ハブベアリング交換・ドラシャのスプラインが固着
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2024.4.19 お買い物リンク作成
https://terrasuns.com/post-2282
最近アクセルを入れた際に運転席方向に振られる現象が発生。FRだけどいわゆるトルクステアかなと。
クラッチを切っていると左右には振られないので少なくともフロントのアライメントでは無さそう。
「なんじゃこれ、、、。」原因がわかりませんが手始めにハブベアリングを交換してみました。もちろん初めてです。なお、うちのはデフのファイナル5.1なんで一定速度からうなり音が出るので、ベアリングのうなり音とか異音がわかんないのです。
多くの情報や動画がありますのであまり出てこない部分に絞ります。
※ みんカラで一番参考になったのは「どっしーーの"どっしーー2号車" [トヨタ 86 」さんのページでした。
勝手ながら関連情報URLにリンクにあげさせていただきました。ありがとうございました
m(_ _)m
< 固着によって作業時間+難易度が極端に変わってしまう >
この作業は ブレーキキャリパーマウント外し → ローター外し → センサー外し → ハブベアリング脱着 と言う一見簡単な作業に思えますが、雪国の方や10万キロオーバーな人は固着と戦わないといけないので気を付けた方が良さそうです。
当方のは6万キロオーバー程度で雪国ではありませんが、固着の可能性を考えて下記を用意しました。
・ スライドハンマー(通称スラハン)
・ リアのバックプレート: ハブベアリングがバックプレートと固着してどうしても抜けない時はサイドブレーキ周りを分解して組みなおす
・ KTC ロックナットヂゼル: リアドラシャのセンターナットのかしめを起こすSST
フロントはハブベアリングのボルトを抜いたらあっさり取れてしまい拍子抜け。
ワンポイントとしては「やりやすい位置にくるようにその都度ハンドルを切ってあげる」です。
またセンサーの部分ですが、10mmのボルトを抜いたらマイナスドライバーで浮かさなくても、基部を持ってぐりぐり回すと手ですぽっと抜けます。
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フロントリアともハブベアリングのボルトを緩める前に必ずセンサーを抜いておいて下さい!
※ このセンサーを破損すると警告灯が大量に付き重ステになったり大変なことになるようです。
写真のように3段あるのが正常なようです。
< フロント >
ハブベアリングボルト 65Nm
キャリパーマウント 80Nm
センサー 7.5Nm
3
これは楽勝パターンか?と思ったら甘かった。リアはてこずりました。
・ドラシャのセンターナットのかしめ起こし
片側は前述のKTCのやつであっさり。ところが反対側は「カシメがきっちりつぶされていて隙間がない」仕方がないので周囲から少しづつ起こして、肝心のカシメ部分は最終的に切断する感じで何とかクリア。
※ マイナスドライバーしかなかったらできなかったかも知れないです。
32mmのコマでセンターナット190Nmはサイドブレーキ+ホイールのセンターキャップ外して接地+750mm位の超ロングブレーカーバーでゆるみました。
フロントと同じようにキャリパーマウント、センサーを外して、ローターはサービスホールにM8ボルトをねじ込んでパンと外れた。
しかし、フロントと違ってハブベアリングのボルトが外しずらい。車外からだと見えづらくソケットが差し込みづらい上にやや高トルクなんで、車体下にもぐった方が結局早いかも?
またロングソケットか10cmくらいの微妙なサイズのエクステンションが必要。
固着は無く予想通りバックプレートと一緒に外れました。
バックプレートごとドラシャの頭を両手の親指で押し込むようにしたところスプラインから外れました。
軽く叩くとバックプレートからハブベアリングが外れました。
片方はね。。。
< リア >
サービスホール M8 X 30-40mm位 並目 ピッチ1.25
ハブベアリングボルト 65Nm
リアキャリパーマウント 66Nm
センサー 7.5Nm
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反対も同じようにやったところ、「ハブベアリングはナックルから完全に外れているのに、ドラシャが抜けない」
まさかのドラシャのスプライン固着、、、。
ドラシャぴっぱたいたりしてみましたがどうにも抜けず。スラハン?とおもいましたが、あれってハブベアリングを抜くやつだからドラシャが脱臼したり抜けたら最悪では?
と思ってプーラーでやっと抜けました。写真を撮っておかなかったのですが、スプライン部分がサビサビでした。
組み立てはバックプレートの穴とハブベアリングのネジ穴側をきっちりと合わせないといけないので結構大変です。
で、最初の現象は多少改善しましたが、完全には直っていないという。何が原因なのか。。。。
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ハブベアリングの価格ですが、社外品だと大体フロント1個 ≒ リア2個です。
リアは「GMB ハブベアリング GH32910L スバル レガシィ ツーリングワゴン BR9 BRG BRM 左右 2個セット 28473SC000 ハブユニット 」
って言うのが一番安いので、これにしました。
同じGMBでもBRZとつくと何故か数百円高い。(笑) 純正品番 28473SC000 が一緒だから大丈夫だと思います。
ドラシャのセンターナットも付いてきます。
フロントはあんまり安いのありませんでしたので、安心のNTN で。
KTCの工具と合わせて 計 36,000円前後
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