ユーザー車検。
ほんとはこの車、売ったのですけど…。
10月に売って、そのまま納車待ちしていたら…相手がお金ないと言い出したため、このたび出戻り。
車検が11月までだったため、車検切れ状態。
4日に軽自動車協会で自賠責を25ヶ月切り、ネットでユーザー車検の予約。
5日に朝10時半から役所で仮ナンバーを借り、ヘッドライトだけ適当に研磨して軽自動車協会へ。
黄ばんだヘッドライトは、光量で落ちちゃうからね。
きらきらのマルチリフレクターだから、R33スカイラインより遥かにラクだけど…。
S13シルビアの頃のヘッドライトとか見ると、よく車検通るなぁと思います…光量の維持が大変そう。
なんやかんや遅れに遅れ、11時40分に現地に到着。遅すぎ。
2ラウンド目は10:40〜12:00だったと思うのですが…。
3ラウンド目をのんびり受けるかなーと思ってたら、受付の人が行ってこい!と謎に推してくるので検査ラインへ。
軽の検査ラインは初めてなのですが…誰も並んでない。
というか、来た時から誰も並んでない。誰もいない。
普通車の経験だと常時混雑、12時ごろでも多少は車列があるものですけど。
それでサクサクと。
まず古い法定12ヶ月点検のシールって、剥がさないといけないらしいです。フロントガラスの左上についてることの多い、丸いシール。
綺麗に、残さずに。
分離しやすいし剥がしにくいタイプのシールです。事前に剥がしましょう。
まずは受付で渡された書類のチェック。
それを踏まえて、持ち込んだ車が車検証の通りの車かどうかチェックします。
ボンネットを開けて、フロントガラスから辿って下あたり。バルクヘッドという鉄板の部分に大抵は車台番号が刻印されています。それで替え玉チェック。
それからエンジンが無関係なものに交換されていないかチェック。エンジンにある刻印を探して、車検証のものと照合。
全然違う車のエンジンとか、排気量が違うエンジンを載せ替えるカスタムがあるのですよね。
エンジンの排気量は自動車税算出のベースなので、変な替わり方だと脱税でアウト。
そうでなくとも、部品の強度が証明できない組み合わせなんかもあり、別型エンジンの載せ替えは厳しめ。
で、排ガス。地域にもよるのでしょうけれど、普通車とは順序が違います。
やり方は超簡単。棒状の測定器をマフラーに突っ込むだけ。待ってれば終わります。
次。サイドスリップ。
鉄板を踏んで通過する感じのところです。
フロントタイヤのアライメントを見ています。
車がまっすぐ走る状態かどうかを大雑把に見ています。
ふつう、特に激しい事故とかしてないならあまり落ちることはないです。基本的に車検って、良くも悪くも基準はかなり甘いです。
次。スピードメーターの誤差チェック。
ローラーの上にタイヤを乗せます。車は止まってるのに、タイヤだけが走ってる状態になります。
違和感がすごいのですが、とりあえず40キロ出してパッシングします。
上の方に駅の電子掲示板みたいなのがあって、そこに合否や指示が逐一表示されます。
どんな人が落ちるかというと…スピードメーターが動いてない人とか、明らかに純正と径の違うタイヤを履いてる人とかですね。
それでも基準は相当甘くて、だいたい1割〜2割くらい許されちゃってます。
で、ブレーキの検査。電光掲示板に従います。
ブレーキを踏め!って指示されたら全力ブレーキ。
サイドブレーキを引け!って指示されたら、全力サイドブレーキ。
ブレーキが壊れてなければ、ふつう合格します。
次に、その場でヘッドライトの検査。
古い車はハイビームで、2000年代くらいの車からはロービームで測ります。
私のR33スカイラインはハイビーム、L150Sムーヴはロービームです。今回初めてロービームで検査を受けました。
落ちやすいのが多分、ヘッドライトの黄ばみ。コンパウンドなんかでゴシゴシして通ります。
汚いな、って思うヘッドライトはダメなことが多いです。
お店に車検に出すとヘッドライトがピカピカになって帰ってくるのはこのためですね。
あとは変な電球を入れてるとか。
ヘッドライトの向きが購入時と違う…ぶつけたとか、交換して未調整とか、車高を大きく変えて未調整とか。そういう時にも落ちます。
昔はよく、車検場の駐車場の壁にヘッドライト当てて調整してました。
ブロックやレンガ調の壁って、上下左右に方眼紙状のラインが入ってて、すごく調整しやすいのですよね。
でも最近は、それを禁止する旨の張り紙がされていることが多いです。
で、最後の検査は下回り検査。
普通車の時は、下回り検査ゾーンに車を停めるだけで勝手にやってくれましたが。
軽の場合、乗ったままリフトで持ち上げられます。ミニバンの背丈くらいの高さまで上げられます。
足回りのことはよくわからなかったとしても、棒やら何やら数本が張り巡らされているのは分かると思います。
その付け根の一つ一つに大抵はゴムのカバーとかクッションが付いています。
その多少のヒビとかであれば、あまり落とされたりはしないようです。
それが完全に破れていて、中に入っている潤滑油がギトギト漏れ出してたりしたらアウトです。
あとはエンジンとかミッションからあまりにもオイルがタレてるとかもダメ。
車検に持ち込む前に自分で見て、大体わかります。
普通の車高の車であれば、ダンボールか何か敷いて潜り込んで見れば分かります。
今回は、リフトで上げられた上でエンジンを切って、ハンドルを左右にフルで切らなければなりません。
動いてない車のハンドルを回すのは、鉄板の上でもなかなか重たいです。
あとはブレーキ踏んだりするくらいで終わります。簡単。
そのあと渡される書類を事務所に提出して、数分待てば終わりです。帰っていいです。
…という流れでした。
変な改造されてない比較的新しい車って、楽ですねぇ。
自分で国や県の検査場に持ち込んで車検を通せば、検査料だけの原価で車検を通せます。
今回は車検に必要な重量税0.8万/2年と自賠責2.5万/2年。
あとは検査手数料1400円程度でした。
年式などにもよりますけれど、3.8万くらいで車検できます。
エコカーあたりだと重量税なんかもいらないんだったかな?
そうなると、車検は1万円もしないのかも。