トヨタ スプリンター クーペ トレノ 1600GT TE61 に乗っています。
新古で購入後 約40年の愛車です。
遠出やレジャーはステップワゴンに、街乗りはキャンバスに任せ、トレノは趣味の車として峠を流すのが主となっています。
【TE-61トレノについて】
一時期姿を消した2T-Gが排ガス規制をクリアし復活した最初のモデルで、1年程しか製造されなかったため、現存数も少なく、トレノの中ではマイナーな存在です。
2代目は、レビンが37→51→55、トレノが47→61→65と複雑な型式を経ています。
ちなみに、初代が27、3代目が71、ここまでがTE系で、4代目以降はAE系となり86・・・と続きますが、他のレビトレは統一された型式となっています。
ボディ形状は、37のみハードトップ、それ以外はクーペで、エンジンも4種類の仕様の異なる2T-Gが存在します。大別すると#7がキャブ、5#,6#がEFI仕様です。
不遇な時代のモデルですが、それでも名機2T-G+FR+MTに、軽量(900kg台半ば)、低重心(全高1290mm)ボディの組み合わせは、軽快な運転を楽しめます。
誰でも簡単に速く走れる最近の車と違い、それなりに車を操るテクニックを必要としますが、そこがまた運転していて楽しいです。
【旧車について】
今では標準のパワステ、ABS、電子制御等、仲介装置がないダイレクトな操作感や低い遮音性により車内に入り込むツインカムサウンド、騒音規制が緩い時代の澄んだエキゾーストノート等のメカニカルノイズがドライバーを刺激します。
電子制御満載の最近の車と違い、旧車は機構がシンプルで、ある程度のメンテは自分でもできるのもいいところです。
そもそもAC,PS,PW,AB,ABS等の走りに関係ない装備はないため、部品点数も少なく故障箇所も限られます。
旧車は、日頃のメンテナンスが重要ですが、一番困るのは部品の調達です。
数千円の部品がないために修理できないこともあり、共販に純正品がない場合は、パーツ専門業者を探す、リビルト品や中古品を探す、他車部品の流用、ワンオフで作製する等の対応が必要となります。
2T-Gについては、販売中止から何十年も経過しているにも係わらず純正品が入手可能であったり、欠品部品についてもチューンナップやメンテナンスパーツが発売されており、比較的維持しやすい状況であることはありがたいことです。
それなりに手はかかりますが、それも旧車の楽しみです。