携行タンク購入と装着
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
みなさんこんにちは、おはようございます、こんばんは。
カブ系は総じて燃費がいいことに定評があることは、皆さんもよくご存知と思います。
そのためか、設計段階で燃料タンクが小さく作られていることに不満を抱いている方も少なくないと私は思います。
取説を見ますと、JA10のクロスカブの場合、4.5リッターとかなり小ぶりなタンクとなっており、リッター50キロ走ったと仮定しても200キロ強、60走ったとしても250キロ強程度の航続距離しかありません。
もし、ツーリングなどの出先や、民家の少ない山間部、また夜間走行時にガス欠したら…?
考えただけで恐ろしいですね。
今回は、そのための解決策を検討してみたいと思います。
アストロプロダクツで販売しているこの携行缶は1リットルの容量ですので、バイク全般に丁度いいサイズになっています。
しかも、1500円という安価。下手なところで買うと、750ミリリットルで2500円とかしますので、コスパ的にはなかなかのものと思います。
早速取り出してみると、頑丈な缶本体に、給油ノズル、ポーチがセットになっています。
ポーチの中にはノズルを差し込む部分も設けてあるみたいですね。
2
しまうとこんなコンパクトになります。
直径は約13センチ、高さは25センチ弱といったところでしょうか。
ポーチの口部分には紐が通してあり、絞れるようなパーツもついています。
…これだけをボックスの中に転がしておくというのも抵抗がありますね。
それに、天地逆にしたり、真横にしていると、気化したガソリンで缶内の圧が上がり、少しずつガソリンが染み出てくる恐れもありますので、ぜひともキャップを上に向けておきたいものです。
あとはポーチの横に、ベルトに通してぶら下げることができるような輪っかもついていますね。
…ん?これ、使えそうですね。
また安く安易に携行できるための手段を考えつきました。
具体的にはボックス内に安全に設置できるようにするための方策です。
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これはホームセンターで購入したL字金具です。価格確か税込み120円しなかったと思います。
ユニクロメッキや銅メッキなどいろいろありましたが、とりあえず一番安いユニクロメッキのものをチョイスしました。
あとは、あまり大きなものだと材質自体が分厚く、次の工程で非常に難儀します。
大きさ的には次の写真を参照してください。
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このように、形を調えながら曲げていきます。
普通に曲げるだけなら簡単ですが、割り箸や竹ひごなどを使い、L字型になっている断面を調整していきます。
…この絵面、撮るのすごく難しかったです。
右手でカメラのシャッターを切っていますので、さて、ペンチはどうやって持っているのでしょうか?
答えは次の中から選んでください。
①右足で持っている
②実は口で咥えている
③超能力を使って浮遊させている
④3本目の足を使った(含みあり)
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こんな感じですね。断面がU字形になるように折り曲げます。
折り曲げた部分のうち、片方ははなるべく平らになるように、もう一方が若干湾曲するようにして、U字形の閉じている方が広めに、開いている方が狭くなるように調整しました。
この閉じている方にポーチの輪っかがはまり込むようになります。
…ちなみに、前工程の応えですが、全く面白みも何もない①です。
膝でペンチがずり落ちないように支えながら、左手薬指でキープし、写真を撮っていたということでした。
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そして部屋の隅っこに転がっていた両面テープをこのように貼り付けます。
その際に注意することが2点あります。
①テープ貼り付け面の脱脂
②接着できる材質の確認
特に後者は、テープの性質により、全くくっつかないものがあります(そのくせ1巻数百円する…)。
私が使っているボックスは、ABS樹脂に性質が近いものでしたので、ABS樹脂と鉄の両方に接着できるものを選ぶという流れになります。
たまたま道具箱の中にあった…何だか得した気分…。
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ボックスの内側かつ前側に、このように貼り付けます。
慎重に(意訳:だいたい)位置あわせを行って、ちゃんと缶を取り付け取り外しできるような位置であり、かつ、ブレーキがかかった際にボックスの進行方向側にきっちり押し付けられる場所を選びます。
また、進行方向側に金具の閉じた方向を向くようにすることが重要です。もし開いている方向が前に来るようにしてしまうと、走行中にここから外れてしまい、ボックス内で縦横無尽に缶が動き回ってしまうでしょう。
もちろん、接着面の脱脂も忘れずに。
貼り付けたら、接着力が安定するまで24時間以上放置しましょう。
どうやら接着力には問題ないようです。
それにしても、この中敷きの新聞紙、そろそろ何とかしないとなぁ…
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ポーチの輪っかを通してみます。
これも問題ないようですね。
加速時は後ろ側(写真で右下方向)に引っ張られることになりますが、カブの加速はたかが知れています。ですのであまり心配しなくともいいでしょう。
問題はバンク等で左側(写真で左下側)に引っ張られるとき、粘着力が足りずにはがれてしまうことがあるかもしれません。
その時は、改めて別の固定方法を模索しましょう。
…本日はこれまでですね。
▼後日談▼
金具を貼り付けた角度がほぼ水平であったことから、道路の段差を拾ってしまい、タンクが暴れて金具からすっぽ抜けてしまうことが度々見られました。
このため、金具の取り付け角度を見直す予定です。
具体的には後部側が30度ほど上向きになるようにして再度貼り付けする見込みです。
ちなみに、テープの粘着力自体には何ら問題なく、ガソリン満タンのタンク推定1.8kgを十分に支えることができました。
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