リヤLEDリフレクターの不調修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
写真はリヤLEDリフレクター初号機の時のものですが、昨年の『LEDリフレクターの改造と電源取出変更(
https://minkara.carview.co.jp/userid/2871583/car/2644554/6420964/note.aspx)』で改造して取り付けた弐号機で不調が発生してしまいました。
症状としては、ふと気が付くとLEDリフレクターの光度が暗くなっているような・・・
それからは注意して観察していると、光度がふらついたり、時には消灯してしまったりと不安定です。
この症状はスモール点灯時も、ブレーキ点灯時も変わりません。
これは明らかに、どこかで接触不良が発生している時の症状です ^^;
そこでまず真っ先に頭に浮かんだのは、中華製LED故の不調・・・
だとしたら、純正リフレクターのレンズ部を流用して改造しているので困ったことになります。
ただ良く観察してみると、左右のLEDリフレクターが同じ症状です。
いくら中華製でも、左右のLEDリフレクターが同時に故障する可能性はかなり低くなります。
となると後は配線しかありませんが、スモールとブレーキで同じ症状ということは正極(+)線の可能性もありません。
以上より不調の原因は、負極(-)線の経路のどこかで接触不良が発生しているのは確実です。
2
さて、負極(-)線の経路だとすると可能性があるのは4箇所に絞られます。
①電源系集中配線部
②アース配線の延長部
③左右のLEDリフレクターの接合部
④リヤバンパーへの渡り配線部
先ずは写真の電源系集中配線部ですが、写真には写っていませんが左上部(緑丸)に各種アース系の分岐ターミナルがあります。
ただここの接続は全て平形端子を使用していますし、また同じ箇所に接続している他の機器に異常はありませんので、可能性は低くなります。
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これはラゲッジルーム内のスモールとブレーキの正極(+)配線部ですが、車外への配線故に負極(-)配線と併せて全て半田付けにて接合しています。
4
これは上記写真の近くにある、助手席に設置した電源系集中配線部から引いたアース線(黒線)の延長部ですが、前述したとおり半田接合していますので、接触不良の可能性は低くなります。
5
これは左右のLEDリフレクターおよび渡り配線の接合部ですが、ここもやはり半田接合していますので、接触不良の可能性は低くなります。
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最後に、これは車体からリヤバンパーへの渡り配線に使用しているJST(日本圧着端子製造)の細線用防水コネクターです。
この部分は雨などが直接掛からないとはいえ、車外故に気温差や湿度の影響を受ける箇所です。
よって防水コネクターとはいえ、接触不良が最も疑われる箇所になります。
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以上で最も疑わしい箇所が特定(推定)できたので、対処方法を検討します。
先ずは接点復活剤を使用、それでダメならコネクターの交換を考えます。
そこで用意したのは、写真のsoft99の接点復活剤です。
スプレータイプもあったのですが、今回は狭い箇所の接点にも重点的に塗布できる筆塗りタイプを選んでいます。
実際の作業は、リヤバンパーを下ろさなくてもアクセスできる位置にコネクターを取り付けてあるので、車両下から見上げるだけで隙間からコネクターを外せます。
メス接点は防水ゴムの内側にあるので、オス接点側に接点復活剤をたっぷりと塗り、オスメスコネクターを嵌合します。
そして再度外して塗って嵌合、これを何度か繰り返します。
結果は・・・
見事一発で不調が無くなり、それから300kmほど走っていますが、未だに再発していません ^^b
症状が出たり出なかったりする接触不良の場合は明確に直ったと言い難いのですが、このまましばらく様子を見るしかありませんね。
また本来であればアース経路各々の箇所で接地確認(抵抗値測定)を行うべきですが、今回は最も疑わしい箇所を真っ先に対処し、一発で直って良かったぁ~ (^^)v
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