アイドリングが下がらない?
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冬季のコスモとの触れ合いはエンジンをかける事だけ・・^^;
いつものようにエンジンをかけて水温が上がるまで十分に暖気してアイドリングも安定・・アクセルを踏んで回転を上げて少しづつアクセルを戻した時の事・・アクセルを完全に戻してもなぜか回転数が下がりません。
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減速デバイス(第2コースチングバルブ、コースチングリッチャ)が効いたままになっているのでは?
画像は第2コースチングバルブのエア吸入口です。
指で塞ぐと吸い付きます、そしてすぐに吸い込みは収まり同時に回転数が下がりました、やっぱり減速デバイスが効いたままになってるな・・。
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回転を上げてアクセルを戻すと、やはり回転数が高い・・第2コースチングバルブが作動しているので入力端子を調べると当然ながら入力があります、コースチングリッチャの入力も同じくあります。
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ところが配線のコネクターを抜いた状態で車両側端子の入力を調べるとアクセルオフで回転が下がるとオフになり正常です、コースチングリッチャーの方も同じです。
なぜか・・コントロールユニットからの入力はエンジン回転数が1100以下になると第2コースチングバルブとコースチングリッチャーには回路が接続されないようになっています。
コネクターを外して減速デバイスが作動しないようにするとアイドリングが1100以下になるので(アイドリング調整が正しければ)第2コースチングバルブとコースチングリッチャーの車両側端子には入力が出ないというわけです。
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ちなみに、これが第2コースチングバルブ。
減速時にインマニにエアを供給します。
ところで・・なぜ減速デバイスが作動したままなのか。
減速デバイスの作動条件はアクセルオフでエンジン回転数が1100回転以上の時です。
この時の赤コスモはエンジンが十分に暖まりアイドリングがメーター読みで1000回転位を指していました。
ちょうど減速デバイスの作動する回転数と重なってしまったようです、するとアクセルはオフになっているので減速デバイスが作動して回転が下がらなくなったのですね、アイドリングの回転数が高くて1100(100回転位の作動回転誤差がある)近辺だった事、アクセルを一気に戻せば減速デバイス作動回転数より下がって減速デバイスが作動しなかったかも知れませんがアクセルをゆっくり戻した事で、たまたま作動回転数のところまでしか回転が落ちなかったという、ちょっとシビアな?偶然が重なったようです^^;
アイドリングを少し下げて解決・・たったこれだけの事ですが今後の参考にと、今回は減速デバイスの作動を一通り調べてみました^^;
あと、アイドリング調整の他にアクセルスイッチの調整もしておきました。
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減速デバイスの作動に欠かせないのがキャブレターに付いているアクセルスイッチ(アイドルスイッチ)です。
アクセルオフ時に減速デバイスに入力が来ていたのでスイッチの作動は正常です。
点検はテスターで導通を確認します、アクセルオフ時に導通し、ほんの僅かにスロットルを開いた時(開いているかどうか位のシビアな位置)で導通が切れるのが正常です。
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アクセルスイッチの調整スクリューです。
このスクリューを回してアクセルオフ時の導通とスロットルをほんの僅かに動かして導通が切れるようにテスターを見ながら調整します。
この導通が切れるか切れないかの位置を探すのは少々シビアなので何度も確認して確実に調整します。
ちなみに、この赤コスモ・・私が入手した当初はこのスクリューの調整がメチャクチャでスクリューがスロットルを押していてアイドリング時にスロットルが少し開いた状態になっておりアイドリングが1600回転以下に下がらない状態でした・・^^;
今回はアクセルスイッチをもう少しシビアに調整しておきました(^^)
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調整を済ませてエンジン回転を上げてスロットルを戻し、端子の入力状況を点検します。
結果は良好で回転数も正常に下がるようになりました(^^)
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