また個人的な、それも随分と旧い話になりますが、もう十ン年前、当方は大学4年のときに”原子核エネルギーの抱える問題点”というテーマで卒業論文を書きました。
・・・特にそう言った専攻でもなく、また直接自身関わるような内容でもありませんでしたが、とりあえずその頃から環境問題や資源エネルギー論について関心を持ち始めた頃ですし、周囲(ゼミの教授も含め)と違うことについて考えてみたい、と思ったので。
だから当然周囲に教わる知人もなかったですし当時はネット環境もありませんでしたから、それこそ学内はおろか市内外の図書館、書店等で資料や参考文献を片端から読んだり収集して回り、大学4年の後期の大半をこれに費やした記憶があります。
勿論全ての原子力利用に関わる問題点を取り上げることなど到底できぬ相談ですが、論点として原子力発電の技術的問題、放射性廃棄物や労働者被爆の問題、核燃料サイクルやFBR(高速増殖炉)の今後の見通し等について、浅く狭くにはなりましが記述していきました。
その中で、現在の原子力発電につきBWRもPWR(軽水炉)もアメリカからの模倣であり、そこに潜む技術的課題に基本的には変わりない。
である以上、スリーマイル島原発事故クラスは日本でも起こり得る…と展開していました。
今現在、福島で起こっていることは・・・
想定外の天災が直接の引き金とはいえ、それより遥かにシビアなアクシデントが発生し、しかもまだ収束の目処がたっておらず、今も周辺区域は汚染され続けています。
率直に言って、当時書いたことを思い起こして自身の考えが少し浅かったことを恥じると同時に、再度この問題につき再考を繰り返してみたいと思い・・・
また前振りが長くなりました、それも若干重く泥臭い(←一般的な感性レベルでは)話題。
明るい話にしましょう。
タイトルの内容です。
もう今では桜前線は東北を超えて北海道に到達しているものと思われますが、毎年のことなので姫路城と桜の画像をここでいくつかご紹介します。
さて今年は昨年までのこの時期と違うところは・・・多くの方々はご存知のことでしょうが、昨年より天守が「平成の大改修」に入ったこと。
よってその姿を外面から見ることはできず、現在のところこのような足場により覆われております。
これは大手門付近↓からの様子。
西の丸の櫓↓
東側、美術館付近より↓
北側、シロトピア公園あたりから↓
さらに西側、好古園あたりかなの光景↓
この石垣から堀に向かって降り注ぐように咲く光景が個人的には一番見事かと思えます。
・・・ところで、以上の写真ではソメイヨシノばかり咲いているように見えるかもしれません。
勿論本数的には一番多いに違いないでしょうし、また木も大きく、高くなるからそうなってきますが…
実際にはもっと多くの桜(と分類してよいのかどうか不明ですが)がここ姫路城周辺では見ることができます。
その花々を接写して集めてみました↓
姫路城周辺で見ることのできる桜フォトギャラリー①
姫路城周辺で見ることのできる桜フォトギャラリー②
これら全て、姫路城から徒歩で散策できる場所…東側の動物園周辺や北側の歴史博物館付近で見ることができます。
もちろん全てをくまなく探し回ったわけではありませんから、調べればまだもっと違った品種の桜(繰り返しますが、桜とひとくくりに分類すべきかどうかわかりませんが)があるかも知れません。
以外と地元でこのような桜の品種の多さに驚かされます。
…ちなみに、誠に大雑把ですが、ソメイヨシノと主な枝垂れ桜は4月上旬。したがって現在ではもう殆んど落花す、葉桜となりつつあります。
それ以外の八重桜の多くはそれから1週間以上遅く、2日前夕刻遅くに通った時点でほぼ満開、というのもありました。
あすからGWですが、もし姫路周辺に来られるような機会がありましたら、改修中の”天空の城”の見学と同時に様々な花の形状や色の八重桜もご覧になってはいかがでしょうか…?
まだこの週末なら鑑賞することが可能かと思います。
Posted at 2011/04/28 23:43:28 | |
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