どんどんと夜が更けていく。
駐車場に入っているので午前2時になるまでは車内でのんびりとします。
携帯で時間を潰そうと思っていたが、電波が悪いのでまったく使えず。
さてどうしたものか。
と思っていたが、
横になったら速攻で寝ていました。
わりと熟睡。
目覚まし時計代わりにしかならない携帯電話が鳴り出したのは、午前1時。
目を覚ますと、車の前には行列が出て来ていました。
頒布一時間前だが動き出しそうな雰囲気である。
外は春先の夜の山だけに冷え込んでおり、やや霧が出て来ていた。
山奥の秘境の中、白き霧の中に現れる白い鳥居。
霧に包み込まれる幻想的なその姿。
三峯神社はよく霧が発生すると聞く、
これが本来の三峯神社の姿なのかもしれない。
厳しい寒さの中、午前2時よりも早く動き出した。
鳥居の前で、
神社の方により順番に頒布引換券が配られる。
そして、
手の甲に氣という判子が押される。
これは一人一個という決まりの中、転売目的などで何度も購入させないようにするためのもの。
最も、
この判子が使われたのは、
恐らく今回の4月と翌月の5月だけなのですが。
夜の三峯神社。
多分、初詣以外は立ち入れないだけにこれもまた貴重。
簡易的なライトアップなので、ライトによる美しさはないですが、存在感ありますね。
そして、
参拝を終え、
ようやく白い氣守を頂戴致します。
長い道のりでした。
ミッション完了です。
参拝、白い氣守りを頂いたら早々に下山しなければなりません。
本来であれば朝まで駐車場で車中泊といきたいところですが、氣守を頂いた我々が駐車場を空けなければ、現在、駐車場に入るために待っている車が入ることが出来ません。
ということで早々に下山せざるを得ないわけです。
暗闇の向こうに微かに見える光は車のヘッドライトです。
これだけでもだいぶ渋滞が発生していることがわかります。
地図上でみるとこれだけの渋滞が発生しているようです。
23km。。。
早々に支度をし、下山します。
車を走らせて気づいたことがあります。
やたらと道路に人が歩いていること。
左にガードレールに沿って歩いている人もいれば、道路の真ん中を歩く人。しかも、街灯があるわけではないので車のヘッドライトだけで確認しなければならず、道幅も広くないので気を遣いながら走行します。
次に対向車線の車が所々、乗り捨てられていること。
つまり何時間も動かない状態であれば、車をその場に置いて、神社へ向かおうということ。
これが更なる渋滞の悪化を増長させているようです。
乗り捨てられても、その後ろにも車が続いています。もし、前方の車に誰にも乗っていないと気づかなければ前に進んでも、何も知らない後方のドライバーはその場を動かず、ずっと待っている状態になります。
また、気づいたとして、前に進むためには対向車線に出なければ前に進めないので、下山の車が途切れないと前に進めなくなります。
車を乗り捨てる人の最低限の気遣いなのか左端に寄せて車を駐車する車もあったりします。
それにより、追い越す車もありますが、道幅が狭いのですれ違えるかどうかの場所もあり、ヒヤヒヤしながらの下山。
中には溝にハマって事故っている車も。。。
JAFに電話でもしたのでしょうか、数十km先にJAFの車があったが同じく渋滞に巻き込まれています。
迂回路があるわけではない一本道なので、確かに地域住民の生活道路すら塞いでしまっている状況。
話によるとこの地域の飲食店はこの渋滞で従業員出勤出来ず、やもなく休業に追いやられたところもあるそうです。
結局、下山に2時間以上かかりました。
さて下山してようやく車中泊出来そうなところに到着し、改めて車中泊の準備。
そして、
ようやくご飯です
カップヌードルです。
普段、そんなに食べないんですけど、お湯を使うものだと真っ先に思い浮かぶものでした。
本当は登山する人のフリーズドライみたいなものを購入も考えたのですが、値段的、時間的なものの都合で購入が出来ずでした。
それでも、車中泊で食べるご飯はおいしい。
まったく知らない土地で食べるカップヌードルって、どうしてこんなにもおいしく感じるんだろう。
お茶漬けも用意しています。
お茶漬けもまた格別にうまい。
寝床は車の中でご飯は外でキャンプ風に作るとかもう少し暖かくなったらやってみようかなぁ。
※2018年7月15日現在まで結局やっていませんけどね。
そんなことを考えつつ、歯磨きをして寝袋に包まれます。
正直、寝床についてのは夜明け寸前の時間でしたけど。
そして、日が昇り寝苦しさとともに目を覚ます。
車の中というのは思いの外、気温の変動が激しい。午前10時にはもう汗だく状態。外は長袖一枚だと肌寒いと感じる程度の気温。
もう少し寝ようかとも思ったが、
暑くてさすがに眠れないので汗臭い身体を洗い流そうとまた近場の温泉を探しに出掛ける。
秩父の田園風景の中、車を走らせ、田園地帯の中にぽつんとある温泉施設に辿り着く。
温泉施設の中にある小さな池から流れる川。
残念ながらこれ以外の写真は撮っていないが、とても静かで温泉に入った後にカプセルホテル風の仮眠出来るスペースもあったりととてもリラックス出来る空間。
時間がゆっくりと流れ、心が癒されます。
傷が完全に癒すことは出来ないが、それでも少し気持ちが和らぎました。
そして、
白い氣守り。
どうか良いご縁を〜🎵
さてこの白い氣守ですが、
4月の史上最悪の大渋滞は、三峯神社に辿り着けない人が続出し、その方々のために途中の道の駅にて引換券を渡されたとのこと。その引換券はある期間までに三峯神社へ行けば白い氣守りを頂けるものだとこと。
さらに、朔の日の三峯神社バスツアーのバスも三峯神社に辿り着くことが出来ず、通常の三峯神社行きのバスも午前8時のバスの到着が午後10時到着となるなど、甚大な影響を及ぼしました。
4月の大渋滞を教訓に5月はGWを避けて11日に行われたが4月ほどではないにしても物凄い渋滞を引き起こした結果、
6月より白い氣守の頒布を当面休止となった。
現在、白い氣守をもらえるのは三峯神社に朔の日に宿泊した方のみとなり、2020年までその予約は埋まっている。
Posted at 2018/07/15 21:15:14 | |
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