リアアクスル修理5
1
リングギヤをデファレンシャルケースに取り付けるべく、
ファンヒーターでリングギヤを温め中。
お湯で温める等の方法もあると思うのですが、
私的に水分にさらすのに少々抵抗があるので
こういう方法を採りました。
今みたいな気温の高い時だと
ファンヒーターがあまり頑張ってくれないので
きっちり温まるか少々心配でしたが
なんとかいけました(笑)。
ファンヒーターが汚くてスミマセン(苦笑)。
2
開いた万力の上に温めたリングギヤを置いて、
それが温かい内にそこにデファレンシャルケースを
ボルト穴が合うように落とし込んで、
それからボルトを手で仮締めし、
万力でデファレンシャルケースを挟み込んで廻り止めし
トルクレンチでボルトを締め付けます。
ボルトはメーカー指定の8kgmで締め付けました。
デファレンシャルケースの
ギヤを出し入れする口が平らっぽくなっているので
そこに万力を銜えようと思ったのですが、
サイドギヤがそれよりやや出っ張っていたので
アルミの構造材を挟んでそれを避ける形で
銜えています。
3
続いてはサイドベアリングの取り付けをしました。
画像左は左サイドベアリングのアウターレースの下(搭載方向で左)に入れるシムです。
このシムでリングギヤの左右位置を調整します。
このシムに元々のアウターレースに刻まれた文字が転写されていますが、
左下の方を見るとGERMANYの文字が逆向きに読めます。
一方右にある新品のベアリングにはJAPANの文字が…。
左の箱はこのベアリングが入っていた箱なんですが、
これからも判るように純正部品なんですよね。
やっぱり今は日本製のベアリングの方が良いんでしょうね~。
4
左アクスルチューブに前述のシムとアウターレースを
挿入ツールを用いて挿入。
スムーズに入るかちょいと不安でしたが、
全く問題なしでした。
5
プレスでベアリングをデファレンシャルケースに挿入。
画像は右側ですが、
左側はこの前に挿入しています。
この後、右側のアウターレースを
リアアクスルハウジングに挿入しています。
6
塗装の為にブレーキアンカープレートを留める為の
フィッティドスクリューを外していたのですが、
それを新品に入れ替えです。
再塗装したって事でこれを新品にしたら
尚見栄えが良いだろうな、
と思って交換する事にしたのですが、
これを叩き込むのに結構きつくて、
折角の塗装に少しだけ傷が付いちゃいました(苦笑)。
7
フィッティドボルトの挿入後です。
この作業の前にリアアクスルシャフトの
インナシールの挿入も行っております。
これは左側のアクスルチューブですが、
勿論右側のアクスルチューブでも同じ作業を行っています。
8
ブリーザーも交換しました。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク