フロントドライブシャフトインナーブーツ交換作業(後編)
1
(前編)からの続きです。
グリースを取り除いたら、次にトリボードジョイントを抜きます。
抜く前にジョイントには方向があるようなのでマーカーを付けておきます。
2
スナップリングを取り外します。
この作業がなかなか難しく、画像の下側マイナスドライバーでリングを固定し、もう1本のマイナスドライバーをリングの切れ目からこじりながら外します。
リングが外れたらジョイントを抜きます。
硬くて抜けない場合はジョイントにウエスを巻き、木槌またはプラスチックハンマー等で叩いて抜きます。
※マイナスドライバーは小さめのものを数種類用意しておくと良いでしょう。
3
シャフトに、ブーツクランプ小→ブーツ→トリボードジョイント→スナップリングの順で組み付け、インボードジョイントにブーツクランプ大を掛けておきます。
画像にはありませんが、スナップリングを組み付ける際は、リングの片側を指で押さえながら、リングとシャフトの隙間にマイナスドライバーを挿し、テコの要領ではめ込みます。
今回の作業の中で、リングの脱着が一番の難関でした。
なかなか取れないし、ハマらないのでとにかく根気が必要です。
4
トリボードジョイントを差し込む前に、インボードジョイント内にグリースを注入します。
ここには約2/3ほど注入します。
アクスルを抱えながらトリボードジョイントを約1/3ほど挿します(画像)
5
あとの残りをブーツ内に注入し、ジョイントにも塗っておきます。
6
注入が終われば、ジョイント全体を挿入しブーツを被せます。
※勢い良く挿すとグリースがはみ出てくるので、ジョイントを入り口あたりで止め、ブーツを被せると良いでしょう。
ブーツクランプをロックし、最初に外したキングピン台座のボルト2本を締め付けて完了です。
画像はすべての作業が終わり、822Mグリースを塗ったところ。
最後に・・・
今回の作業の目的は「グリースメンテ」をやっていたら「ブーツはどれだけ持つんだろう?」でした。
で実際、自分の目で確かめると、ローダウン車でもメンテさえマメにやっていれば4万~5万㌔は往けると思いましたね~^^このことが一番の収穫でした!
今までは、何時破れるかとても不安でしたが、これで安心して乗れます。
手はグリースまみれになりますが、自分でやって本当に良かったです♪
【注意】足回りは非常に重要なパーツです、個人での作業は自己責任でお願いします。
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