最近周りの人があっちこっち出かけてるんで羨ましくなってどっか行こう!と一念発起したのはいいのですがさすが大都会岡山、都会すぎて車で行くところが大してない。
ので、車で30分ほどの備中国分寺に行ってきました。
んで、看板を見る僕。
古墳めちゃくちゃあるやんけ!
あんまり人に言ったことないんですが地元が奈良に近いのもありこういうのは大好物です。
ふらっと行ってふらっと帰る予定がこの日の予定は古墳巡りに変更されました。
まず訪れたのはこうもり塚古墳。少しわかりにくいですが前方後円墳です。
流石に玄室までは入れませんが石棺置いてあるのは◎。
特徴的な家型石棺ですね。
つづけて、この近辺の国分尼寺跡へ。
国分寺・国分尼寺は皆さんご存知かと思われますが聖武天皇により各地に建てられたアレです。
古代の大都会岡山にもあったんです。
が、今建っている国分寺はわりと最近再建されたもので、元々のものはいつの間にかどっか消えた(誇張なし、記録がないそう)ようです。
国分尼寺の方は再建すらされず跡地が残るのみ。
申し訳程度の堂。
梅がすごく綺麗でした。ちょうど見ごろですね。
この池もなんか名所らしいのですが、そんな所に堂々と電柱を建てるという…
こうもり塚古墳遠景
はい、続けて国分寺です。
良い伽藍。
支えてる訳では無いです、雷避け的ななにかです。
梅。
次に少し歩き江崎古墳へ。
住宅街の外れの方にひっそりと佇むこれまた前方後円墳です。かなり風化し、自然と一体となっているようにも見えました。
玄室入口。何か修理中のようでした
入ろうと思えば入れますが入る気にはならないです。
さて、大きな道を渡り見えてくる小山のようなもの。
作山古墳(つくりやまこふん)です。自然地形を利用した前方後円墳でかなり大きめ。
頂上付近(後円部)です。言われなければ古墳とわからないかも。
この古墳は発掘調査がされていないようで、駐車場だけは整備されていたもののわざわざ見に来るか?という感じ。
このあと吉備考古館という施設を目指しました…が
神社の境内にあります。
普段は空いておらず事務所に声を掛けて開けてもらうような感じ
神社の本殿。三拍手…??
こんなものは初めて見ました。3回拍手とは…最近死霊館をみたので不穏な気持ちにさせられます。
で、事務所を探したのですがすぐ横にありました。
結局声は掛けてません。ちょっとこの施設全体に疑問が多かったので深入りせず撤退しました。
気を取り直して古墳。
玄室の石だけ持ってきたような感じですね。
すぐ横にある角力取山古墳。方墳です。住宅街のど真ん中にありました。
こちらも調査などはされていない模様。
農地のど真ん中、宿寺山古墳。
思いっきり農地利用されてます。
頂上付近、謎のあばら家。
遠景。
これが本来の国分寺の跡地。
この日は本当に良い天気で、車がたいへん熱くなっておりました。銀色のアレ被せといて正解だったなと。
さて、帰りがけに岡山最大、全国4位、一般人の立ち入れる古墳としては最大の造山古墳(つくりやまこふん)に立ち寄ります!
時間が無くて一号墳以下に立ち寄れなかったのが少し残念。
後円部頂上付近、石棺蓋?
本来玄室内にあるべきこんなもんが古墳の上に転がってるってどういうことやねん。
たかーい
前方部から。
帰りは広域農道の方を流して帰りました。
この古墳巡りで感じたのはなんというか、やるせなさが大きかったです。
この地方にこれだけデカい古墳がワラワラあるにも関わらずほとんど調査が進んでいません。
確かに畿内の方が重要度が高く優先されるのもわかりますが、明らかに盗掘されていないものがこれだけあるのに全く掘らないのもなあ…と。
また、この地方にこれだけ古墳があるということはそれなりに、いや相当な文明があったはずです。
その痕跡はどこへ消えた?
このあたり、研究進まないかなーって思いました。
まあ研究費とか少ないだろうししょうがないのかも。
まあ一つだけ言えるのは、大都会岡山ってのはあながち間違ってなかった時代もあるってことです。
以上です、駄文を最後まで読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2018/03/15 23:43:19 | |
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