アルパインの物量投入型のフラグシップ機で当時、定価で28万した高級機です。
ですが発売から20年も経過しましてメーカー修理も受付が終了してしまい修理やメンテで路頭に迷っているユーザーさんも多いみたいです。
7990Jに代わるプレーヤーって中々無いんですよね。
今でも頑なに使い続けている方も多い用でオークションサイトなどでも
状態に関わらず高値で取り引きされています。
当方も頑なに使い続けるユーザーの一人ですが、7990Jの最大の弱点である
液晶の修理をしました。
タイトル画像にもある7990Jは知人に依頼された物です。
見事に表示が不良になっております。
ほとんどの場合1本づつ横に線が入って来てまた1本、また1本と増え
最後に全然見えなくなる故障です。
この機体は有機EL(OELD)を使用しているのですが、OELDと表示基盤を
繋いでいるシール状の線が導通しなくなります。
このシールですが高熱と圧力で「熱圧着」されているのですが
再度熱を加えて圧着する事で回復する事があります。
まず、パネルを分解
OELD部分を操作パネルから分離
ケースからOELDを液晶基板と一緒に取り出します。
上の画像のベージュのシールの部分を再度熱圧着する事で表示が回復します。
ただし、シールが経年劣化で完全に硬化してる場合は大幅な回復は望めません。
今回は上手くいきました。
某オクで修理キットの販売や修理受け付けをしてますので気になる方はお問合せ下さい。
Posted at 2020/10/01 21:29:53 | |
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