RACING GEAR POWER RADIATOR TYPE C2 (銅二層タイプ)  

元々熱に厳しいといわれているＳＲ16ＶＥエンジン。まあ純正ラジエーターにでスポーツクーラント入れとけば問題無いと思っていましたが、それほど暑くないときにちょっと吹かしただけで停止後すぐ冷却ファンが作動し始めたことに驚き（ファン作動温度は102度）ラジエーター交換を決意しました。まずはどのラジエーターが付くのかを検索。やはりどこからも発売されていません。ピットロードＭからアルミ3層が出ていましたが金額が…。次に純正ラジエーターを検索。他車種が同じラジエーターで、そのクルマにスポーツラジエーターがあるなら流用可能？と思い検索。ヒットしたのはＲＮＮ14パルサーＧＴＩ-Ｒでした。これなら各メーカーで発売しているので決定です。
最初はＫＯＹＯ製でお店で注文したところ、レーシングギア製のほうが割引が効くという事だったのでこちらになりました。ＫＯＹＯのＯＥＭみたいなものなのでスペック的には同じです。
取り付けはお店にお願いしましたが、特に加工の必要性も無くポン付けでした。厚さは約2倍になっていますが、コンデンサー方向に厚くなっているのでファンがエキマニに接近することはありませんでした。

冷却性能ですが、温まりにくく冷めにくいという印象です。一度水温が一定温度（純正サーモなので90度）に達してしまえば水温は全く変化しません。特に渋滞などにつかまった時でも水温の上がり方はゆっくりです。しかし、冷却ファンが回り始めると銅製なのと、容量アップされたラジエーターはなかなか冷えてくれません。純正よりも長くファンが回り続けています。ファンが停止するのが95度と全く冷えていない状態です。走り出しさえすれば水温は下がるのでいいのですが。
飛ばした場合は逆に冷えて85～88度になります。そんなに飛ばしてませんが、おそらく長時間走行しても問題ないでしょう。



さて、そんな感じのスポーツラジエーターですが、やはり重量増の影響はかなり大きいです。特にフロントのピッチングの収まりが悪くてふわふわした乗り心地になりました。また、常に鼻っ面が重たい印象を受けるので車高調を組んで調整しないとダメかも・・・。



追記①：
雨の日はカーブでアクセルを踏むとパワーアンダー状態になり外側へ大きく膨らんでいましたが、交換後はこれが抑えられました。フロントがちゃんとグリップしてくれている感じがします。うまくセッティングすればこれはこれでアリかも…。

追記②
冬場ですが、水温の上がりはやや遅いものの、通常走行でも９０度(純正サーモは８２度で開弁）を維持してくれます。ただ、この状態から全開加速をすると、とたんに水温は７５度まで下がってしまいます。

関連情報URL：http://www.racinggear.co.jp/product/product/radiator/power_radiator.html