海の向こうに見える開聞岳、佐多岬展望台から。
フェリーなんきゅうに乗船して薩摩半島から大隅半島へ移動したつづき、佐多岬へ向かいます。
佐多岬まであと8kmの案内がある立派なゲート。
北緯31度線展望広場は通過しようと思ったが、誰もいなかったので入った。
タイミングなのか、ぜったいここは車やバイクが停まっていると思った。
誰もいないんだったら好きなように写真も撮れる。
いよいよ佐多岬へ。
正午過ぎ、佐多岬に到着。
大きなガジュマルの木がまたここへ来たことを思い起こさせてくれる。
まずは駐車場横にあるデッキへ。
本土最南端となる佐多岬。
それほど遠くないので、ここまで来たらあの展望台へは行った方が良い。
記念撮影用の場所。
トンネルを通って展望台へ行きます。
ここが崩れたところだ。
仮設の階段を下りていく。
遊歩道の途中にもあるガジュマルの木。
垂れているものが何か気になって調べると気根と呼ばれる根だった。
佐多岬の駐車場に来る途中の道路脇にもこの気根が垂れ下がっていた。
展望台が見えてきた。
全体的に佐多岬の展望台へ向かう遊歩道の傾斜はなだらかなので、それほど体力を消耗しない。
2019年以来の4年ぶりに佐多岬展望台に到着。
思えば前回は展望台に近づくにつれて黒い雲が覆って、ポツリと雨が降り出したと思ったら、
突然ザーっとスコールの様な雨になって全力で遊歩道の坂を上がって展望台の中へ駆け込んだ。
今日は雨の心配はない。
展望台に上がるとそこには青い世界。
そして開聞岳。
今日は朝からずっと開聞岳を見てきて、この佐多岬でもまた出会えた。
エメラルドグリーンの海。
さらに南にある佐多岬灯台。
遠くから見ると灯台まで行けそうに思えるが、歩いては行けない。
一番南まで行ける場所は写真下にあるところで、前回も今回もまあここでいいかと行かなかった。
想像ではあるが、眺望としては高い位置にある今いる展望台の方が良いと思うが、
今度佐多岬へ行くことがあったら、せっかくなのであの下の場所にも行ってみるつもり。
駐車場がある方向。
あの場所から写真を撮った時刻を見るとここまで来るのに12分なので、そんなに遠くはない。
どこを見ても海がキレイだ。
佐多岬展望台に初めて来たのは2019年で、前年の2018年にリニューアルされていた。
カワラさんのHPに2007年の夏に佐多岬を訪れた時の写真があって、以前の様子も分かる。
「南九州海岸線めぐり 夏のグランドツーリング 8月7日 2007年の旅」
この金網越しの眺望の写真を見ていて、あまり積極的に佐多岬を目指さなかったが、
2018年に展望台が大幅にリニューアルされたことで行ってみたいと思い、翌年実現した。
建物の中に入っても開聞岳に目が行く。
本土最南端となる佐多岬展望台は端っこに来た達成感と共にその景色が素晴らしい。
もう一度上がって開聞岳とブルーグリーンの海を見る。
感動の連続だった佐多岬展望台とお別れ。
遊歩道を戻ります。
売店にある日本本土四極の案内、北海道はよく行くので宗谷岬や納沙布岬は複数回訪れている。
長崎県の神崎鼻はまだ1回で、この佐多岬は2回となった。
駐車場のガジュマルの木にも「本土最南端 佐多岬」の看板がある。
あらためてこのガジュマルの木は大きく存在感がある。
田尻海岸の駐車帯。
田尻海岸、ここもキレイだ。
ヤシの木を白樺の木に置き換えると、北海道にある支笏湖のポロピナイ園地手前のような雰囲気。
ふれあいパーク佐多へ。
ここはそんなに眺望が良くないかなと思って前回は通過していた。
しかし上がってみると海と開聞岳の景色がすごく良い。
こんな良い景色が見られるとは思わなかった。
薩摩半島からも大隅半島からも見える開聞岳、海と一緒に見られるというのが良い。
前方の案内板を見ると。
宗谷岬まで2700km。
5月には宗谷岬にいて9月は佐多岬、この半年で北海道、東北、九州、四国といろいろ巡った。
佐多岬のあと、晴れているので大隅半島の東側の海沿い方面もいいかなと思ったが、
内陸部で行ったことがない場所がいくつかあるのでそこへ行くことにした。
途中、ずっと案内がなくて不安になったが、ようやく風力発電展望所の表示を見つけた。
14時過ぎ、その風力発電展望所に到着。
ここへ近づくにつれて道が狭くなり、最後は車一台分の幅となり草を擦りながらとなる。
ここも開聞岳が見える。
奥の建物は展示室・トイレとなっていて入ることができた。
この場所をあとで確認すると南大隅ウィンドファームの根占風力発電所。
南大隅町のHPで2024年3月までに風力発電設備が撤去されるということだった。
風力発電の風車はある程度年数が経つと撤去される。
もう風車は無くなっているかもしれないし、敷地にも入れないかもしれない。
道の駅根占の向かいの大浜海水浴場。
もう今日は開聞岳の日。
ヤシの木と海も絵になる。
最後に道の駅の裏山あたりにあるパノラマパーク西原台へ行こうとした。
するとだいぶ進んだところで通行止めの表示。
国道269号の時点から何度もパノラマパーク西原台の案内があったので、
もうちょっと手前の段階で通行止めの表示をお願いします。
国道269号に戻って海沿いの広い駐車帯へ。
朝の段階ではほとんど見えなかった桜島の姿が分かるようになった。
太陽がある方向には開聞岳。
遠くからうっすらでもシンボル的な山が見えてくれるとうれしい。
16時半ごろ神徳稲荷神社へ。
以前、鹿児島県にあるこの神社にガラスの鳥居が設置されたニュースを見て、
この近くへ行くことがあったら寄ってみようと思っていて、まさに今日がその日。
つらなった赤い鳥居を通り抜ける。
夕方で陰になってしまっているが、奥にもガラスの鳥居があった。
なんとなくニュースになったくらいだから大きな神社をイメージしていたけど、
実際に行ってみると地元のこじんまりした神社だった。
2家族なのか大人と子供を合わせて6~7人くらいの人たちがタイマーで写真を撮ろうとしていて、
なかなか思うようにいかないようだったのでカメラを渡してもらい、
いろんな角度からガラスの鳥居とのショットを撮ってあげたらすごく喜んでくれた。
青空をバックにこのガラスの鳥居を見ることができて満足。
もう夕方なので今日はここまで。
18時ごろ都城市のホテルウィングインターナショナルに到着、本日の走行距離は403km。
熊本の八代スタートにしては薩摩半島の一部と、大隅半島へ渡って佐多岬まで行けたので、
一日としてはよく回れたと思う。
今日は晴れそうだったら天草へ行きたかったが、それでもずっと開聞岳を見ることができたし、
2回目となる本土最南端の佐多岬は分かっていてもその絶景に感動できた一日だった。