とは全く違う形で世に出たマシンなのです。
ですからデザインも、とにかく難しい話はなし、単純にデカくてカッコいいのが一番!
ということで「セクシー&ワイルド」というコンセプトを掲げデザインされています。
そのデザインに関して、注目する点があります。
このマシンを後ろから見たときのテールの形、何かに似てないでしょうか?
そう、この形はポルシェのフェンダーをイメージしているのです、その証拠に
デザインスケッチの中にこんなラフ画があります。
当時の CB1000 SF 開発プロジェクトリーダー、原 国隆氏は雑誌(ミスターバイク)のなかで
こんなことを言っています。
「ポルシェ911のリアフェンダーが印象にありました。タンクの大きさとバランスのとれるリアのカタチ。ここにもこだわりが出てきた。
それを見た人が、いう。デカイなあ、本当にビッグワンだな、と」
CB1000 SF と ポルシェ911 に関するチョットうれしい関係です。
Posted at 2016/06/20 19:53:28 | |
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