昨日、知人紹介のカーショップへ。安価に入手できたprova製のダウンスプリングを組んでもらうため、一昨日に預けたインプを引き取りに行ったのでした。詳細はレビューに譲りますが、多くの方が言われているように、「これでフツウの見た目になったかな」という案配。フェンダーアーチとタイヤの間…あの広大な暗黒空間が、違和感無い程度に狭まった、てなところ。とは言え、当然ながら最低地上高は下がっているわけなので、もろもろ気をつけねばなりますまい。今敏監督する「パプリカ」をDVDで鑑賞。個人的には、筒井康隆の手になる原作をいかに映像化具現化しているかに興味を湧かせていたのですが…えらくアッパーで、原作とは趣を異にしつつも(表現方法が違うのだからあたりまえ)、コレなかなかお見事な秀作。「脱走と追跡のサンバ」のパラレルワールド狂想曲、「七瀬ふたたび」の娯楽性と妄想と情感、「夢の木坂分岐点」の実虚混濁・重層構成サイコドラマ…これらの要素を彷彿させつつ、一級のSFエンターテイメント作品へと成した原典からすれば、エロ・グロ・毒笑と構築性は減ぜられてはいるものの、悪夢と華美な幻想と肉感のキモチヨサ・カワイサがあふれかえる悶絶の、しかし洗練された映像美は見もの。嫌になるくらい人間的なねちっこい妄想が薄まっているぶん、疾走感と脳へのダイレクトな衝撃は増しているかも。字幕のオマケは、心遣いですかな。