アンプとスピーカーを買い替えしました。
そもそも1階のシアタールームのピュア2chモードの音に劣っていて、スマホ+ポタアン+ヘッドホンや車載オーディオにも劣っていたのをずっと我慢していた。
CDはそこそこで鳴るのに、何故かハイレゾ再生になると音が破綻して悪くなるという謎の症状に悩まされていた。
同じ曲でCDとSACDを聴き比べるとSACDでは高音が歪み、周波数特性も山あり谷ありのフラット感が失われていた。
先にアンプは入替済みだけど悪い症状は変わらず出る。原因はスピーカーであることが明らか。
このアンプはマランツのSTEREO 70s
AVアンプのCINEMA 70sのサラウンドを切り捨てて2ch専用にした感じのアンプです。
利便性で選び音質的にはミドルクラス。
入力は、アナログ×3、Phono×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1 、HDMI×6
HDMIはアンプの電源を落としてもテレビに映像と音声信号を送れるパススルー機能があるためテレビ側は1本のケーブルで済むようになり、ケーブルはスッキリまとまりテレビでの入力切替の手間が無くなりました。
アンプ入替の1ヵ月後に届いたのが、POLK AUDIOのSIGNATURE ELITE ES60
正直、ポークオーディオは今年に入るまで存在すら知らなかった。当初はKEFあたりを狙っていたのだが情報をネットで探ってみるとポークオーディオがお勧めで表示されることが多々あった。これは広告バーナーではなく、YouTubeやAmazonで別動画や別商品のお勧めで出てくるもの。
それで今度はポークオーディオの情報を探ってみると条件を満たしてくれる、とんでもないスピーカーであることが判明。何と言っても最強のコスパを持ち合わせていること。同価格帯で他社でポークオーディオと同等以上の質を検討しても、それは困難を極めることになる。
AV WatchやPHILE WEBでも数多く特集されていますので興味のある方は下にリンクを貼っておきます。
AV Watch
PHILE WEB
価格設定が安いし、更に値引きもあるので本当に破格値。
届いたES60は想像以上の大きさ重さで、箱には一旦底を開いて立ててから脱がすように上から抜けとイラストは示しているが、日本の住宅事情を知らないのだろう。どう考えても脱がしきる前に天井に達してしまう。
横にして底を開封した。運よく開封した上の面がスピーカーユニット側だった。緩衝材と説明書とサランネットを抜く。
独自の特許技術であるパワーポートが見えてきた。底面バスレフポート式だがポートの直径を測ると10cm超えの穴。真下に円錐形のピラミッドがあるが先端は閉じており、音はピラミッドの外側で拡散し風切り音を無くしつつ、音圧を従来のバスレフ構造よりも+3db上昇させるとのこと。
立たせてみるとトールボーイタイプでは有り得ない程の奥行。幅と奥行きの比率がヤバイ。しかしこれが実売価格ペア12万円台で購入できる筐体だとは驚くしかない。
2階に運ぶためキズ防止でサランネットと緩衝材を付ける。
サランネットは今主流であるマグネット式。ピン&ピンホール式は古いということを自覚させてくれた。
階段下まで床にバスタオルを敷いて引きずっていく。
ここからが大変で、パワーポートの溝に手をかけて肩に当てつつ一気に階段を上る。
腰が逝くかと思った。旧スピーカーはINFINITYのBT-40 こいつが曲者だったとは。
それよりも背が高い113cmであるES60
奥行きも当然ES60が方が長い。比べてみても見た目の質の高さが窺える。エンクロージャーがとにかく美しい。これら同価格帯であることが信じられない。
さあ後もう一本上げないと…
バナナプラグを挿すためカバーを取り除くのだが、これがゴム製でなく樹脂製で固くキリの先で引っ掛けて浮かし皮スキで取り除く。結局キズが入ったが普段は見えないので気にしないつもり。
アンプが対応できるのでバイアンプ接続。
エージングも終えて音の感想はと言うと。「我が家で出せる最高の音となりました。」
正に評価やクチコミ通りの音。ポークオーディオは価格が安いため地方の専門店でも置いている率が高い。実際に私でもMXT70を視聴できました。
すっかり忘れ去っていたホームオーディオ熱を再加熱されてみてはいかがでしょうか。
ポークオーディオだと、その近道になるはずです。
さて元凶だったBT-40ですが、INFINITYと言えばKappaシリーズが過去有名でした。
上の画像の筐体ですね。これと同じようにC.M.M.D.が採用されていて説明は以下の通りです。
スピーカーユニットには新開発の振動板であるC.M.M.D.(Ceramic Metal Matrix Diaphragms)を採用しています。この振動板にはアルミナと呼ばれる軽量かつ剛性が高いセラミック系化合物を採用しており、アルミニウムをベースにアルミナでサンドイッチした複合構造となっています。これにより、中・低域ユニットではダンピング特性が改善され大きな振幅にも俊敏に対応し、高域ユニットでは共振周波数を可聴帯域外に追い出す事で特性を改善しています。
これを最初見たとき納得してしまった。「高域ユニットでは共振周波数を可聴帯域外に追い出す事で特性を改善しています。」という部分。これでは荒れまくった倍音が基音も荒らしてしまう。それでハイレゾのみ破綻させる理由となる。
そうは言ってもハイレゾ配信開始以前の代物だから仕方ない… いや同時期に購入した1階のモニターオーディオはそんなことは無かった。
INFINITYがあの時代、先の時代を読めていなかったって事でしょう。
アンプとスピーカーは、アンプ千円スピーカー6千円の合計7千円でハードオフの出張買取によって第2の人生を歩み始めました。お疲れ様、今までありがとう。
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Posted at
2024/05/04 19:29:07