オイルポンプのオーバーホール(前半)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
①概要
②作業
③準備品
の順序で説明していきます。
【①概要】
普通の車は
オイルパン→オイルストレーナー→オイルポンプ→オイルフィルター→エンジン→オイルパン
という経路を辿って循環しています。
なので、オイルが一巡する間にストレーナーとフィルターの2つのろ過装置を通ることで、きれいなオイルを循環させることができるのです。
しかし、スバル360ちゃんは2ストということもあり
若干違います(よく知らんけど)
メッシュ→オイルタンク→オイルポンプ→エンジン→燃焼
なのです。
メッシュってあれです。
オイルを補充した際の、あの台所にありそうなショボい真鍮メッシュです。
もしも、過去に水が混入したことがありオイルポンプが錆びていたら、錆をろ過するフィルターはありませんので、エンジン内部に錆混入もしくはオイル詰まりによるエンジン焼き付きなどの不具合が発生してしまいます。
と、自分なりの考察を踏まえて
今回はオイルポンプのOHを実施します。
2
まずは、オイルポンプを取り外します。
ホースやワイヤーを先に緩めてから
締結ボルト2本を緩めて外しましょう。
この時点で外観(特にオイル漏れの有無)を確認しましょう。
ホース部とかなら問題ないですが
本体割れのオイル漏れとかだと補修のしようがないです。
あきらめて拾いましょう。
また、ここで取り付けの際に困らないよう
いくつか写真を撮りましょう。
・ポンプ下部の取り付け
・ポンプ〜エンジン間のホース取り付け部(ワッシャやボール)
・スロットル連動ワイヤーとリターンスプリング部
取り付け時にスプリングの固定方法をど忘れして
面倒だったので入念に写真撮りましょう(動画も可)
はてさて、汚い。
点々とした黒い汚れはタールではなく
前保有者が塗ったのであろうアンダーコートっぽいです。
マスキングせずに塗るとは、さてはめんどくさがりだな!
3
取り外したものがこちらです。
ここからオーバーホールをしていきますが
まず初めに外側の清掃をします。
部品バラしていく際に外側の汚れが中に入り込むと大変なので
真鍮ブラシとパークリを使って綺麗にします。
ちなみに、リターンスプリング取り付けステー?みたいなやつは錆がひどいので削り倒してシャシブラで塗装。
人によっては、鉄板切って削って作り直しとかするんかね?
流石に工数的に見てする人はいないかな。
ちなみにですが、使用するオーバーホールキットは
ガレージ・プレアデスさんの中後期用のものです。
いつもお世話になってます。
4
まずは一番デカいやつから外してみました。21mmだったかな?
レンチを入れる幅が狭いので舐めないように押し付けながら回しましょう。
フタ側に●Oリングが一つ
本体側にはスプリングとシルバーのスリーブ(小さいほうの筒)があるので外します。
キットにあるもの部品は●を付けてます。
銅色のデカイやつは裏側からコンコン叩いて外しました。
ものによっては手でスルスルと抜けるそうですが、大半のポンプは渋くなってるみたいですね。
ここら辺に関してはあとで研磨します。
5
続いて真ん中の丸いやつを外します。
●ネジ2本で止まっていますので外します。
丸いのが結構がっちりくっついているので
スクレーパーなりカッターなりで外しました。
丸いやつ側の●オイルシールも外しましょう。
一応、真ん中のウォームシャフト?を右回転させると、
浮いて来ますが、ギヤ部なので破損のないように
無理なく行ってください。
外すとかわいい顔が現れます。
なんかこういうコアラのキャラクターいなかったっけ?
こちらにも●黒いリングがあるので外します。
ウォームシャフトは右回転させると外れます。
無理に引っ張るとギヤが欠けます。
6
次に三角形を外します。
●ネジ3本
開けるとコントロールシャフトとカムの部分が見えます。
泥水みたいなものが果たしてぶっかけたパークリなのか
水なのか判断できませんが、ここは取り付けの時にグリスを入れてあげます。
●ダイヤフラム(三角の薄いやつ)
●Oリング(埋まってるやつ)
を外します。
ダイヤフラムの裏側が錆なのかカビなのか
汚れていたのでブラシでゴシゴシ落としました。
こんなところに錆があるところを見ると
やはり水だったかもしれません。
7
中のオイル?汚れ?を取り除くとこんな感じになりますので、
赤丸の黒いピンを外します。
ネットを検索するとポンチで外すそうです。
自分は一般工具しか持っていないので作業中断。
ちなみにピンのサイズは
外径2mm
内径1.5mmです。だいたい。
ピンを押す専用のピンポンチというものを
Amazonで買いましたら。
ここら辺の部品はとても重要なので
傷つけないように気をつけてください。
8
ピンが抜けたら側面の半月状の部分(スプリング用のステーが付いてたところ)を引っ張って取り外します。
ここは結構硬いのでウエスを当てて
プライヤーでぐりぐり外しました。
ネジ山を潰さないように注意が必要です。
後半に続く。
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