職人

やっぱり今週も自分の愛車弄りが出来なかった鈑金屋オヤジです。

この調子だと、完成は、まだまだ先の事になりそうです、、、、。（苦笑）

先日、某国営放送で、町工場とクリエイター系若者がコラボして映像と音楽を制作しているのを

紹介している番組が放送されていましたが、観た人いますかね？

自分は、単純にメカメカした物が好きなんで観たんすけど、

カッコイイ職人さんの話は奥が深いっす。

ＩＮＤＵＳＴＲＩＡＬ．ＪＰ



このネジ工場の社長さん、一人で全部やってて、凄いカッコイイ人でした。

「ただ稼ぐ為にやっているだけ」的な事言ってましたが、ほんとそうだと思いました。

自分も、車が好きで鈑金屋になったはずなんだけど、

最近は「ただ稼ぐ為にやっているだけ」なんすよ。

仕事にプライドとか拘りとか、昔はもっとあったはずなんすけどねぇ、、、、。

拘って、仕上がり良くしようと思って１台の車に時間をかける事も、ままならない。

沖縄価格で言うと、１時間あたりの工賃５５００円（地方で違い沖縄は最低の方）

時間をかければかけるほど、利益が無くなるし、残業が増える、、、、。

１ｍｍでもパテを薄く仕上げたいけど、パテで形作った方が早いんすよ。

少しでも綺麗な車に仕上げたくても、保険事故がほとんどだから、

保険と関係無い所は、やりきれないんすよ、、、。

ただの雇われ工員だから、、、、。

好きな事を仕事に出来てる人は少ないのだから、幸せなんだと言う人もいるでしょう。

好きな事だからの葛藤、やっぱり好きな事って仕事にしちゃいけなかったのかな？

もちろん個人経営の鈑金工場をしている人は、もっともっと苦労しているでしょう。

最近は、環境汚染だの騒音だの規制が厳しくて、廃業する工場さんも多いです。

若い頃は、こんな事、考えもしなかったんですけどね！

同僚から、一緒に独立しないかと誘われた事もありましたが、

生活の安定を考え雇われの道を選び今に至ります。

仕事に拘りが、無いわけでもないっすよ！もちろん！

でも、「職人さん」って言われるほど、拘ってる仕事を、してないなぁ～って思うわけですよ！

「職人さん」って呼ばれると、とっても違和感があります。

例えて言うなら、三ツ星レストランのシェフと、ファミレスの調理係みたいな？

高級フランス料理なんて作った事無いけど、高級材料と、惜しみない手間暇をかけました的な事

出来ないんすよ、会社に雇われてる人間の仕事としては、、、、、。

車の事も、もちろん鈑金に関しては一通り解るし出来ます！

お金もらっても恥ずかしくない仕事します。そこは拘ってます！

けどエンジン系や電気系は、一般の人よりは、ちょっと詳しい程度でしょうねぇ、、、、。

よっぽど、みんカラのディープなユーザーの方が詳しいでしょうね！（苦笑）

年齢的に、ハードな事故車を修理する体力に自信が無くなってきたからなのか、

仕事について、考える事が増えてきました、、、、、。

きっと死ぬまでシルバー人材とかでも仕事しないと生活なんて出来ないであろう時代

生きる為の仕事って大変ですねぇ、、、、。

老後資金の貯蓄が出来るほどの収入も無いし、、、、、。

やっぱり宝くじでも当たらないと、明るい余生がないのかな？（笑）