インナードアハンドルの修理①
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
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納車時からドアハンドルがもげているので修理します。
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上はこんな感じで。
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下もバッキバキ。よく見たら横一直線に割れてます。
これを正攻法で修理するにはドア内張ごと交換する必要があり、部品のお値段が約6万円だそうです。
もちろん交換してもまたもげる可能性があります。
メガーヌ3の「インナードアハンドルもげる病」には世界中の人が困ってるようで、世界の救世主たる中華に互換ハンドルが沢山売ってるアル。送料込みで片側5000円くらいと結構値が張りますが、外国人のレビューを見ると「純正より丈夫」だそうですw
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中華ハンドルを買っても良いんですが、微妙に高いし、本当に困ったらいつでも交換できるしということで、まずは今ある純正ハンドルをなんとかすることにしましたん。
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上側も惨いけど下側の方が深刻かも。
パックリ割れて皮一枚で繋がってる感じ。
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バラバラになったボルト穴部分。
かなり脆いです。これじゃあ割れるよ。
内張りを含めた下側の取り付け設計自体も雑で「もげて当たり前」。どの車両も時限爆弾を抱えてるようなものだわ。
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破片を適当に組み立てます。
素材がABSなので接着はアクリル接着剤ABN-1です。溶着するのでただの接着剤よりはマシですが、強度はあまり出ませんあしからず。
立体パズルが楽しくなってきたけど直すのはここまで。ここはあくまでも修理の時のガイドのようなものなので。
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上側も接着します。
これだけで済めばラクなんですがね。
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接着したらリューターで周囲を掘ります。
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ファイバーパテを盛ります。
パテはホルツの製品です。個人用途では十分な量で使いやすいのでおすすめ。
硬化剤を相当入れないと固まらないのが玉に瑕。
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内側も同じように掘ってからパテを入れます。
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下側はステンレスのワッシャーを入れます。
画像ではまだ未施工ですが、この後にクラック箇所を掘ってファイバーパテを入れています。
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ワッシャーを下地にしてパテを盛ります。
ワッシャーはこのまま埋め込むことにしました。
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ファイバーパテが硬化したら削って、FRPを貼ります。
ファイバーパテだけでも強度は出ますが、確実に折れないようにしたいのでFRPでさらに補強です。
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ピンボケしてしまった…上側もFRPを貼っていきますが、内側にリブが入っているのが邪魔だったのでリブは全部落としました。そもそもリブは特に役に立ってないし。
底部分にもクラックが見えたので3mm厚のアルミ板を仕込んで積層しましたが、厚すぎてボルトが掛からなくなったので1mmの鉄板にした方が良かった。
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外側を軽く整形。取り付けると全く見えない場所なので適当です。
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FRPで補強した内側。
これでもかと3mmくらい積層しました。
最後にボール盤にエンドミルを付けてザグリを入れましたが、ここは手作業でもいいです。座面の精度は問われない場所ですし。
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上側です。こっちは#450のマットで2~3層。十分以上の強度が出ているはず。
画像が多いので大変そうに見えますが、実際は1日程度で終わる簡単な作業です。
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見えない場所ですがなんとなく塗装しておきました。
レタンPG80の黒に艶消し剤を入れて。
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こっちも塗装。
左の青い部分は爪折れしているところをファイバーパテで補強したものです。
結局は最後にカバーを付けるときに完全に折れ飛びましたけど。
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ここも塗装。艶消しを入れ過ぎた。
あとは取り付けるだけなんですが、今回は取り付けにちょっと苦労しました。次回の整備手帳で。
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