目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
10日ほど前「CITROEN BX」に乗り走り出し、幹線道路に出てスピードが50kmくらいになったときに突然カーオーディオの電源が切れ、信号で止まって暫くするとまた電源が入り音楽が再生されるという症状が出ました
最初はオーディオの電源の接触が不良かと思っていましたが、暫く同じ状態を繰り返しているので、電圧計を確認すると「16V」以上もあり、スピードが上がると「19V」くらいまで上がってしまいます
だいたい「19V」を超えるとオーディオの電源が切れるようです
これは接触不良ではなく、オルタネーターの発電電圧が上がりすぎてオーディオの電源保護回路が働き切れるものと推測しました
エンジン始動してから10〜15分ほどすると、電圧は上がっても「18.8V」くらいでオーディオが落ちることはありません
しかし電圧計の表示があっているなら「16〜19V以上」で他の電装系に不具合が生じる可能性があるし、バッテリーにも負荷がかかりすぎるはずです
その日は約30km ほど走って自宅に帰り、テスターで測ってみると車内の電圧計とほぼ同じ電圧を示します
エンジン止めてすぐはバッテリーも「14V」くらいになっています
これはこのまま乗るとまずいと思い、すぐにパーツ探しをします
ライト関係はともかく、特にECU関連の電装系に不具合でると致命的ですし、バッテリーも最悪の場合破裂や液漏れがあるかもしれません
数年前までは、国内でもオルタネーターはすぐに入手できましたが、今は少なくなっているようで、なかなか見つかりません
レギュレーターは品番を入れて検索しても国内外含めてみつかりません
「citroen bx alternator regurater」で検索するといくつか出てきますが、どうも違うようです
唯一「PEUGEOT/CITROEN用」「三菱製オルタネーター用」ということで、それらしきものが「e-Bay」で見つかったので、部品番号は違いますが、ダメ元で発注しました
最近は海外からのものは数ヶ月かかることも多いのですが、このサイトのものは予定で2週間くらいになっています
最低でも1ヶ月くらいは車に乗れないな、と思っていましたが、1月16日の深夜に発注したのに1月20日の夜到着しました
どうなっているのでしょう? 最短です!!
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矢印の部分がオルタネーターで、レギュレーターはこの中に組み込まれているタイプです
(ちなみに古いものは、レギュレーターが別体になっているものもあります)
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取り外しは仕組みさえ解っていれば、それほど難しくありません
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これが、購入したレギュレーターです
私の車のオルタネーターは純正の「三菱」製のものがついていますが、レギュレーターは「West-Germany」となっているので、古いストックと思われます
ベルリンの壁が壊される前のもののようです
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オルタネーターを分解していきます
3本のボルトをはずし、レギュレーターを貫通する端子のボルト2本と、レクティファイヤーを固定している計4本のボルトを外すとレギュレーターを交換することができます
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写真左が壊れた古いレギュレーターで、右は新品を取り付けた状態です
若干形状が違いますがきっちりと入り間違っていなかったとひと安心です
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ついでにケースを洗浄し、剥き出しのファンは銀色のスプレー塗料で塗っておきました
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取り付けはうまくいったようで、エンジン停止時で「12.6V」エンジンをかけると「14.1V」となりばっちりです
さらにエンジンの回転を上げても「14.1」をキープしています
1発で思ったようにうまくいったときは気持ちが良いものです!!
今回は、まずパーツが思いのほか早く入手できたこと、パーツの選択があやふやだったにもかかわらず一致していて、うまく行き過ぎです
もし違うパーツだったら、分解し改造してレギュレーター機能のみ移植しようと思っていましたが、不要でした!!
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