バックファイヤー/エアクリーナーボックス修理【#2】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
かなりたくさんの種類の工具を駆使して、吸気系のメインパーツと一塊でエアクリーナーボックスを外すことができました
見えない場所のボルト&ナットを手探りで外したり、通常だとレンチが届かない場所のナットや、ラチェトが1ラッチしか振れない場所のボルト1つに30分以上の時間をかけて外したり、、、まさに成せばなるで
対策品で購入した『ポップアップバルブ』は、YOUTUBEに整備記録を上げている海外の方々は、かなりの確率で付けているようで定番パーツのようです
①バルブ本体と、実寸の穴あけ位置を示した型紙が入っています
②型紙を切り取って、エアクリーナーボックス上部のパーツに貼り、穴のセンターを出します
③丁度良いサイズのホールソーがあったのでこれを使用します
④ホールソーだとフィンの部分が割れてしまわないかと恐る恐るやったのですが、大丈夫でした
2
穴の周囲のフィンが干渉するので、フィンもグラインダーとヤスリで削り取ります
接着剤で固定&密閉するので、全体的にヤスリがけし荒らして起きます
3
「エポキシ系の接着剤を使用するように」と説明書に書かれていたので、固まっても僅かに弾力を保つエポキシ系の接着剤で固定します
接着剤が固まった後にさらに空気が通らないように隙間にもエポキシ系接着剤を流し込みます
エポキシ系接着剤は、混ぜてもある程度硬さがありますが、ヒートガン(ドライヤーで充分)で温めて液状にして流し込みます
4
裏側にも必要以上?念入りに接着剤を流し込みます
2次エアーは禁物ですし、やり直すにはかなりの苦労があるので
5
これはエアークリーナーボックスの下側パーツです
黄色い部分は割れてしまっているので「プラリペア」で補修します
この樹脂には「プラリペア」はかなりの強度で接着されました
中央にある金属のパーツは「スタートバルブ」で《エンジンが冷えていて》《スターターを回している間》に燃料を噴射するものです
この補器は通常のインジェクターではなく、この別の経路から供給されます
6
エアクリーナーボックスを逆さまにし、下部パーツを大量のエポキシ系接着剤を使用して合体させます
その後タッピングビスで固定してあった所をボルト&ナットで固定します
さらに接着剤の固まった後に温めて液状にしたエポキシ系接着剤を念入りに流し込んだり盛ったりして、2次エアの混入を防いでおきます
黄色矢印の部分にアルミのインテークマニフォールドがゴムチューブを介してつながります
7
反対側から見た写真です
上下逆にひっくり返っています
8
写真は2019年にエンジンを降ろした時のもので、エンジンの前側(エンジンルームから見えない側)のものです
K-Jetronic の補器類につながるコネクターが後ろ側に4つあります
このほかに「オグジュアリーエアバルブ」のヒーターに繋がるコネクターが1つあります
【A】エアフローメーターのリミットスイッチの端子
【B】コールドスタートバルブの開閉端子
【C】スロットルバルブのスイッチ端子
【D】フリケンシーバルブの開閉端子
【C】は3極ですが、【A】【B】【D】は全て2極です
【B】は青色の端子になっていますが、それ以外の端子は全て黒色で【A】と【D】は全く同じなので、間違えないようにする必要があります
9
エアクリーナーボックスを外したエンジンの写真です
エンジン上部のものは全て外したことになります
前の写真の【A】〜【D】の端子に繋がるそれぞれの端子です
【E】は「オグジュアリーエアバルブ」に繋がります
10
完全に構造を把握しないまま取り外したので時間がかかりましたが、予想外に取り付けの方が短時間でできました
構造が理解できていたからだと思います
車両に取り付けた状態です
ポップアップバルブがあるので安心です
この部分にエアフィルーターとカバーを取り付けたら完成です
エンジンは問題なく始動し、試運転してみましたが「ディスビキャップ」を清掃したせいか、症状は完治していました
ここ1.5ヶ月ほど仕事が忙しく休めず、しばらく車に乗っていませんでしたが、これでまた休日には乗ることができます
実は『CITROEN BX』の方は未だ治っておらず、やっと1台乗れるようになったという感じです
2代とも不動の時は、やはり不便でした
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