ブレーキ分解清掃とフルード交換

今年は車検があるので、風の少ない乾燥した晴れ間を狙ってブレーキフルード交換とブレーキ分解清掃を実施しました。

リアブレーキは駐車ブレーキシューの残量確認。

ローターの内側はパッドの当たりがいまいちよくない状況が分かりました。

ワイヤーブラシで錆を削り落としました。

フロントはシム板の掃除を念入りにしたところ、ピストン当たり面に若干の剥離を確認。
次回は交換すべく、部品を手配しました。

品番：04945-28200
品名：アンチスクイールシムキットＦＲ

いつもブレーキラインにエアが混入するので、今回はアマゾンでDC12Vで動作するポンプを購入、ブレーキ本体ブリーダプラグからボトル間に接続、強制排出できるようにしました。

結果は大失敗。
水揚程5mほどのポンプでは排油能力が足らず、ブリーダプラグを少し緩めただけなのに、ブレーキラインにエアが大量に混入しました。

今回はマスターシリンダーにまでエアが混入したようで、エンジン停止状態でフットブレーキを何度も押してもペダルが床まで踏み抜く状態になりました。

ブレーキが全く効かない状態で整備工場へ行くことも出来ず、数日間悶々としていたところ、Youtubeでエアコン工事用真空ポンプを使用したブレーキエア抜き動画を見つけました。

また、20系アルファードやヴェルファイアはエンジン稼働中以外はブレーキフルードが動かない。
交換やエア抜きを実施するときはエンジンが稼働中に実施する。とのネット情報もみつけました。

そこで、ブリーダボトルを真空に耐えうる空き瓶に変更。

知り合いから真空ポンプを借用し瓶内を真空に近い状態を維持させ、エンジン始動、フットブレーキを何度も踏み離しを繰り返したところ、ビールのように泡だったブレーキフルードが空き瓶に取れました。
運転席側の後輪、助手席側前輪、運転席側前輪で泡状のブレーキフルードを確認、全輪一巡したところでブレーキタッチが完全に復旧しました。

ブレーキ周りの整備は下手をすると人命にかかわる事故に直結します。
作業後は予め制動力を確認してから走行するようにしましょう。

ODO：51,494km