E63AMG フロントガラス　リペア

フロントウィンドウの表面が飛び石で傷がついています。
SLK32AMG, E320CDIと補修してきて効率の良い作業手順がわかりましたので、リモートの昼休みにちゃっちゃと作業します。

5〜6箇所目立つところがありますが、PETフィルムが2枚しかないので2つずつ作業します。

UV硬化樹脂を一滴ずつ滴下して

PETフィルムで押さえてから、指で少ししごいて気泡をなるべく追い出して

取扱説明書の指示に従ってこの時期は30分以上日光に晒してからPETフィルムを剥がします。

剥がすと写真のようにはみ出して硬化した樹脂がガビガビになって傷の周りついていますので、付属のカミソリの刃でこそぎ落として

濡らしたタオルで綺麗にして作業終了です。

よーくみると補修痕がわかりますが、まあよしとします。
自分で樹脂を混ぜるともっと屈折率をバッチリ合わせて見えなくなるぐらいまで調整できるぐらいの知識は持っていますが、会社のものを私用に流用したくないので、市販品で我慢です。

ちょっと離れると補修痕はわかりません。

補修に用いたものはこれ

購入してから1年以上放置していましたが、特に問題なく使用できます

取扱説明書にはポンピングしろと記載されていましたが、シリンジを外してからアダプターを外す時に液が飛散して大変なことになります。(ちなみにこれはSLK32AMGの作業の写真です)

脱気 <->加圧して液をひび割れの奥に浸透させるという意図でのポンピングを指示されていると理解しますが、浅い傷の場合はこんな面倒なことをしなくとも滴下するだけで傷をカバーできます。

また、ラジカル重合形の光硬化制樹脂のようですので、酸素による重合阻害があります。液を滴下して光をあてるだけでは硬化せず、PETフィルムでカバーして大気中の酸素を遮断しないと重合が進行しませんので注意

SLKもE320CDIも同様に作業しています。